都内に5ヵ所しかない、「東京本染」の染物工場では、ゆかたと手拭いの生産がピークを迎えています

5月17日、土曜日、晴れ

千葉県習志野市の「谷津バラ園」で、バラを撮ろうと思ってましたが、昨日の読売新聞を見て予定を変更しました。
「涼やか粋な色彩」というタイトルで、足立区花畑の「旭染工」を大きな写真入りで、取り上げていたからです。

自宅出発は9時、「旭染工」では敷地内に天日干しのため所狭しとつるされてるはずの1本12mの生地が、1本もはためいていません。

そうか土曜日はお休みだったのか。「がび~~ん!!」、昨年は土曜日も操業してたので、やってるものと勝手に思い込んでました。
これは「ボウズ」、「スカ」という表現もありますが、「アホ」、「ドジ」という表現のがぴったりです。

というわけで、今日の日記は、昨年6月1日に同じ「旭染工」さんを訪問した時の日記に差し替えさせていただきました。
昨年6月はエキサイトブログに参加する前ですが、あらためて読んでみると、インタビューしたり、自分で調べたりで、結構頑張った日記を書いてました。

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足立区花畑二丁目、綾瀬川沿いに工場を持つ旭染工株式会社では夏祭りシーズンを前に、「東京本染ゆかた」の生産がピークを迎えています。(読売新聞朝刊1面)
最寄駅は東武伊勢崎線、竹ノ塚駅ですが歩くと30分以上かかりそうなので、駅からはタクシーを利用しました。
間違いなくここが新聞に出ていた旭染工なのですが、干されてるのは粋な図柄のゆかたとはちょっと違いました。

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敷地内に入り、中にいた男性に「写真を撮らせてもらっていいですか?」と聞くと、気持ちよく「いいよ~」と答えてくれました。奥の工場をのぞくと男性が「注染」をしていますが、手拭いみたいです。

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旭染工は昭和30年創業の染物工場で、「注染」という伝統的な本染めの技法を用いて、東京本染ゆかたや手ぬぐいを染め上げています。
布に型紙で染めない部分にのりを付け、乾燥後、染める部分には土手を作り、薬缶(やかん)を使って土手の内側に染料を注ぎ、染め上げます。
水洗いを終え、脱水機に入れようとしてるところです。

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ご覧のようにあまり綺麗な工場ではありませんが、「注染」で染め上げられたゆかたや手ぬぐいは、布の芯まで染まり、柄が鮮やかで色褪せしにくいことが特徴だそうです。
工場内は奥の方で「注染」、手前が水洗いの工程です。久しぶりに一眼レフを構えたのですが、工場内は暗くてピントがあいまい、そして左のカガミに自分が写ってることは
自宅に帰ってから、現像で明るくしたら気がづきました。信じられないドジ!!

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地上15mはありそうな物干し台でゆかたの天日干しが始まりました。

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こちらは手拭いみたいですが、作業をしてるのは女性です。

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旭染工によると、現在、同様の染物工場は区内では旭染工を残すのみ、都内でも5ヵ所ほどしかないそうです。

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乾燥を機械で行うと、「ふわっ」とした柔らかさがでないらしく、今でもこういう作業が行われてますが、これ下から見上げてるだけでも怖いです。

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工場では男女25人の職人が型付けや染色、水洗い、仕上げなど各工程を分業し、ゆかたや、手ぬぐいの生産に励んでいました。写真は出荷前のゆかたです。

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さてタクシーも待たせたままだし、そろそろ帰ろうとしたら、庭にいた若者が声をかけてくれました。「ここからの景色もいいですよ~」

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確かにいい風景ですね。

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旭染工の庭や物干しで、天日に干され、気持ちよさそうにそよぐ、ゆかたや手拭いは間もなく訪れる下町の夏を感じさせてくれました。

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自宅出発が10時、帰宅は12時15分。
歩いた距離はごく僅かで、撮った写真は63枚でした。
by tabi-to-ryokou | 2014-05-18 01:00 | 街撮り | Trackback | Comments(20)
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Commented by hagukitchen at 2014-05-17 20:05
へーっ
伝統工芸品大好き!
こういう仕事されてるかたも尊敬します。

で、写ってる~っ(ノ´∀`*)
上手い写りかたされましたね。顔が全く見えませんがー。

で、この布を仕立て屋さんが仕立てるわけですね。
やっぱり浴衣は紺に白の色合い、若しくはその逆が
素敵かなー、って、持ってるものは違うので、
いつか、お気に入りを買いたいと思っています!
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-05-17 22:15
にこりさん、こんばんは
「注染」で染め上げられたゆかたや、手ぬぐいが天日干しされて反物になるというのは、いい感じです。
京都の「友禅染」よりも、江戸の糊を使う「糊防染」のが先だったので、江戸の職人の技術力は相当高かったわけです。
「写ってるけど顔が見えない」写真は、暗い工場で15枚くらい撮った中に1枚混ざってました。
当時は本当に下手糞だったという証拠写真ですね。
紺に白か、白に紺ですか。藍染の着物は神田の紺屋町が江戸染色の中心地で、安藤広重や葛飾北斎の浮世絵にも描かれました。
紺屋町で一句ひねると、「紺に染め 愛しき人と 紺屋こそ」 なんてどうでしょうか。
Commented by Minoru at 2014-05-17 23:12 x
こんばんは。今回も纏めてブログを拝見させていただきました。 とても素晴らしいの一語に尽きます。
 マクロの花之写真も、ほれぼれと見ています。今日もブリッジ、明日もブリッジの試合で、ようやく旅行のブログを書いてから、訪問させていただきました。
 三社祭りの写真も楽しみにしています。
Commented by photo-kioku at 2014-05-17 23:47
とても撮り甲斐がある被写体ですね!!
タクシー待たせたままって(笑)落ち着いて撮れないですよぉ^^

風を感じる作品ですね!
ステキです!!
Commented by umisanjin at 2014-05-17 23:50
わぁ~ 旅プラスさん発見~♪ で、、2枚目にも、男性の右に、顔が
映ってますが、、、これって、、@@;;;;
Commented by bulanchan at 2014-05-18 05:51
旅プラスさん☆
おはようございます。
素晴らしいですね^^
なかなか、こう云った染物工場なんて、見られる機会もないので、感激しておりました。。アングルも斬新で良い写真ですねヽ(^。^)ノ
何より、勉強になりました。
Commented by hagukitchen at 2014-05-18 07:01
はい!お見事~^^

で、今見たら、旅プラスさん・・・相当痩せてますね!
私の手首と見比べてしまいました。^^
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-05-18 07:59
Minoruさん、おはようございます
さすが優勝チームは気合も入ってますね。
もしかしたら次は都大会ですか。頑張って下さいね。
函館に行かれてたんですね。今から三社祭りに出かけるので後程、ゆっくりと訪問させていただきます。
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-05-18 08:03
kanechan、おはようございます
そうなんですよ。このタクシーを帰してしまうと駅まで30分、歩かねばいけないので、待っててもらいました。
確かに気になるし、落ち着かないですね。
土曜日の三社祭の様子を拝見させていただきました。祭りの活気が溢れてますね。
いつも参加者の笑顔を引き出してるところが上手だなと感心してます。
僕は今から出かけますが、頑張って撮ってきます。
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-05-18 08:09
海山人さん、おはようございます
>2枚目にも、男性の右に、顔が映ってますが、、、これって、、@@;;;;
さすが、よくご覧になってますね。
自分でも気づきませんでした。
顔だとしたら位置関係からして、これは自分の顔ですね。
暗い工場なので、最初にISO感度を上げるか、露出補正をしとくか、すれば良かったのですが、
焦って十数枚撮ったら、こんなできでした。次回はもうちょっとしっかりと撮ります(笑)
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-05-18 08:17
bulanさん、おはようございます
工場内の写真はお恥ずかしい出来なのですが、高さ15mの物干し台を真下から撮れたのはちょっと興奮しました。
確かにあまりないアングルだし、1本12mの生地が風を受けてはためく様子は絵になりました。
もうちょっと上手く撮れなかったかな~、とここでも反省が入ります(笑)
7月上旬まで天日干しは続くので、あと1回行きたいのですが、土日が休みだと、ちょっとチャンスが無さそうです。
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-05-18 08:24
にこりさん、おはようございます。
>で、今見たら、旅プラスさん・・・相当痩せてますね!
はい、デブと言われたのは小学生の頃だけです。
今は170cm、61kgなので、日本人の平均くらい。
もし僕が防犯カメラに映ってたら、「その男は中肉中背の、どこといって特徴のない雰囲気だった」 と書かれるでしょうね。
今から浅草の三社祭に行ってきます。今日は頑張りますよ!!
Commented by kirafune at 2014-05-18 08:38
あ、旅ぷらすさんが映ってる!!
ちかくなのに、こちらは初めて知りました。
三社祭といい、天日干しといい、
旅ぷらすさんの好奇心旺盛なパワーには
いつも圧倒されます。
Commented by mische at 2014-05-18 16:30
旅プラスさん、こんにちは♪
ドキドキしながらじっくり見ちゃいました
風にはためく手ぬぐいと作業されてる方の様子
爽やかで気持ちいいですね
こうゆう光景はなかなか見ることができません
貴重なお写真ありがとうございます!
飛び込みでお声をかけられ撮られた旅プラスさんも凄いです!
海山人さんのコメント読んで、更に念入りに見ちゃいました(笑
旅プラスさん、若い!(°°;)"((;°°)
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-05-18 19:52
kirafuneさん、こんにちは
はい、顔写真はブログ初公開。
・・・と言っても、あまりきれいでないガラスに、ピンボケで映ってるだけ。
そういえば足立区花畑と言えば、そう遠くないところですね。
去年は忙しかったのか、土曜もフル操業でしたが、今年は土曜に干さなくてもいいみたいで、
染色作業が減ってるのではないかとちょっと心配です。
好奇心旺盛なのは、閑だから。なので、今後もずっと好奇心旺盛だと思います。
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-05-18 20:05
micheさん、こんばんは
多分、この工場の中に入って行く人も少ないと思います。
タクシーの運転手さんも、会社名をご存じなくて、僕がメモに書いて行った住所を頼りに、二人でこの工場の場所を探しました。
写真に写った服装を見ると、僕の持ってる一番いいシャツを着てますね。Tシャツやポロシャツだとうさんくさいかなと思い、
スコッチハウス社の綿シャツを着て行きました。飛び込みで声をかける時と、空港でのチェックインで、アップグレードが
期待できそうな時は、一番いいシャツとジャケットを着て行きます(笑)
>旅プラスさん、若い!(°°;)"((;°°)  
ありがとうございます。次回も気分よくまた自分の写真をアップします。 え、「もういい??」    ですよね。
Commented by umisanjin at 2014-05-18 23:28
え?そうなんですか、、、でも、カメラを構えてませんよね、、、???
もしかして、、心霊 @@;;;;;;;;
Commented by rie0412h at 2014-05-19 07:06
お勉強になります ♪
最近 着物 を 着ていないので
着たくなりました 〜 ^^ ♡
浴衣 も 箪笥の上の方に あげておこうかな ... なんて
思ってみたり ♪
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-05-19 08:14
海山人さん、おはようございます
2枚目の、注染をしてる男性の左手の、右横??
人が写ってるのか、後ろの機械が写ってるのかよくわからないのですが、顔に見えますね。
この日は、僕の背後霊が付いて来てたのかもしれません(笑)
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-05-19 08:30
チェルママさん、おはようございます
お着物の写真、待ってます。
でも昨日のバラ園の洋装も素晴らしかったですよ。
祭りは来月の鳥越まつり、7月の東京大神宮、8月の富岡八幡宮と続き、花火は6月が横浜、7月が隅田川です。
チェルママさんのところからは、どこも遠そうですが、浴衣の出番が続きますよ。
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