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旅プラスの日記

趣味は旅と写真とサファリ。エキサイトブログは10年目になります。 世界遺産が好きで、合計200ヵ所以上の世界遺産を廻り、訪問した国は58ヵ国になりました。ブログの更新は毎日1回、ネタがあると2回。インスタグラムも毎日、癒しの動物写真・野鳥写真を投稿しています。気軽にお立ち寄り下さい。  https://www.instagram.com/tabi.plus/  ← インスタグラムのURLです。 


by 旅プラス

イスタンブールの観光御三家、そしてトルコの歴史を象徴するアヤソフィア(イスタンブール、その16)

アヤソフィアはビザンツ建築の最高傑作でありながらも、時代とともに、その姿を変え、トルコの歴史を象徴する建造物となりました。

西暦360年に東ローマ帝国のコンスタンチウス2世によって、建てられましたが、火災や暴動により破壊され、現在の大聖堂はユスチニアヌス1世により573年に再興されました。

ギリシャ正教の総本山として長く君臨しましたが、1453年にこの地がオスマントルコの攻撃で陥落すると、大聖堂からモスクに改められるという運命をたどりました。

こちらがアヤソフィアの正面です。

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ヨーロッパの大聖堂が、10世紀からのロマネスク建築、12世紀後半からのゴシック建築であるのに比較すると、573年にこの大聖堂が完成したというのが驚きです。
4本のミナレットがありますが、別々のスルタンによって建立されたので、デザインが異なります。
トプカプ宮殿前の広場から見たアヤソフィアです。正面と違い、こちらの側面は薄汚れていて、あまり綺麗とは言えません。

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アヤソフィアが博物館になったのは、1931年にアメリカ人の調査隊が、壁の漆喰の裏に、キリスト教のモザイク画を発見したからで、
アヤソフィアがビザンツ時代の遺跡として脚光を浴びることになったからです。
時のトルコ大統領が、翌年にアヤソフィアを博物館として一般公開することを決めました。
中に入ると側廊、それからドームがある身廊と続きますが、まず側廊の天井にびっくりしました。紀元573年の輝きです。

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アヤソフィアのドームは高さ56m、直径31mで、世界最大級であり、現存するキリスト教会としては世界で4番目に大きな教会です。

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生憎、博物館に入って左側の半分が修復工事中でした。天井には漆喰が塗られ、また剥がされたような跡が残ります。

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写真がまだ沢山あるので、次回に続きます。
Commented by bulanchan at 2014-07-11 18:13
旅プラスさん☆
すごい写真ですね!
最後のは、特に迫力のアングルです。

アヤソフィアの中は、その美しさに魅せられます。
また4本のミナレットが、それぞれ異なったスルタンが建立されたと云うのも大変勉強になりました。ただ漠然と綺麗だな、、何て見ていた物も、見逃しが多かったようで反省と、今後の見方が改められますよ(^_^;)
希少で素晴らしい写真に感謝です。
Commented by ayayay0003 at 2014-07-11 18:17
こんばんは^^
アヤソフィアが573年からあるなんて信じがたいですね~(@_@;)
トルコといえばイスラムという固定概念があるので
これがキリスト教会だったのが不思議な感じです。
でもオスマントルコに征服されてモスクになったのに建物は残り
使われたのはコルドバのメスキータと同じですね~
宗教的な建築物は壊さずに違う宗教になっても利用するというのは
合理的、建設的でいいですね~(^-^)
修復中というのは残念ですが、修復しないともちませんものね!
ドームの部分はどうやって572年につくられたのか不思議です♪
続きのお写真もとても楽しみです~☆
Commented by kaorunchoko at 2014-07-11 19:58
❤旅プラスさん こんばんは!
今夜もとっても綺麗な写真に感動です❤ドームとステンドグラスに憧れちゃいます❤
もっとちゃんと歴史的背景などを、勉強してからじゃないと、
海外旅行って勿体ないですね(^_^;)
あぁ~もっと若い時にちゃんと勉強しておけば良かった・・・今じゃ覚えられないです(^_^;)

↓ 大きいほうずきですね!お盆の飾りに見た記憶が・・・
祖母に貰ったほうずきはビー玉位の小さい物でした。タネをほじって出して、ブーブー鳴らし記憶が・・・
海ほうずきって言うのもありましたよね(江の島?)今でもあるのかな~
「ほうずき」ってキーワードでも、沢山の記憶が浮かびますね。記憶って面白いですね(#^.^#)
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-07-11 20:09
bulanさん、こんばんは
最後の写真は所々漆喰が見えたり、工事用の足場が見えたりですが、アヤソフィアの2014年と言う意味では、
現状を現している写真です。
下から2枚目の写真や、1枚目の外観の写真は、そこそこ綺麗なのですが、
歴史により過去が否定され、また何百年かたって、今度はその過去が否定されという歴史の中で、
1500年も存在し続けた教会というのは、とても重みがありました。
漆喰が見えたり、それをまた剥がしたあとが見えたりするのですが、それも歴史だと思えば理解できます。
タイトルに観光御三家と書きましたが、歴史をずしりと背負い、その影響を一番受けてきたのがアヤソフィアなので、
観光御三家のトリに登場させました(笑)
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-07-11 20:27
アリスさん、こんばんは
>トルコといえばイスラムという固定概念があるのでこれがキリスト教会だったのが不思議な感じです。
そうですよね。古代ローマ帝国が支配した地域があまりに広大だったので、4世紀に東ローマ帝国と西ローマ帝国に分かれました。
その東ローマ帝国の首都が今のイスタンブールなので、15世紀にオスマントルコの攻撃でイスタンブールが陥落するまで、
ずっとこの地はキリスト教だったのです。

コルドバもローマ帝国の支配下にあった時はキリスト教だったのですが、8世紀から13世紀はイスラムの支配下になり、
13世紀のレコンキスタで再びキリスト教に戻りました。

何故かドームの天井を軽くする技術は、かなり昔から受け継がれてきたようです。
高さ56m、直径31mを側面の柱で支えるというのは、本当に不思議なのですが、何故572年にこれができたのでしょうね。
僕にも全くわかりません(笑)
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-07-11 20:50
kaorunさん、こんばんは
>あぁ~もっと若い時にちゃんと勉強しておけば良かった・・・今じゃ覚えられないです(^_^;)
実は僕も、なんにも勉強していません。言えることは、何年か前に塩野七生さんの「ローマ人の物語」全43巻を
読んだのですが、これがヘタな教科書を読むよりはるかに参考になり、紀元前から15世紀までの歴史がよく分かりました。
この本を僕は職場の人にも「面白いよ」と薦めたのですが、読破した人は少なかったですね。
「ローマ人どうした??」 と聞くと、「はい、今休戦中です」なんて答えで、そのうち「3巻で、終戦を迎えました」なんて言ってる。
3巻あたりで、ハンニバルが登場し、8巻でシーザーが登場し佳境に入るのですが、皆さんローマ人に興味がなかったみたい(笑)

>↓ 大きいほうずきですね!お盆の飾りに見た記憶が・・・
今は大きなほおずきが人気のようで、新聞には「大きな丹波ホオズキ」が売れ筋と書いてありました。
そういえば昔のほおずきはちっこかったですね。海ほおずきは音を鳴らして遊びましたが、確か、あれは巻貝の卵のうでした。
Commented by bulanchan at 2014-07-12 08:00
私も、だいぶ前から塩野七生さんの著書を読みたいと思いつつ・・・
何せ43巻ってきいた途端ドン引きですよ・・(^_^;)
それでも、好きなローマの話です。矢張りずっと頭のどこかにありましたね。ゆっくり読んでみようと思います^^
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-07-12 15:20
bulanさん、こんにちは
読むこつは、週に1冊とか、月に2冊と決めて、、ペースを守ることでしょう。
忙しいとつい休戦したくなるし、1ヶ月も空けると敗戦モードが漂うし。
僕の場合は通勤の片道で30分、往復で1時間、会社の昼休みに30分、夜寝る前に30分。
1日、2時間読んで、1週間で3冊を読んでました。それでも4・5ヶ月はかかりました。
特に紀元前の歴史はあまり分からないので、前半がしんどいです。
もし開戦する場合は、覚悟を決め、どっしり落ち着いて勝負してみて下さい(笑)
Commented by yoshi6x6 at 2014-07-12 16:19
こんにちは^^
すごく重厚で荘厳ですね@@
トルコはいつか行ってみたい所です〜^^
そう言えばギュル大統領は串本で一回だけ見たことあります^^v
いつか行ける時まで、屋台のドネルケバブサンドで我慢します(笑
Commented by 3740s at 2014-07-12 17:15
先ほどはコメントありがとうございました。

「旅プラス」楽しく拝見しております。
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-07-12 18:11
yoshiさん、こんばんは
>すごく重厚で荘厳ですね@@
1500年の歴史をずしりと感じます。
ヨーロッパの大聖堂は古くても500年とか700年の歴史しかないですから、イスタンブールは地政学的に恵まれてたし、
オスマントルコが破壊せずに、再利用したというのもラッキーでした。

イスタンブールやカッパドキアの、ドネルケバブサンドは、安くて美味しかったですよ。
昼飯はドネルケバブサンドとビールでもじゅうぶんです。でも3日続けると飽きるかもしれません。
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-07-12 18:21
パテオナベさん、こんばんは
いやあ、びっくりしましたよ。
あのマンションで、もう17年暮らしてます。
サラリーマン時代は3年か、4年に1回は引っ越しがあったので、ここにこんなに長く住むとも思わなかったのですが
住めば都になってしまいました。

パテオナベさんは会社も、仕事先も、自宅もお近くのようでいいですね。
我が家とも、ご近所ということで、よろしくお願いします。
Commented by 3740s at 2014-07-24 09:21
おはようございます。
確認、今致しました。
迫力ある写真、堪能しております。 (感)

こちらこそよろしくお願い致します。
by tabi-to-ryokou | 2014-07-11 15:56 | 旅行 | Comments(13)