いなせな職人が培った匠の技と伝統の工芸品を今に残す江戸下町伝統工芸館
2014年 09月 02日
下町の歴史と風土に育まれ受け継がれてきた伝統工芸品を紹介する台東区の展示館で、場所は浅草のひさご通りにあります。台東区立の工芸館で入場は無料。
1階の正面では匠の技を持つ職人さん達が紹介されています。
左側では匠の実演コーナーがあるのですが、先に2階から見学しました。
薬師寺東塔の20分の1の模型です。作は木地師の種谷吉次さん。
ガラスケースの中に置いてあるので、画像がイマイチでした。
伝統工芸品50種類、400点が、常設展示されています。
中でも「江戸指物」(外側に組手を見せず、金釘も使用せずに、板材を組み合わせてつくった、
箪笥・鏡台などの和家具)は、一つ欲しくなります。
1階に戻りました。土曜日と日曜日は伝統工芸品の製作実演があり、本日は「型染め」の藤本義和さん。
一言、お願いして写真を撮らせてもらいました。
「型染め」は織り上がった布地を染料で処理して加色する際,模様染するために、型紙その他の染型を用いる染色法。
染型には木型、金属型、紙型があります。同じ模様を量産する時の手法として使われてきました。
日本人特有の多彩な染色技法は海外に流出せず、独自の進化をとげました。
これは全部「型染め」による作品です。
藤本さんが手に持っている型紙は100年以上、大事に使われているそうです。
私以外にも興味を持って見てる人が、3人くらいいて、1人は財布のようなものを買ってました。
匠、藤本さん、そして手前には作品の数々。
お洒落なシャツを着てられますが、これも型染めの作品でしょうか。
浅草散歩の楽しいひと時でした。
江戸下町伝統工芸館があるのを初めて知りました~
そして「型染め」という日本独特の染めがあることも・・・
今見てもオシャレな柄ですね!
日本には、独特の素晴らしい伝統工芸がたくさんある・・・とはなんとなく思ってましたが、具体的にどんなもの?といわれると分かりません。
こういうところがあると勉強になりいいですね(*^_^*)
ほんとうに、金釘を使用しない和家具ほしくなります♪
東寺の五重塔も確かこのように建築されていると説明を受けたような記憶があります。
日本が誇る伝統技術は、ほんと素晴らしいです~☆
いいところを紹介していただいてありがとうございます(*^_^*)
型紙100年以上も前の物なんですね!
以前、江戸小紋の型紙、スッゴイ昔からの物を、
大切に使っているって話しをTVで見て、感動しました!
こちらの匠も、そんな伝統を守る一人なんですね!
素敵な柄が沢山ありますね~私の好きな柄が沢山❤
多分帯なんでしょうが・・・着物は中々着る機会もないので、
テーブルライナーとして欲しいな~(*^^)v
素敵な東京情報!ありがとうございました~ヽ(^。^)ノ
>>日本には、独特の素晴らしい伝統工芸がたくさんある
そうなんですよ。型染めもそうですが、江戸錦屏風絵・提灯・東京打刃物・江戸まとい・江戸刺繍・指物・江戸簾、
江戸押絵羽子板・江戸切子・仏壇とかもあって、実際にはこの倍くらいの伝統工芸が受け継がれてるそうです。
>>ほんとうに、金釘を使用しない和家具ほしくなります♪
そうでしょう。僕も欲しくなりました。
年に2回、ここの展示物のオークションがあって、入札期間内に金額を書いて、入札箱に入れておきます。
一番高い入札者が落札するという、一発勝負なので面白そうですよ。
>>凄~い☆ 良い取材をしてますね
ありがとうございます。
土日は取材に命をかけてますから。
嘘ですよ。一応計画は立てますが、雨が降ったらすぐ行くのを止めちゃいます。
こういうちょっとした展示館は下町に沢山あります。
規模の大小はありますが、深川江戸資料館、下町風俗資料館、変わったところでは柴又の寅さん記念館も人気です。
どこも行ったとこばかりですが、日記のネタが無くなったら、過去ネタの再登場があるかもしれません。
>>以前、江戸小紋の型紙、スッゴイ昔からの物を、大切に使っているって話しをTVで見て、感動しました!
そうなんですよ。ちょっと触らせてもらったのですが、型紙って意外と固いです。
大事に使えば100年持ちそうです。
藤本さんも型紙を1回使うと、本当に丁寧にゴミを取って洗うと言ってました。
>>多分帯なんでしょうが・・・着物は中々着る機会もないので、テーブルライナーとして欲しいな~(*^^)v
もうちょっと値段も聞いて来れば良かったですね。買う気が無かったので撮影に集中してました。
僕は藤本さんの着てるシャツがお洒落なので、興味があったのですが、展示コーナーは反物と傘ばかりでした(笑)
型染め の 職人さん は 土日のみ ... 。
お品 は いつでも 並んでいますか ?
見に行ってみたいです 。
ちょっと お小遣い を 持って行ったほうが
... 良さそう *^^*
実演は土曜と日曜ですが、職人さんは順番で実演に登場するらしく、型染め職人さんの次の出番が
いつなのか、HPには出てなかったです。
ちなみに9月は
https://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/shigoto/jibasangyo/kogeikan/jitsuen26-9.html
10月は
https://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/shigoto/jibasangyo/kogeikan/jitsuen26-10.html
でした。
>>ちょっと お小遣い を 持って行ったほうが
いえいえ、そんな高いもんは置いてなかったです。
一緒に見てて、なにかを買った男性も千円札が2・3枚の範囲でした。
上記のURLを時々見ていただくと、また藤本さんの出番があると思います。
粋でいなせな下町の職人さんの伝統文化は、国の誇りですね。
素晴らしいです!
型染め・・・INDONESIAのバテイックを思い出しました~♪
向こうでは、伝統的な色・柄を型染め、手書きをろうけつ染めにしております。アジアの文化は、陸のシルクロード、海のシルクロードのように、
何処かで何かしらの接点が有り、似かよった文化が生まれてますね。
それから更に、独自のネイテイブな文化が生まれる。
素敵ですね。
>>型染め・・・INDONESIAのバテイックを思い出しました~♪
バティック・プリントも、インドネシアの島々によって、様々な模様があるみたいですね。
そして、日本のプリントとも違うのは、歴史と文化の違いですね。
バティックはろうけつ染めだと思いますが、子供の頃、親父に連れられて、ろうけつ染めの工場を訪問したことがあります。
勿論日本の工場ですよ。臭いが強かったのと、手間隙がかかる仕事だな、ぐらいしか記憶にありません。
昔の反物は全て手作りだったので、高価でした。
インド、中国、日本は文化でも繋がってますが、仏教、工芸、食べ物、お花でも繋がってます。
食料品で交易があっても、料理は違うというのも面白いですね。