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旅プラスの日記

趣味は旅と写真とサファリ。エキサイトブログは10年目になります。 世界遺産が好きで、合計200ヵ所以上の世界遺産を廻り、訪問した国は58ヵ国になりました。ブログの更新は毎日1回、ネタがあると2回。インスタグラムも毎日、癒しの動物写真・野鳥写真を投稿しています。気軽にお立ち寄り下さい。  https://www.instagram.com/tabi.plus/  ← インスタグラムのURLです。 


by 旅プラス

モロッコの世界遺産その6 (北アフリカ最大のメディナ、マラケシュの旧市街)

マラケシュは1062年に北西アフリカの統一王朝であるムラービト朝の首都として建設されました。

その後、交易の中心、商工業の中心、学問の中心となって発展を続け、歴史・遺跡・人間が集約されたモロッコの縮図となりました。


12世紀半ばに建てられたクトゥビア・モスクのミナレットです。高さは77mあり、モロッコで最も美しい塔と言われます。

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バヒア宮殿です。宮殿と言っても、お金持ちの大臣が、4人のお妃と、多くの愛妾たちのために建てた宮殿で、繊細なタイル細工が有名です。

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狭い入口を入り、噴水のある中庭に来ると、ここからがお妃の部屋です。

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天井はアトラスシーダー材の細密画で覆われており、柱には彫刻が、そして壁や床部分には細かく色タイルが敷き詰められていますが、
天井部分の細密画はアルハンブラ宮殿にも勝る芸術作品です。

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お妃の部屋の天井です。
4人のお妃の部屋を公平に廻っていたのか、興味はつきませんが、天井は素晴らしいです。

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もう一人のお妃の部屋の天井です。
通訳が「お妃以外に愛妾が24人」と説明しましたが、うらやましいですね。それにしても、天井が素晴らしい(笑)

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世界最大とも言われるスークを見学しました。
フェズのスークよりは道幅がちょっと広いので小奇麗に見えます。

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やはり、ぎょっとする食料品の店もあるし、

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子供服や子供用品の店もあります。

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物が豊富でなんでもあり、人間もロバも混雑の中を縦横に行きかいます。

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スークを出て、ジャマ・エル・フナ広場にやってきました。
直訳すると「死者たちの広場」、かつては公開処刑場があったそうです。

屋台では種々雑多な食べ物を売り、大道芸のパフォーマンスがあり、混沌とした賑わいの中に、モロッコの全てが、凝縮されたような広場です。
煙が見える辺りは屋台の食堂が集まっている一角です。

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ジュースの店は多くて、この広場で人気ですが、

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何なのかよく分からない得体の知れぬ食べ物も屋台で売ってます。そして買って食べる地元民がいます。

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ここは香辛料を売る店です。
食べ物を焼く匂いと、香辛料の匂いが混ざり、一種独特な臭気なので、「早くここから出たい」と言い出す女性もいました。

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ジャマ・エル・フナ広場も夕暮れ時で、クトゥビア・モスクのミナレットに夕日が沈もうとしています。

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ここからホテルまでは馬車で見所を通りながら帰ることになりました。

マラケシュは赤茶色の土壁や、ピンクのモルタルで塗装された住宅や建物が多く、夕暮れ時のピンクに染まる通りを走り抜けました。

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1日かけてスークや広場を彷徨うと、もっとエネルギッシュでエクサイティングなマラケシュに迫れると思いますが、
日頃都会で暮らしてる我々には、全くの別世界なので半日観光でも十分でしょう。

ちなみにマラケシュ旧市街は1985年に世界遺産に指定されました。



Commented by hagukitchen at 2014-09-25 17:58
確かにハーレムは気になりますね。
でもなぁ~…

私はお店が興味津々。
何が売られてるの~?
何に使うの~?
面白そうでホームステイしてみたいです。
でもなぁ~…
ちょっとコワイです。
言葉ができないからですね。
Commented by tatuotoko0406 at 2014-09-25 18:47
こんばんは。
4人のお妃に、多くの愛妾かあ・・・
それはそれで大変だろうなあ・・・

ボクは若い娘たちに気っぷの良い、安心なオジさんでいいや。
えっ? 無理?
Commented by blue-lulubul at 2014-09-25 19:13
「マラケシュ」名前からしてエキゾチックですね。私には物語の世界です。いつも有り難うございます。
Commented by roseyrosey at 2014-09-25 20:11
こんばんは。
モロッコも行ってみたい国のひとつなので、とても興味深く
拝見しています。それに、下手なガイドブックより写真が
いいし、解説もわかりやすくて、予習にぴったりです(^^)v

タイル装飾も、トルコとはまたひと味もふた味も違っていて
砂漠の国らしい色使いだなと思いました。
広場の匂い、市場の匂い、雑踏の匂い、国によっていろいろですね。
でも、それが記憶に残って、映像と匂いがリンクするのが面白いです。
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-09-25 20:33
にこりさん、こんばんは~
>>確かにハーレムは気になりますね。でもなぁ~…
女性から見ればハーレムは、でもなぁ~ですよね。
極めてまともな「でもなぁ~」です(笑)

モロッコは2004年まで一夫多妻制が法律でも認められてました。
理由は男が戦死するので、女性がだぶつく。でもモロッコには女性の職場が無かった。
なので裕福な男は4人まで、女性を奥さんとして養ってもいいとした。
ということで社会的合理性があったわけです。

でも男から見ると、1人と結婚して一緒にいるだけで大変なのに、4人もいたらどうすんの??
・・・・という話で、きっとオレさん ↑ も引けてると思います(笑)

>>私はお店が興味津々。何が売られてるの~?何に使うの~?
見て楽しいが90%、見てゲエェェェ~~が10%でしょうか。
ホームステイして見るのは賛成ですが、あの広場を歩くだけで、へび使いのあやつる、コブラのダンスが目に入るし、
コブラとは目と目が合うし、眠れぬ夜を過ごすかもしれませんよ。
Commented by ayayay0003 at 2014-09-25 20:40
こんばんは。
一番最初のミナレット美しいです~♪
バヒア宮殿のお妃さまのお部屋の天井の細密画が素晴らしくて
他のものは霞んでしまいそうです~(笑)
4人の妻までは解るとして25人の愛妾は…?です~(笑)
イスラムの世界は凄い~☆(*゚∀゚)
タイルの壁や床も色使いは独特で素敵~☆
確かにアルハンブラ宮殿に負けてないですね~♪
私的には、香辛料とか買って帰りたいかな(*^^*)
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-09-25 20:41
オレさん、こんばんは
>>4人のお妃に、多くの愛妾かあ・・・それはそれで大変だろうなあ・・・
そうですよ。無理!!無理!!
身体がもたない(笑)
日本男児は一夫一妻を貫き通しましょう。

>>ボクは若い娘たちに気っぷの良い、安心なオジさんでいいや。えっ? 無理?
う~~~ん、安心なオジさんというところに、かなり我慢があるような(笑)
まあ、自然体がいいんじゃないでしょうか(笑)
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-09-25 20:55
blue-lulubulさん、こんばんは~
>>「マラケシュ」名前からしてエキゾチックですね
なんか、「マラケシュ」は北アフリカ、という語感がありませんか。
僕が北アフリカを連想するのは
映画のカサブランカ
カミュの異邦人
ナイル川、サハラ砂漠
クスクス、タジン鍋
それからラクダでしょうか。

>>私には物語の世界です
アラビアンナイト(千夜一夜物語)はペルシャですが、その舞台は今日の写真のような世界だったようです。
壮大な歴史絵巻ですね。
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-09-25 21:04
roseyさん、こんばんは~
>>それに、下手なガイドブックより写真がいいし、解説もわかりやすくて、予習にぴったりです(^^)v
ウワアァー、ありがとうございます。そうおっしゃっていただけると本当に嬉しいです。

>>タイル装飾も、トルコとはまたひと味もふた味も違っていて砂漠の国らしい色使いだなと思いました。
イスラム文化が色濃く残ってました。門も、建物も、部屋も本当にきれいな装飾が施され、
それがキンキラキンではなくて、意外とシックだったので驚きました。

>>広場の匂い、市場の匂い、雑踏の匂い、国によっていろいろですね。でも、それが記憶に残って、
そうなんです。マラケシュを訪問して、この臭いというか、香りを経験すると、二度と忘れないと思います。
景色よりも、臭いのが強烈ですからね。
モロッコにもし行かれるようなら、絶対にはずせないのが、フェズとマラケシュです。
もう強烈な光景と臭いが、記憶に焼き付きますよ。
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-09-25 21:18
アリスさん、こんばんは
>>バヒア宮殿のお妃さまのお部屋の天井の細密画が素晴らしくて他のものは霞んでしまいそうです~(笑)
これ本当にきれいなんです。
イスラム文化圏は、結構あちこち旅しましたが、こんなに精密できれいな細密画は初めて見ました。
確かスペインのアルハンブラ宮殿にも似たようなのが、あったと思うのですが、近々再訪しようと思ってます。
黙ってましたが、明後日の土曜日に出国します(笑)
日々、日記で報告しますが、アルハンブラ宮殿に辿り着くのは10月6日頃でしょうか。

>>4人の妻までは解るとして25人の愛妾は…?です~(笑)
まさに徳川家の大奥ですね。
将軍か、スルタンでないと大奥やハーレムに君臨できません。
まるで関係ない世界で、勝手にしろという感じですね(笑)
Commented by kaorunchoko at 2014-09-25 23:09
❤旅プラスさん こんばんは☆
それにしても、見事な細密画とタイルですね~\(◎o◎)/!
天井も凄いですね~感動しちゃいます!
お金持ちって、どんだけ、お金持ちなんでしょ・・・
スークもウロウロしてみたいです(またか・・・!)
あの金色のランプみたいな球体に、魅かれます❤
やばい、買って帰ってしまいそう(^_^;)
異国情緒たっぷりな世界!ご紹介いただけ、ホント楽しいです♫~

そうそう妻4人に、愛妾24人・・・凄いなぁ~お大臣様って(笑)
コワい、怖い、恐ろしや・・・(笑)
Commented by yk-voyant54 at 2014-09-26 02:08
マラケシュはいちばん好きな街です。広場を見下ろすカフェが好きだった。
下の屋台で食事して・・・よく考えたら、こんな所に女子ひとりが
ごはんを食べてるって、やっぱり変だったかな?
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-09-26 05:58
kaorunさん、おはようございます
>>お金持ちって、どんだけ、お金持ちなんでしょ・・・
昔は中産階級って、なかったから。大金持ちと、その他の貧乏人が大勢という構図だったんでしょうね。

>>あの金色のランプみたいな球体に、魅かれます❤
下から7枚目の写真ですね。
あれ、なんだかよくわからないんですよ。
形はランプなんですが、穴が開いてなくて、上に蓋が付いてます。
水か油でも入れとくんでしょうか。

>>そうそう妻4人に、愛妾24人・・・凄いなぁ~お大臣様って(笑)コワい、怖い、恐ろしや・・・(笑)
コワイ、怖い、でも羨ましや・・・・(笑)
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-09-26 06:16
ボヤントさん、おはようございます
>>マラケシュはいちばん好きな街です。広場を見下ろすカフェが好きだった。
下から2枚目と、6枚目は、そのカフェから下を見ながら撮りました。
もう行き交う人の多さに圧倒されますね。

>>下の屋台で食事して・・・よく考えたら、こんな所に女子ひとりがごはんを食べてるって、やっぱり変だったかな?
そりゃあ珍しいでしょうね(笑)
あそこの屋台の食べ物は、地元の人が食べても大丈夫でしょうが、我々が食べたらお腹をこわしそうです。
下から4枚目の写真は、なにかの動物の内臓らしいのですが、見ただけで、もう無理でした(笑)
よくまあ、あそこに長く滞在されましたね。たいしたもんです。
Commented by hagukitchen at 2014-09-26 07:23
なるほど。
そういう歴史的背景があるんですね。
養ってもらえるという。。。
シングルマザーは大変ですからね。
いい制度です。
あ、でも、子連れはダメなのかしらね?
なんだか、リアルに考えてしまいました(ノ´∀`*)

にしてもオレさん、安心なって、ねえ~?
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-09-26 08:48
にこりさん、おはようございます
>>そういう歴史的背景があるんですね。養ってもらえるという。。。
社会的合理性ですね。

>>あ、でも、子連れはダメなのかしらね?なんだか、リアルに考えてしまいました(ノ´∀`*)
なんでまた、その質問??(笑)
今の世の中、重婚は認められませんが、もし困ってる母子がいれば、助ける男性もいますよ。

>>にしてもオレさん、安心なって、ねえ~?
麻雀では「安全牌」とも言います(笑)
Commented by niji-no-iro at 2014-09-26 15:49
お店がたくさんある市場のようなところを、スークというのでしょうか?
こういった風景はとっても興味があります。^^
モロッコ。いつか行ってみたいですね〜。
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-09-26 16:52
蒼さん、こんにちは
>>お店がたくさんある市場のようなところを、スークというのでしょうか?
はい、スーク = マーケット = 市場です。
アラブ世界では、スーパーもコンビニも無いので、スークで買い物をする人が殆どです。
だから、もうなんでも売ってます。

>>こういった風景はとっても興味があります。^^
スークは車が入れないので、商品はロバか運ぶのが一般的です。
狭い道を、ロバが、ドケ・ドケ~って、感じで通ります。やな感じ(笑)でした。

>>モロッコ。いつか行ってみたいですね〜。
写真、撮る場所が沢山あります。
雄大な景色は、サハラ砂漠まで車で行きますが、日常スナップならスークが面白いです。
by tabi-to-ryokou | 2014-09-25 16:30 | 世界遺産 | Comments(18)