丹下健三氏が設計した東京カテドラル聖マリア大聖堂
2015年 04月 15日
4月11日の雨の土曜日に「東京カテドラル聖マリア大聖堂」 を訪問しました。
大聖堂を紹介する前に、故・丹下健三氏の作品をいくつか列挙します。
国立代々木競技場、1964年
赤坂プリンスホテル、1982年
サウジアラビア国家宮殿、1982年
横浜美術館、1989年
東京都庁舎、1991年
フジテレビ本社ビル、1996年
東京ドームホテル、2000年
東京プリンスホテルパークタワー、2005年
他にも彼が設計した建造物は沢山ありますが、ここでは紹介しきれません。
そして今日紹介するのは、東京カテドラル聖マリア大聖堂、1964年です。
1964年に彼はこの大聖堂と、国立代々木競技場が評価され、国内建築家の頂点にたち、世界にその名を知らしめました。
椿山荘の入り口から大聖堂を眺めています。
ここまで下がらないと、全景が撮れません。
本体は高さ39.4m、鐘塔は高さ61.7mあります。
鉄筋コンクリート造りですが、外装はステンレス・スチールとアルミサッシです。
教会の外壁にしては、ちょっと薄っぺらい印象も受けますが、十字状に伸びた構造は、空から見ると十字架を表現しています。
訪れる人は街路から真っ直ぐ進むのではなく、左に進み右に廻ってから、階段を上り聖堂に入ります。
日本の参道のように、歩みながら徐々に気持ちを整えるという伝統を意識した設計です。
ここまで歩くと、この聖堂の屋根の設計はやわらかい曲線であることがわかります。
HPシェル構造という最先端の構造技術が使われてるそうですが、専門家ではないので、どういう構造技術かはよくわかりません。
そして中に入りました。椿山荘に来るときに「教会があるなあ」 と存在は知ってましたが、実際にこの大聖堂の中に入るのは初めてでした。
もう説明の必要もないでしょう。素晴らしい聖堂でした。
内壁はコンクリートの打放し、側面には無色透明のガラスが嵌められて、外光を取り入れます。
内陣奥からこぼれる黄金色の光は、この聖堂の荘厳さを際立たせてるように見えます。
聖堂の一番後ろの席に座り、この建築家の凄さと、この聖堂の素晴らしさを見つめ、動くこともできずに、しばらくボ~ッとしてました。
丹下健三氏は2005年に91歳で亡くなりましたが、葬儀はこの大聖堂で行われたそうです。
この前の通りはタマに通るのですが、いやあ知らなかったです。
何となく建物は見覚えが有るので、目には入ってたのでしょうが・・・
中が素晴らしいですね!
ちょうど東京オリンピックのときの建立ですね。
普通に一般公開してるんですか?
私もそうですよ。
椿山荘に行く機会があるごとに、「なんか、変てこな建物があるなあ」と思ってました。
そのうちに教会だとわかり、最近になって丹下健三さんの設計だとわかったので、行ってきました。
1964年ですから、かれこれ50年もここに建ってるわけですね。
きっと何回か補修工事が行われてきたと思いますが、築50年とは思えないほど中は綺麗でした。
・・・・で、誰でも中に入れます。勿論タダですよ(笑)
日曜日のミサは信者でも、信者でなくても参加でき、ミサをやってない時間だったら、
中を自由に見学できます。
今度この前を通る機会があったら、覗いてみたらいかがですか。
信者でない私でも、この大聖堂の中では敬虔な気持ちになりました。
こんな近代的なカテドラルがあるなんて知らなかったです^^;
それも、日本人が50年も前に設計したなんて信じられません!
今見ても、全然古さを感じないモダンな建物ですね♪
中の光の取り入れ方が、ほんとに素晴らしいですね☆
内壁はコンクリートの打放しとは思えないです(>_<)
側面に無色透明のガラスが嵌められているだけで
このような光の入り方になるように設計されてるのだから、
まるで魔法のようですね(*^_^*)
素晴らしい建物の紹介ありがとうございます♪
いつか近くを通る機会があれば見てみたいですね☆
この教会は外から見る建物の印象と、中に入って正面を見る印象がガラリと違います。
私も外観は見てましたが、まさか中がこんな構造で、こんな光があり、こんな色彩だとは思いませんでした。
外ずらと、内ずらが違う典型的な例ですね(笑)
中の空間は大きいですよ。高さは40m近くありました。
西欧にもゴシックの教会は数多くありますが、外面は別としても、中の荘厳な雰囲気は
決してひけを取らないと思いました。
行く前にWIKIだけは見て行ったので、地下聖堂と、ルルドのマリア像があるのは頭に入ってましたが、
中に入り、聖堂を見た途端に全部忘れてしまいました(笑)
帰りの道で、そういえば・・・と思い出しましたが、もういいです。
部外者の分際で、1階の聖堂だけでも見れればじゅうぶんです。
ここに優しい思い出があるなんて素敵だなあと思います。
調べてみたら、この教会の設計は3者のコンペになり、丹下健三さんもその1人でした。
他の2人はどちらかというと箱型、つまり美術館のような形だったのに、
丹下健三さんはこのユニークな十字形が高評価で、ぐるっと回る「参道」も、「賛同」を得たそうです(笑)
そしてこの内面の美しさは、おっしゃるように魔法みたいです。
光をどこから、どう取り入れるかが、ここまで計算されてるとは驚きでしした。
椿山荘にでもいらっしゃる機会があれば、目と鼻のさきですよ。
1964年って、あまり覚えてないのですが、東京オリンピック、新幹線開通、ケネディ大統領暗殺、
王貞治さん55号ホームランと、大きな出来事が続いた1年でした。
坂本九さんの「明日があるさ」とか「幸せなら手をたたこう」とかが歌われてましたね。
私はもう鼻はたらしてませんでした(笑)
建造物って、設計者をキーにして追っていくと面白いですね。
私は丹下健三、安藤忠雄、隅健吾の、お三方に興味があります。
ここは、大将が気にしていたので、
帰って来てから見せてあげようと思ったら、
昨日は、遅かったんですよ( ̄▽ ̄)
しかし、スゴイ教会ですね!
上から見ると十字架って、言うのも凄い発想ですね(^-^)
内部も又厳かな雰囲気で、東京へ行ったら、行ってみたいです。
又、大将に見せてあげますね~(*^_^*)
東京ドームも丹下さんのデザインだったのですね。知りませんでした。
旅ブラスさんのブログは写真ブラス情報も知ることができてブラスが一つブラスされます。
又地下鉄からのコメントです。
字が小さくて誤字はあったらごめんなさい。
上から見ると十字架なんですが、これはヘリコプターをチャーターしないと見えないかも。
空からしか見えないといういうところは、ナスカの地上絵を連想しますね。
ナスカの地上絵は諸説ありますが、あの絵は宇宙人に見せるために描かれたという説に私は賛成です(^。^)
最後の写真は、大将にも見せてあげて下さい。
どこかに残響効果が7秒もある凄い聖堂なんだと書いてありました。
丹下さんが設計したのは東京ドームのホテルのほうでした。
東京ドームの野球場は竹中工務店と日建設計が建設しましたが、設計が誰だったのか、ちょっとわかりません。
あまり野球は見に行かないし、ドームホテルに入ることも無いので、
小石川後楽園で写真を撮る時に、いつも邪魔だなあ、なんて思ったりしてます。
そんなことを言ってたら、東京のジャイアンツ・ファンに怒られますよね(笑)
今日は地下鉄でお出かけですか。
文字を打ってて乗り過ごさないで下さいね(^。^)
斬新な教会デスネ~ェ☆素敵ですね~☆
「聖堂の一番後ろの席に座り、この建築家の凄さと、この聖堂の素晴らしさを見つめ、動くこともできずに、しばらくボ~ッとしてました。」←私もご一緒にボ~ッとさせて頂きましたよ~☆忙しく見させて頂かないで、時間をタップリとってもう一度、訪問させて頂きますね。
「丹下健三氏は2005年に91歳で亡くなりました」←凄い人がいるものですね。それをご存知の旅プラスさまも、凄いお人だと思いますよ。
ええ、本当に素晴らしい大聖堂でした。
何度でも見にいらして下さい。
もし東京にいらっしゃる機会がありましたら、この大聖堂もご覧になると、きっと感動されると思います。
訪問する前に、ネットで教会と丹下健三さんの、おおよそのことは調べました。
なので、丹下健三さんの生涯も知ってましたが、にわか仕込みの知識なんですよ(^。^)
実家そばなので、子供の頃はクリスマスによくおじゃましていました。
有名な方の結婚式も、よく行われていますよね(#^.^#)
空から見下ろすと十字架に見える造りで、荘厳だけどダイナミック。
心から素晴らしいと思います。
そういえばご実家が椿山荘の近くと、おっしゃってましたね。
ならば大聖堂の中に入られる機会も、何回かあったでしょうね。
きっと最後の聖堂内の写真は懐かしいんじゃないですか。
もっと地下聖堂とか小聖堂も撮ってくればよかったですね。
私はこの大聖堂を見て、感動してしまい、席に座り込んでしばらく動けませんでした。
なので中で撮った写真はこの最後の1枚だけなんですよ。
次に里帰りされたら無茶庵を楽しんできて下さいね(^。^)