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旅プラスの日記

趣味は旅と写真とサファリ。エキサイトブログは10年目になります。 世界遺産が好きで、合計200ヵ所以上の世界遺産を廻り、訪問した国は58ヵ国になりました。ブログの更新は毎日1回、ネタがあると2回。インスタグラムも毎日、癒しの動物写真・野鳥写真を投稿しています。気軽にお立ち寄り下さい。  https://www.instagram.com/tabi.plus/  ← インスタグラムのURLです。 


by 旅プラス

世界遺産(ポルトガルの旅、詩人バイロンが「この世のエデン」と讃えた町シントラ)

2012年1月20日の日記です。

最初にその日のメモ書きは、いかに。

1月20日、快晴、気温は最低が8度、最高が17度、湿度は45%でした

○ 朝5時半起床、7時からホテルで朝食をとり、その後メールをチェックし、インターネットをやっていたので、出発は8時40分

○ ホテルから近いロシオ駅まで歩いて、リスボンカードを買いました。12.25ユーロで電車、バスが乗り放題です

○ 列車で40分のシントラまで行き、シントラからは、15分毎に出るバスで三つの世界遺産を順に廻りました

○ 世界遺産の一つ目「ムーアの城跡」は城が高くて険しいところにあるので、登りが厳しい

○ 世界遺産の二つ目「ペーナ宮殿」はイスラム、ゴシック、ルネッサンス、マヌエルと建築様式が百貨店状態。でも建造物としては面白かった

○ 世界遺産の三つ目「王宮」はポルトガルの栄華の時代に建てられたので、とにかく豪華だった

○ 主要な見所を廻ったので、リスボン市内で「坂と市電」をテーマに写真を撮るか、ロカ岬まで行くか迷いましたが、リスボンカードがあるのでロカ岬まで行くことに

○ バスの所要時間はシントラからロカ岬までが35分、でもユーラシア大陸の西の果てまで行くことができました

○ ロカ岬は情緒的には感慨深いが、景色はただの海なので写真をどう撮るか迷いましたが、こればかりはどうしようもありません

○ ロカ岬には1時間いましたが、風が強すぎて散歩もできず、殆どの時間はCAFEでビールを飲んで時間を潰しました

○ リスボンに17時に戻り、リスボンでも有名なエレベーターに乗りました、サンタ・ジェスタのエレベーターは眺めも良く面白かったけど大混雑

○ これでポルトガルの全てのスケジュールを消化し、行きつけのレストランへ

○ このシーフードレストラン、結局5泊で5回行きました。名前はソラール・ドス・プレズントスです

○ ホテルへの戻りは夜の8時、夜は外には出掛けないので、ポルトガルの旅は危険も無く安全な旅でした


帰国後に、纏めた日記です

シントラはポルトガル初代国王アフォンソ一世が、12世紀にイスラム教徒から奪回した町。
以後、夏の離宮が置かれ、緑の山中に貴族や金持ちが移り住みました。

シントラまではロシオ駅から列車で40分ですが、駅からバスにも乗るので、全ての乗車がフリーになる12.25ユーロのリスボンカードを買うのがお得です。
シントラ駅から15分毎に出るバスに乗ると、最初が「ムーアの城跡」です。

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7~8世紀にムーア人によって築かれた城ですが、現在も残っているのは城壁だけ。
城壁の塔に登るとシントラの街が一望できますが、登り道はかなり険しいので、覚悟して登って下さい。

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ムーアの城跡から、次のペーナ宮殿はバスで一駅ですが、歩いても15分程です。
イスラム、ゴシック、ルネッサンス、マヌエルの各様式を寄せ集めた結果、このような外観となりました。
まるで建築様式の百貨店みたいです。

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バスの停留所は下のビジターセンターにありますが、宮殿は高いところにあるので、さらに小さなバスに乗換えて宮殿の入口まで乗って行きます。

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フェルナンド2世がドイツから建築家を呼び寄せて造らせた宮殿は、まるで「おとぎの城」でした。


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内部には女王の部屋、サロン、礼拝堂、中庭などがあり、19世紀のポルトガルの繁栄を今に伝える装飾品や家具が展示されています。

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再びバスで移動して、14世紀にジョアン1世によって建てられた王宮に到着しました。

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王宮には絢爛豪華な室内装飾が多くあります。 写真は天井に描かれた27羽の白鳥が、それぞれ違ったポーズをとる「白鳥の間」です。

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そして狩猟の光景を描いたアズレージョで囲まれた「紋章の間」 。この部屋はちょっと感動しました。

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他にも「アラブの間」「中国の間」や、広い台所もあり、見どころ満載の宮殿でした。

シントラの世界遺産を一通り廻って、リスボンに戻る方法もありましたが、
ここからはユーラシア大陸最西端のロカ岬が近いので、バスで行ってみることにしました。

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ポルトガルの詩人カモンイスが詠んだ、詩の一節がこの石碑に刻まれています。
(Onde a terra acaba e o mar começa)  「ここに地果て 海始まる」

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ユーラシアの西の果ては、とにかく風が強いです。
景色はいいのですが、風がきつくてブラブラと散歩することもできず、 帰りのバス待ちの時間はCAFEで暖まってました。

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ロカ岬は世界遺産ではありませんが、シントラ経由のロカ岬というのは、リスボンからのエクスカーションとしてお薦めです。

ちなみにシントラは1995年に世界遺産に指定されました。




Commented by tatuotoko0406 at 2015-06-26 16:39
こんにちは。

とても酒を吞みながら、ルンルンと登る♪
という感じじゃないですね。

7〜8世紀の建築物がよく残ってるなあ、と思います。
凄いヘビーな山の中じゃないですか。
最前線の軍事施設として、渾身の力で造った城壁なんでしょうね。
Commented by ayayay0003 at 2015-06-26 17:11
こんにちは♪
この中では、シントラとロカ岬へいきました。
ロカ岬は、仰る通り風が強くてまいりました~(^^;
シントラのアズレ―ジョには感動しました~☆
ム―アの城壁は、行かなくて良かったです(笑)
↑とても歩けそうにありません。(笑)
でも、ペ―ナ宮は、美しいので、行きたかったです♪
次回機会があれば行きたいです~(^-^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-06-26 20:50
オレさん、こんばんは

無理!無理!! この城壁は酒を飲んでたら滑り落ちます(笑)
とんでもない田舎の、とんでもない山の中、森の中でした。
貿易で小金を貯えた貴族たちがここに別荘を作ったらしいです。

幸い山の中なので、一度として戦火に合わず、城跡も、宮殿も、王宮もそのまま残りました。
宮殿は撮影禁止で撮れなかったのですが、王宮は撮影OKで、下から4枚目・5枚目を撮ることができました。

さすがポルトガルの世界遺産は、がっかりさせない、素晴らしい遺跡ばかりでした。
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-06-26 21:05
アリスさん、こんばんは

ベーナ宮と、ムーアの城壁はパスでしたか。
でも王宮と、ロカ岬には行かれたんですね。
正解だと思います。べーナ宮は内部の写真撮影が禁止だったので、がっかりでした。
そして、それほど豪華絢爛、こりゃ凄いという部屋も無かったです。

ムーアの城壁も、景色は良かったけど、アップダウンがあるので、かなりきついです。

問題はロカ岬ですよね。ただの海ですから(笑)
殆どの人が、ユーラシア大陸の西の果てに到着という、有料の証明書を書いて貰うみたいですが、
私は面倒くさかったので、申し込まずにビール飲んでました(^。^)
2012年の1月20日だったのですが、ポルトガルと言えども、最西端は寒かったです。
Commented by yumeyume828 at 2015-06-26 23:14
こんばんわ!
5枚目のお城がとっても印象的です
私も撮ってみたなぁ~
紋章の間も、とっても素敵☆
旅プラスさんが羨ましい~(笑)


Commented by kaorunchoko at 2015-06-27 00:14
❤旅プラスさん こんばんは☆
ムーアの城壁からの眺めは素晴らしいですね!!!
でも、オレさんやアリスさんが仰る様に私も無理かな(^_^;)
やっぱ、身体鍛えないと海外旅行は厳しいかな・・・
あっでも、もっと楽に色々見る場所もあるんでしたね!
ペーナの宮殿はとっても可愛らしい建物ですね。
確かに色も黄色や赤があって、子供の描いたお城ってかんじがします(笑)
王宮のアヒージョ!イヤ違ったアズレージョで囲まれた「紋章の間」とっても綺麗で豪華ですね~ヽ(^。^)ノ
土日の取材はどこかなぁ~???又楽しみにしてますね~!
天気悪そうなので、気を付けて行って来て下さい(^o^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-06-27 08:25
yumeさん、おはようございます

5枚目のお城の外観ですが、ちょっと漫画のお城みたいで、可愛いんですよ。
1836年に建てられた宮殿なので、ちょっとばかり外壁が汚れてますが、これがピカピカだったら、
シンデレラ城でした(^。^)

王宮の紋章の間は、恐らく15世紀頃の建築。
この部屋のアズレージョの絵は見事で、シントラの最高傑作という印象です。

この日記は2012年に旅して帰国後に書いたものですが、カメラはEOS・Kiss・XⅡ。
EOS学園で、写真のイロハを学ぶ前なので、全く自己流で撮ってました。
写真を見ると、もう1度、今使ってるカメラで真剣に撮りなおしをしたいくらいです(笑)
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-06-27 08:34
kaorunさん、おはようございます

ムーアの城壁は体力がいります。
高低差も半端じゃないし、ところどころの石段では70cmとか80cmを、よじ登らねばなりません。
行かれる場合は、シニアーになる前のがいいでしょう(^。^)

ペーナ宮殿は、外壁があまりきれいじゃないんですが、これがピカピカだったら、おとぎの国の世界ですよ。
シンデレラが裸足で飛び出してきてもおかしくない(^。^)

今、8時30分ですが、東京は雨が降ってます。
野鳥を撮ってこようかと思ってたのですが、この天気じゃあちょっと無理です。
今日は自宅待機で、明日に期待です。
Commented by blue-lulubul at 2015-06-27 11:36
旅プラスさま、今日は。
「全く知らない!見たことない!」ですので、興味深く拝見させて頂きました。

*フェルナンド2世がドイツから建築家を呼び寄せて造らせた宮殿は、まるで「おとぎの城」でした。*← ほんとうに☆ 旅プラスさまの心の躍動が伝わってきました。
Commented by umitosora14 at 2015-06-27 12:16
ポルトガルのご紹介、嬉しいです
わたしは、ポルトガルはちょっとだけなので、
この中では、ロカ岬だけ行きました^^
2年前の夏でしたけど、朝に行って、ものすごく寒くてびっくり@@
でも、最西の岬ってそれだけで感動してました^^
で、ツアーなので、証明書が付いてました(笑)
他のところも、すばらしいですね
ムーア人、古いですよね~「アルハンブラ物語り」にも出てきますけど、その中でも古い話しとして登場してました^^
ペーナ宮殿は、また、なんというか、凄いですね~
まさに、「おとぎの城」ですね
王宮は内部が、素敵ですね
紋章の間、すばらしいです。
いつか、ポルトガルもゆっくり巡りたいです^^
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-06-27 16:02
blue-lulubulさん、こんにちは

私も世界遺産の旅という小学館の本を読むまでは「シントラ」は知らない、見たことない、でした。
そこには詩人バイロンが「この世のエデン」と呼んだと、書いてあったので、 俄然行きたくなったわけです。
バイロンほどの感性がないので、歓声をあげただけですが(笑)、自分なりに楽しめました。

ヨーロッパには、こんな石の建造物が残ってるのが凄いですね。
行って帰ってきても、またすぐ行きたくなりのがヨーロッパです。
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-06-27 16:32
umiさん、こんにちは

ロカ岬までということは、リスボンからバスで日帰りですか。そして証明書まで貰えたんですね。
やはりツアーはそういうサービスが素晴らしいですね。

私が訪問した日は、日本人は見かけませんでしたが、サービスカウンターに行列してる外人を見かけました。
金額は5ユーロだと証明書だけ、10ユーロ払うと証明書を立派なフォルダーに入れてくれるようでした(^。^)

アルハンブラ物語にムーアの王様とか、ムーア人の宮殿が出てきますね。
ヨーロッパの南には「ムーア人の・・・」という遺跡が数多くありますね。
狭い意味では「ムーア人=ベルベル人」、広い意味ではイスラム教徒一般を指すそうですが、
ポルトガルとスペインの世界遺産でも、古い時代のものは、イスラム教徒が残したものが多く、
その建築様式が西洋様式と全く違うので、なかなか見応えあります。
ポルトガルは遠いけどまた行きたくなる国ですね。
by tabi-to-ryokou | 2015-06-26 16:00 | 世界遺産 | Comments(12)