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旅プラスの日記

趣味は旅と写真とサファリ。エキサイトブログは10年目になります。 世界遺産が好きで、合計200ヵ所以上の世界遺産を廻り、訪問した国は58ヵ国になりました。ブログの更新は毎日1回、ネタがあると2回。インスタグラムも毎日、癒しの動物写真・野鳥写真を投稿しています。気軽にお立ち寄り下さい。  https://www.instagram.com/tabi.plus/  ← インスタグラムのURLです。 


by 旅プラス

きっかけは「ブラブラ美術館」、茨城県の笠間日動美術館

連休5日目は茨城県笠間市の笠間日動美術館と、笠間稲荷神社を訪ねました。

日記はその笠間日動美術館ですが、きっかけは、BS日テレの番組「ブラブラ美術館」。美術に造詣が深い山田五郎氏と、おぎやはぎが美術館、博物館を紹介する長寿番組です。

何年か前にこの美術館が登場したので記憶にあったのですが、今年の7月の放送で、東京ステーションギャラリーで開催中の、鴨居玲没後30年の大回顧展が紹介され
鴨居玲に興味を持っていたところ、笠間日動美術館に「鴨居玲の部屋」が創設されたというニュースを見て、早速出かけてきました。

笠間市内の観光には「かさま観光周遊バス」が便利です。1回100円、1日券でも200円です。
常磐線友部駅から周遊バスで日動美術館前で降りたのは、私1人だけでした。

きっかけは「ブラブラ美術館」、茨城県の笠間日動美術館_b0291402_08052015.jpg


企画館と呼ばれる建物には日本画家の岸田劉生、佐伯祐三、梅原龍三郎等の作品があり、同じ階に「鴨居玲の部屋」もありました。
彼の自画像や、デッサン帳、愛用した品々、遺書のような書き殴りの原稿用紙等が集められてましたが、撮影は禁止でした。
企画館から、別棟のフランス館には3階通路ブリッジを通り移動します。

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竹林に囲まれた道を抜けると、傾斜を利用した野外彫刻庭園があります。

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彫刻庭園を下から見上げるとこんな景色です。
それぞれ有名な彫刻家の作品みたいですが、彫刻家となるとさっぱり分かりません。

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フランス館は作品がない印象派の画家を探す方が難しいくらいで、ルノアール2点、モネ、セザンヌ、ドガ、ゴッホ、ローランサン、シャガール、マティス、ミロと展示されてます。
珍しい所ではレオナール・フジタの大きな作品も2点もありました。
残念ながらここも撮影禁止でした。

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フランス館には屋上テラスがあり、ここにもさりげなくアートが飾られてます。

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笠間の町の方を眺めましたが、なんてことない普通の町並み。
でも東京で暮らしてると、こんな平凡な山でも久しぶりなので、写真に撮りたくなります。

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最後の1枚はパレット館です。
著名な画家、340人から譲り受けたパレットは世界的にも珍しいパレット・コレクションでした。
東郷青児、梅原龍三郎のパレットをはじめ、名前を知ってる画家のパレットが次々と現れるので、「ほぉ~」と「おぉ~」の連続で、見て廻りました。
私の場合、「ほぉ~」も、「おぉ~」も、特に意味に違いはありません(笑)

きっかけは「ブラブラ美術館」、茨城県の笠間日動美術館_b0291402_08063720.jpg



この美術館は銀座・日動画廊の創始者、長谷川仁・林子夫妻のコレクションを基に1972年に創設されました。
お2人の画家との広い交遊関係をもとに、これだけのパレットも集められたのでしょう。

何故、この美術館が笠間にあるかというと、長谷川夫妻が日動画廊の創業45年と、金婚式を記念して、美術館を建てる時、長谷川家ゆかりの地である笠間を選んだからだそうです。
西洋の近代、日本の近・現代の巨匠が描いた絵画だけで3千点を超す所蔵品があるので、場所は遠いけれど、お勧めできる美術館でした。



Commented by ayayay0003 at 2015-09-24 16:44
こんにちは^^
まずは、笠間日動美術館からですね(^^♪
なんだか、建物が新しいと思ったら、1972年に創設されたものなのですね!
それでも40年以上たっているのですネ(^_-)-☆
鴨居玲さん、恥ずかしながら知らなくて、絵を検索したら何と暗い絵の多いこと!
と感じました、調べたら、57歳で自殺されてたのですネ!
創作に行き詰まってたとか・・・
凄い才能があるのに・・・一枚の絵を描くのに100のデッサンをしたとか。。。
絵は、暗いけど凄い迫力ありますね!
佐伯裕三さん、岸田劉生さんは何点か見たことあるのでこちらから持ってきてたのかもしれませんね!
↑も早くに亡くなられた画家さんで残念です。

建物は、凄くモダンで、通路も竹がイイ感じですね☆
野外彫刻庭園があるということは、広大な敷地ですね!
素敵な美術館と画家さんの紹介ありがとうございます♪
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-09-24 20:33
アリスさん、こんばんは

建物の設計が誰なのかは調べてないのですが、丘陵地帯に三つの棟があり、それを「空中ブリッジ通路」と、
彫刻庭園の坂道で繋ぐという洒落た設計でした。

鴨居玲さん、おっしゃる通り自画像は暗いです。ずっとヨーロッパの、印象派以降の絵画を観てると、
この暗さと、いびつさに、ちょっと衝撃を受けました。

晩年はいきずまってしまったんでしょうね。
ここに展示されてる、彼が書いた手紙や、原稿用紙に書きなぐった文章を見ると、彼の自殺願望が浮かびます。

著名な日本画家の作品も、1人当たり1点はありました。忘れてしまっていた画家の作品も何点かあったので、
とても有難い美術館でしたが、やはり創設者が日動画廊の創業ご夫妻で、絵に詳しいプロの方々なので、
さすがだと納得がいきました。
Commented by kaorunchoko at 2015-09-24 21:13
❤旅プラスさん こんばんは☆
笠間迄、電車とバスで行かれたんですね!!!
私達は6月に陶芸美術館へルーシー・リー展を観に行きましたが、
日動美術館までは寄れませんでした。しかも土砂降りだったし・・・(>_<)
こんな素敵な美術館だったんですね。竹林に囲まれた道がとっても素敵です。
日本画も、日本の彫刻家も全く分らないからなぁ~・・・
でも、パレット・コレクションちょっと楽しそう~!

↑私もググッて絵を見てみました。うん・・・ちと怖い。。。
何なんでしょうね・・・芸術家ってすごいですね・・・
でも、反面長生きの方も多いですよね!
お天気に恵まれると遠くの山々も綺麗で、空も、雲も、良い感じで
リフレッシュ出来ますね~ヽ(^。^)ノ遠出の取材お疲れ様でした!
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-09-24 22:35
kaorunさん、こんばんは

そうそう、kaorunさんは、笠間ではどの辺を廻られてたのかなあと思ってました。
バス停には、「工芸の丘」、「陶芸美術館」、「やきもの通り」、「ギャラリー通り」なんて停留所があり、
いかにも焼き物の町みたいとこでした。実際にも「見学できます」なんて焼き物工房や窯元が何軒もありました。

私も日本画、日本の彫刻は、さっぱり分かりません。
名前はなんとなく知っていても、作品までイメージに浮かぶ画家・彫刻家はごく僅かです。

作家も含めて芸術家って、繊細な人が多いから、いきづまると命まで捨てちゃうみたいなところがありますね。
鴨居玲は、あまりにも真面目すぎて、愚直で、だから早逝しましたが、ちょっと考えさせられる画家でした。

画家や、作家は頭を使い続けるから、本来は長生きするんですけどね。
少なくともアルツハイマーになった作家とか、画家というのはあまり聞きません。
Commented by emily1105 at 2015-09-24 23:50
こんばんは。
素敵な、とっても雰囲気のある美術館ですね♪
屋外にも彫刻展示がたくさんあって、こういうところ好きです。
機会があれば一度行ってみたいです(*^_^*)
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-09-25 07:36
emilyさん、おはようございます

十和田湖現代美術館の屋外アートは、発想がユニークで面白いと思いましたが、
ここ笠間日動美術館の屋外アートは、まともな彫刻ばかりでした。
コレクターが日動画廊の創始者なので、有名彫刻家の作品が中心で、高そうな彫刻ばかりでした(笑)
なので、斬新さはなかったけれど、彫刻がわからない私でも、この景色は圧巻で楽しめました。

箱根にも、屋外展示の似たような美術館が一つありますね。確か彫刻の森美術館。
前を通ったことがあるのですが、まだ中に入ったことがありません。

笠間日動美術館の近くには、陶芸美術館もありましたから、もし陶器にも興味がおありなら、
美術館の「はしご」もいいかと思います。

Commented by bonbonniere0826 at 2015-09-25 13:11
ぎゃっ!ムッシュ〜!!
ひくいどりのどアップ勘弁してください>< 怖すぎます!!

気を取り直しまして。
日本画家にも造詣が深くていらっしゃるのですね。
鴨居玲があるなら、笠間焼と合わせてぜひ訪れてみたいなぁ。
パレットコレクションというのも興味津々です。
Commented by happysweet1205 at 2015-09-25 15:05
秋は美術を楽しむのもいいですね。
竹林や美しい庭園で心地いいですね。
こういうとこは撮影禁止が多いので
残念ですよね~。

400㎜重たいですが手持ちです。
だからブレ写真が多い~(^^;
三脚でびしっと決めたいですが
フットワークが悪くなっちゃうので(^^;
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-09-25 16:58
picoriさん、こんにちは

もう日本に帰国されたんですか。お帰りなさい。
きっと日本での予定が盛り沢山でしょうね。

ひくいどりは怖かったですか。
つぶらな瞳が可愛いと思ったのですが、見ようによっては怖いと思う人もいますよね。
ところであともう1回、インコ、ミミヅク、ハリーホークが登場するんですけど(^。^)
彼らは子供達の前で芸をするんですが、どれも本当に可愛く撮ってますから、ひくいどり程の衝撃はないと思います。

鴨居玲は常設展示なので、いつ出かけても大丈夫です。
笠間焼は、幹線道路に焼き物の店、展示場、美術館、窯元が
次々とありますから楽しめますよ。
もし質問とかありましたら、なんでも聞いて下さいね。
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-09-25 17:15
はぴさん、こんにちは

日本の美術館、博物館はやたらと撮影禁止が多いですが、海外の美術館は殆どが撮影OKです。
国や美術館によって、ルールが違うのはわかりますが、海外のがアートに関しては太っ腹で、うらやましいです。

100-400mmの手持ちとは恐れ入りました。でもキャノンの純正だと、IS機能が効いてくれますよね。
私は70-300mmを、目一杯伸ばして多少、手が震えてても、ISのお陰で、かなり助かってます。
でも30m先のカワセミだともうピントは合わないし、画像は粗いしで、いつも苦戦してます。

確かに三脚を担いで、どこにいるかわからない野鳥を追い駆けるのはきついでしょうね。
私も重いので、いつも三脚無しです。お互い三脚無しで頑張りましょう(^。^)
Commented by haru2721 at 2015-09-25 20:50
こんばんは~~

笠間市には、こんな素敵なところが
あるんですね。
陶芸をしに行ったことがあるのですが・・・。

次回はぜひ行ってみたいです。
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-09-25 22:51
haruさん、こんばんは

ええ~、haruさん大阪にお住まいですよね。
笠間まで陶芸にいらっしゃったんですか。
もしくは、関東に住まわれてたことがあるとか。

陶芸は本格的に、やられてるんですか。
昔の日記にはご自分の作品も出てくるとか。
笠間は本格的な陶器の産地だというのが、観光周遊バスに乗って、町を走ってるとわかりました。
本当に、陶器・陶器・陶器ですね。
私もチャンスがあれば、今度は陶器を見学しに行ってみたいです。
Commented by haru2721 at 2015-09-25 23:12
旅プラスさん、再びこんばんは(^^ゞ

新聞記者をしている長男君が茨城にいるもので、
はじめて遊びに行ったのですが、忙しくて相手にしてもらえず、
職場のお雛祭り会に間に合いそうだったので、
雛人形を笠間で作りました(*^_^*)
本当に、陶器・陶器・陶器でした。

ふと思いましたが、陶器のお人形や陶芸をしているところを
撮影するのもいいですね!(^^)!

Commented by tabi-to-ryokou at 2015-09-26 07:47
haruさん、おはようございます

ご長男が新聞記者さんですか。
ご本人は忙しいでしょうが、ご両親としては将来楽しみですね。

笠間の雛人形は、全国的にも有名ですが、笠間焼の陶雛と、手作りの飾り雛と両方あると聞きました。
お雛様を飾る時期の笠間も賑やかで楽しいでしょうね。

陶器の制作場面や、窯焼きの場面は、一度撮影してみたいみたいですね。
現在は陶芸教室に行く時間はありませんが、将来チャンスがあればやってみたいと思ってます。
元総理の細川護熙さんは政界引退後、神奈川県の足柄に工房を設けて、陶芸家としても活躍してます。
引退後の人生としては、いい過ごし方だなあ、なんて思いました。
by tabi-to-ryokou | 2015-09-24 16:00 | 絵画 | Comments(14)