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旅プラスの日記

趣味は旅と写真とサファリ。エキサイトブログは10年目になります。 世界遺産が好きで、合計200ヵ所以上の世界遺産を廻り、訪問した国は58ヵ国になりました。ブログの更新は毎日1回、ネタがあると2回。インスタグラムも毎日、癒しの動物写真・野鳥写真を投稿しています。気軽にお立ち寄り下さい。  https://www.instagram.com/tabi.plus/  ← インスタグラムのURLです。 


by 旅プラス

柴又で出土した人物埴輪は、帽子を被り目が細く、人呼んで「トラさん埴輪」と呼ばれます。

「柴又八幡神社古墳」は柴又帝釈天から東に200mの所に位置します。
「葛飾区郷土と天文の博物館」と、ボランティアの「葛飾考古学クラブ」の共同調査により、全長30m前後の6世紀末から7世紀初めの前方後円墳であることが確認されました。
そして2001年の第5次調査で出土した帽子を被った男性の埴輪は「トラさんに似てるね」と誰かが言い、それが話題となって、いつしか「トラさん埴輪」と呼ばれます。

「葛飾区郷土と天文の博物館」は京成電車の「お花茶屋」駅から徒歩8分です。
2階の郷土展示室において、葛飾の歴史と文化が紹介されています。

柴又で出土した人物埴輪は、帽子を被り目が細く、人呼んで「トラさん埴輪」と呼ばれます。_b0291402_05460979.jpg


広い展示室の中を、トラさんはどこだと探しました。

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そして「大嶋郷の時代」というコーナーで埴輪を見つけました。

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お~~い、トラさ~~ん。
帽子を被り目が細い男性埴輪、人呼んで柴又の「トラさん埴輪」です。

柴又で出土した人物埴輪は、帽子を被り目が細く、人呼んで「トラさん埴輪」と呼ばれます。_b0291402_05471176.jpg


下総国葛飾郡大嶋郷戸籍が正倉院に残されており、約1300年前の奈良時代に、葛飾柴又には、「刀良」(とら)が7人、「佐久良売」(さくらめ)が2人存在していたそうです。

映画「男はつらいよ」の山田洋次監督がそれを聞き、「なんたる偶然か」と苦笑し、寅さんと同じ帽子をかぶった珍しい埴輪が発掘され、顔つきがどことなく似ている上に、
その日は渥美清さんの命日だったことを知って、ぶったまげたそうです。

万葉の時代に生きたトラさんが、寅さんを主人公にした映画を作らせたのかも知れません。
最後にトラさんのアップです。

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そういう話を聞くと、トラさんみたいに思えてきますね。
ちなみに渥美清さんは1996年8月4日に亡くなられ、この埴輪は2001年8月4日に発掘されました。



Commented by ayayay0003 at 2015-10-12 16:47
こんにちは♪
万葉の寅さんは、ソックリで驚きました(*_*)
葛飾区の郷土と天文博物館に展示されているなんて流石東京ですね~☆
2001年に出土された日が寅さんの命日とは、何とも言えないご縁を感じますね~(^-^)
万葉の寅さんは、何となく上品に感じるのは、埴輪だからでしょうか(笑)
今更ながら、寅さんの映画は、凄いなあ…と感じますね~(*^ー^)ノ♪
Commented by haru2721 at 2015-10-12 16:57
こんにちは~

人呼んで柴又の「トラさん埴輪」
なるほど、と頷きながら読ませていただきました。
埴輪の発掘と渥美清さんの命日が同じだなんて、
本当に山田洋次監督は、
ビックリされたことでしょうね。
そんな事って、あるんですね~~♪

まじまじと「トラさん埴輪」に見入ってしまいました。(^.^)
最後のお写真、とっても良く撮れていますね~

Commented by aitoyuuki32 at 2015-10-12 17:12
渥美清さん、亡くなられてそろそろ20年が経つのですね
月日の経つのが速すぎます^^;

しかし帽子がまた瓜二つ(^^)
Commented by ei5184 at 2015-10-12 17:16
そうなんです、8月4日は私の誕生日ですので、
後日寅さんがなくなった日と聞いて、ビックリしたものです。
埴輪に 寅さんや さくらさん もいましたか!
ここへヒロシやおいちゃん、おばちゃんがいたら
寅さんファミリーですね(笑)

珍しい写真をありがとうございました。
Commented by tatuotoko0406 at 2015-10-12 17:26
こんにちは。
上の方たちと一緒ですが、似てる!
そう云えば以前ニュースで見たか読んだかの記憶がありますが、こんなに似てるとは思いませんでした。

8月4日繋がりとは・・・
人知を越えたものがあるんじゃないか、と思いたいですね。

今背中が寒くなって来てますが、呼び寄せられるかのように山田洋次監督と渥美清サンは柴又を舞台にした映画を作ることになったのかも分かりませんね。
Commented by kaorunchoko at 2015-10-12 19:12
❤旅プラスさん こんばんは☆
「お花茶屋」駅だ!懐かしい~!祖父の妹夫婦が昔そこに住んでいたんです。
小さい頃は遊びに行ったし、祖父の妹、その旦那様が無くなってからも
何度か母と一緒にお墓参りに行きました。もう、何処だったか???ですが・・・

前方後円墳が発見されたなんて全く知りませんでした。
埴輪も沢山出土しているんですね!
トラさん埴輪!確かにその帽子と細い目がそっくりですね\(◎o◎)/!
寅さんと言えば旅行のバスの中のTVで見るって時代でした(笑)
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-10-12 20:56
アリスさん、こんばんは

万葉の寅さんが帽子を被ってるというのが面白いですよね。
この葛飾区の博物館は、今はプラネタリウムがメインみたいですが、一応は常設会場があって、
郷土展示室で葛飾区の歴史を展示してます。

葛飾区柴又の寅さん、葛飾区と古代古墳、そして古代古墳と寅さんは、複雑にご縁があるんですね。
ちょっと楽しい万葉のお話でした。
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-10-12 21:01
haruさん、こんばんは

人呼んで柴又の「トラさん埴輪」を、楽しんでいただけて良かったです。
ネタは日記に書いた内容だけなので、追加で解説するようなこともないのですが、
万葉の時代と、寅さんが結びついたところ、(しかもちょっと無理やりかもですが)、それが面白いと思いました。

最後の写真は他に誰もいなかったので、ゆっくり撮れました。
多分、撮りながら微笑んでたと思います。
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-10-12 21:08
aitoyuukiさん、こんばんは

そうですよね。10年くらい前かと思ってましたが、来年で、はや 20年ですね。
寅さんシリーズは、未だに時々テレビで放映されるし、機内での映画メニューにも載ってるので、
そんなに昔だったのかと、あらためて思います。

万葉人が帽子を被ったというのは、私は初めて知りました。
どうもこの葛飾区の古墳でも帽子は初めてだったそうです。
寅さんは、昔も今も目立ってましたね。
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-10-12 21:15
eiさん、こんばんは

そうですか、19年前の誕生日は、寅さんの訃報が日本全国に流れた日だったんですね。

ハ、ハ、ハ、ヒロシに、おいちゃん、おばちゃんまで出土したら大変なことですね。
でも葛飾柴又では、そんなことも、あるかもしれません。

葛飾区柴又の、「寅さん記念館」は今でも人気で、訪れるお客さんも多いのですが、
寅さんファミリーが総出演し、出演したマドンナも全員見ることができますよ。
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-10-12 21:21
オレさん、こんばんは

似てますよね。
私も、これを見つけて写真に撮る時は、つい笑ってしまいました。

8月4日って、ちょっと驚きました。
何かが引き寄せたとしか思えません。

テルマエロマエみたいに、寅さんが万葉時代にタイムスリップして、
「刀良」(とら)という名前の7人と酒を酌み交わすなんて、寅さんシリーズを
最後の作品に作ってほしかった(笑)
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-10-12 21:28
kaorunさん、こんばんは

お花茶屋は親族がお住まいの場所だったんですね。
昨日、ちょっとだけ町を歩きましたが、落ち着いた静かな町でしたよ。

はい、前方後円墳が発掘された場所は葛飾柴又で、帝釈天から200mの「柴又八幡神社」でした。
この博物館の方々と、地元の考古学クラブの方々が、長年にわたって発掘を続けています。

バスのテレビですか。私も映画館で観たことはないのですが、飛行機の中でよく観ました。
Commented by umitosora14 at 2015-10-12 22:37
今晩は^^
寅さんですね~♪
それにしても、すごい偶然?の一致ですね
というか、寅さん、さくらさんという名前も、
導かれた?なんて思ってしまいました(笑)
8月4日に関しては、もう何かあるとしか^^;
そうすると、埴輪が寅さんに似てるなんて、
当然のようにすら思えてしまいます
葛飾柴又も、寅さんも、深いですね~・・・
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-10-13 07:36
umiさん、おはようございます

1300年前の寅さん、さくらさんという名前が、正倉院に残ってるということが凄いですよね。
しかも住んでた場所が葛飾柴又!!!
これ奇跡としか思えません。

そして8月4日にまつわる奇跡的な、寅さんの「死」と出土。
これをネタにミステリー小説が書けそうな(笑)

umiさんが、帝釈天に出かけられてた時期は、まだこのことは知らなくて、柴又八幡神社の祭りを見に行こうかと
調べていたら、このミステリーに出会いました。
お祭りの写真も同じ日に撮ってきたので、あと1回柴又が続きます。
Commented by blue-lulubul at 2015-10-13 10:51
旅プラスさま、おはようございます。
ま~!なんと不思議な話でしょう。
葛飾柴又へは、寅さん(渥美清さん)が亡くなったばかりの頃と15年くらい経ってからと、二回ほど尋ねましたが、二回目にはさびれていてびっくりしました。また蘇った感じですね。帝釈天の中に南天で作った大黒柱があって、それに感動して歌物語の掌編を書いたことがありました。
Commented by bonbonniere0826 at 2015-10-13 11:10
もうちょっぴりエラを張らせば思い切りトラさんですね笑
監督も苦笑されたとはまた愉快。
他の埴輪とは帽子の様子が違っていてハイカラな風情ですね。
葛飾柴又から埴輪が出土というのもびっくりです。
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-10-13 14:38
blue-lulubulさん、こんにちは

本当、自分で書いたのに言うのも変ですが、こういう不思議な話はワクワクします(笑)

帝釈天の参道は、曜日と時間帯によって、活気があったり、まるでさびれてたり。
虎さん記念館(1997年)と、山田洋次ミュージアム(2012年)のお陰で、訪れる人は、今も多いです。

南天で作った大黒柱は知らなかったです。
南天は「難を転ずる」とよく聞きますが、日本家屋に相性がいいらしいですね。
今度、帝釈天を訪問したら、ゆっくり見てきます。
Commented by tabi-to-ryokou at 2015-10-13 14:48
picoriさん、こんにちは

そうですね、エラが足りなかった。
葛飾柴又に縁がない私でも驚きましたから、当事者である監督も驚かれたと思います。
「エラいことになった~~」とは、言わなかったでしょうけど(笑)

他の帽子と違って、明らかに、ハイカラな帽子ですよね。
今でもこのデザインの、黒のフェルト帽なんかを被ったら、ハイカラと言われそう。

東京は、大森には貝塚があったし、柴又には古墳があるしで、縄文時代の昔から人類が住んでたようです。
なんか、今の東京に暮らしてると、ぴんときませんけどね。
by tabi-to-ryokou | 2015-10-12 16:00 | 街撮り | Comments(18)