カラヴァッジョ展に既に行った、これから行く、興味はあるけど迷ってるという皆様に、ローマのサンタ・マリア・デル・ポポロ教会のカラヴァッジョ作品を紹介しましょう。

上野国立西洋美術館で開催中の「カラヴァッジョ展」は3月1日に始まり、最終日が6月12日。
展覧会の目玉は2014年に発見された「法悦のマグダラのマリア」が、世界に先駆けて、日本で初公開されること。
カラヴァッジョの、幻の名画が世界で初公開となるとやはり人気で、国立西洋美術館の朝9時30分には、いつも行列ができてます。
私もまだ観てないのですが、ローマのサンタ・マリア・デル・ポポロ教会の、カラヴァッジョを紹介しましょう。

2010年11月と、2016年3月と、過去に2回訪問したサンタ・マリア・デル・ポポロ教会は、地下鉄のフラミニオ駅から歩いてすぐのポポロ広場にあります。

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サンタ・マリア・デル・ポポロ教会は11世紀に建造され、13世紀に再建され、その後15世紀にも再建されました。
外観はありふれた教会ですが、内部はルネサンス様式で、驚くほどの彫刻や絵画の名作を所蔵しており、小さな美術館以上の教会です。

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絵画も、彫刻も数多く、どの時代の、誰の作品かは、ちょっと観ただけではわかりません。
正面の祭壇も絵画と彫刻に飾られてました。
何故か右下の方から、おじさんが顔を出してます(笑)

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ベルニーニの彫刻が何点かあるので、それを観るために訪問したのですが、贅沢なことにカラヴァッジョの絵画も2作品あります。
こちらはバロックの巨匠ベルニーニの「パイプオルガン下の天使の像」です。

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そしてこちらがカラヴァッジョの作品。暗くて、しかも斜めで、いい写真が撮れなかったので、ネットからお借りしました。
「聖ペテロの逆さ磔」。ペテロの十字架を逆さにする動作をドラマチックに強調しています。

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こちらは「聖パオロの改心」、ローマ市民であり、キリスト教徒の猛烈な迫害者であったパオロが、馬から地面に落ちた瞬間です。

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カラヴァッジョの特徴を三つあげるとすれば、劇的な画面構成、闇を切り裂くような光と影、徹底的なリアリズムでしょうか。

私も国立西洋美術館の「法悦のマグダラのマリア」は観に行きますが、5月のすいてそうな日を狙ってみます。



by tabi-to-ryokou | 2016-04-17 16:00 | 絵画 | Trackback | Comments(10)
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Commented by 3740s at 2016-04-17 18:20
tabito~さん
こんにちは

国立西洋美術館は人の背を観るばかりに
混雑するのです。(初公開は特に)
今回のブログ写真の教会、(驚)
圧倒されるアート。
Commented by ayayay0003 at 2016-04-17 18:44
こんにちは^^
カラヴァッジョ、今、話題の画家さんですよね~
「ホロフェロスの首を斬るユディト」の2作目が真作かどうかで・・・
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会の2作とも素晴らしいですね!
私は、ローマではナヴォナ広場近くの聖アゴスティ―ノ教会の「ロレートの聖母」を見ました!
この教会には、ラファエロの預言者イザヤが壁画?柱?にあるので是非見たくて行きました(^^♪
ローマは教会に素晴らしい絵画がたくさんあるし、こちらのようにベルニーニの彫刻もあるのでイイですよね~☆
ナヴォナ広場のベルニーニも大好きです♡
旅プラスさん記事拝見してたらローマにまた行きたくなりました(*^_^*)
Commented by kirafune at 2016-04-17 20:29
始まってすぐに見に行きました。
画家は激しい性格の癖のある人で、
激昂することもしばしば、
殺人も犯しているワルなのですが、
絵の才能はピカイチで、本当に天才。
現代の世で見てもすごいの一言で
1枚目の展示「女占い師」の作品から
すでにもう圧倒されました。
見ないと損です。
素晴らしかったです。
本場の教会にある作品をご紹介くださり、
ありがとうございました。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-04-17 21:00
パテオナベさん、こんばんは

本当に混雑しますね。
しかもカラヴァッジョの世界初公開の作品となると、なおさらです。

よく動物園とか、上野までは行くので、9時半の行列はちらっと見ますが、半端じゃないです。
でもまあ、この作品を鑑賞できるチャンスは、今しかないかもしれないので、頑張って行ってきます。

希望的には5月の連休が終わったあとの平日はすいてるんじゃないでしょうか(^。^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-04-17 21:17
アリスさん、こんばんは

今、話題という意味では、この1週間で3回はカラヴァッジョ特集がありました。
今朝はNHKの日曜美術館。勿論、録画して夕飯の時間にしっかり見ました。
ホロフェルネスの2作目のことは、番組では取り上げられなかったですが、どうなんでしょうね。

聖アゴスティ―ノ教会は行ったことがないのですが、これは先程、どんな作品なのかテレビで見ました。
カラヴァッジョのファンなら、あの泥がついた足の裏も必見ですね。

ナヴォナ広場のベルニーニは、2010年にmixiに、写真を残したので、在庫版として、お届けできます。
日記のネタが無くなったら、真っ先にお届けしましょう(^。^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-04-17 21:50
kirafuneさん、こんばんは

もう観に行かれたんですか。さすがkirafuneさん!!
今日のNHKの日曜美術館でも言ってましたが、天才と変人は紙一重だとか。
本当に凄い天才なのに、絶頂の時期があって、逃亡生活とは勿体ない人生でしたね。

女占い師は、ルーヴル美術館で観たことがあるのですが、かなり挑戦的な作品ですよね。
占い師の視線が、印象に残ってます。

カラヴァッジョの作品で、今も教会に飾られてる作品が何点かあるみたいです。
わかったら、イタリアに立ち寄る機会に、鑑賞して写真も撮ってきます。
Commented by kaorunchoko at 2016-04-18 00:45
❤旅プラスさん こんばんは☆
わぁーー!ありがとうございま~すヽ(^。^)ノ
カラヴァッジョ展には、超混雑が予想されるGWに大将と行く予定です(^_^;)
中々行く機会が無くて、結局、混雑覚悟の上GWになりました。
やっぱり、そんなに混雑しているんですね!
日曜美術館で取り上げられると一層混雑すると(=_=) 録画したので後日見ます。
カラヴァッジョの画は大好きなんです!その生涯は凄いですけど。。。
やはりその光と影の美しさに魅かれます。
実物は観た事無いですが、「アレクサンドリアの聖カタリナ」とっても美しいと思います。
「果物篭」は我が家の玄関にあります。印刷物ですけどね(^_^;)

サンタ・マリア・デル・ポポロ教会、素晴らしい教会ですね!
祭壇の彫刻や絵もとっても美しい!ベルニーニの天使!本当に凄いですね~
羽や衣なんて本当に柔らかそうに見えますもんね。
いつかローマに行く事が出来たら、是非実物をみたいと思います。
先ずは大混雑のカラヴァッジョ展、しっかり鑑賞してきますね!
本日滋賀へ、半分旅行気分の出張です(笑)行ってきます(*^^)v
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-04-18 07:42
kaorunさん、おはようございます

果物籠を玄関に!!、さすがカラヴァッジョ・ファンですね。
あの少年は本人がモデルだという説もありますが、果物の描写が凄いですね。
彼の作品での、静物描写では、あの作品が一番だと思います。
ローマのボルゲーゼ美術館収蔵の作品ですが、この美術館はローマでも超人気の美術館で
予約しないと入れません。でも日本から予約ができるので、ローマに行かれる時は、必見の美術館です。

西洋美術館ですが、やはり開館前に朝一番で並ぶのが、待ち時間が一番少なくてすむのではないかと思います。

サンタ・マリア・デル・ポポロ教会は地元の中学生・高校生と思われる子供たちも大勢きてました。
ただで中に入れて、カラヴァッジョも、ベルニーニも鑑賞できるんですから恵まれてますよね。

滋賀県に日帰り出張ですか。楽しんできて(^。^)下さいね。
Commented by desire_san at 2016-05-13 05:21
tabi-to-ryokouさん、こんにちは。
私もローマのサンタ・マリア・デル・ポポロ教会とサン ルイージ デイ フランチェージ教会、 ボルゲーゼ美術館、 サンタゴスティーノ教会でカラヴァッジョの絵画を見てから、今回のカラヴァッジョ展を見てきましたので、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会のカラヴァッジョについてのご説明と加増を拝見し、ポポロ教会のドラマチックな作品の印象が鮮明に蘇ってきて、ボルゲーゼ美術館とサンタゴスティーノ教会の聖母マリアの表現など、今回のカラヴァッジョ展には来ていなかったカラヴァッジョの絵画も総合して、画家カラヴァッジョについて総合的に感ずることができました。カラヴァッジョの絵画は多様性があり、伝統的な表現を一新させた斬新さ、リアリティーのある絵画表現、どんな場面にも美しさが潜ばせる独特の美意識を感ずることができ、カラヴァッジョという画家のスケールの大きさを改めて感じました。

今回のカラヴァッジョ展の作品を中心に、カラヴァッジョの絵画の魅力と、なぜカラヴァッジョが美術史を塗り替えるほどの影響力を持ったのかを考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。トラックバックも大歓迎です。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-05-13 10:41
desire_san さん、こんにちは

今回のカラヴァッジョ展は行くつもりでしたが、もの凄い混雑だという情報ばかりなので諦めました。
私はベルニーニの大ファンなので、ローマでは、ポポロ教会にも、ボルゲーゼ美術館にも通ってますが、
カラヴァッジョは同じ場所にあれば鑑賞するというスタンスで、 desire_san ほど造詣が深いわけではありません。
でもカラヴァッジョが天才であることは認めています。

3月に鑑賞したベルニーニは、また近いうちにこの日記で紹介させていただこうと思ってます。
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