ミケランジェロとベルニーニ。どちらも凄いけど、ローマでは彼らの作品を街角や教会で無料で見学できるのが嬉しい。

無料で見れるベルニーニ作品をを中心に、ローマを地下鉄・バス・徒歩で廻ったのは3月16日。
数多くのベルニーニを鑑賞しましたが、ある教会ではベルニーニとミケランジェロがそろい踏み。
ローマって、彫刻好きにはたまらない街です。

最初に訪問したのはサン・フランチェスコ・ア・リーパ教会。
この教会は地下鉄の駅から、かなり離れてるのでバスで向かいました。
到着すると、「え、これなの」、と驚くような、ローマ市内のどこにでもありそうな普通の教会。

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この教会に間違いないはずなので、中に入り祭壇に向かって進みます。
中にいたのは、おじさんが1人、再び、「え、本当にここなの」、と不安がよぎります。

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祭壇の左奥に、これだけは見たいと思っていた「福者ルドヴィカ・アルベルトーニ」がありました。
「独り占めだぜ、やった~~」

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誰もいない空間で、ベルニーニの代表作と向き合いました。
窓から差す明かりを浴び、大理石とは思えない優雅なドレープ。息をしてるかのような表情。

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あまりの感動に、しばらくは呼吸もできずに佇んでました。
いえ、呼吸はしてたんだと思います。どれぐらいの時間、ここにいたのかが分かりません。
「ベルニーニの最高傑作に会えたんだ」、という喜びを噛み締め、ア・リーパ教会を後にしました。

この後、次の教会に向かいますが、最初から時間がかかってしまったので、バスは諦め、タクシーで、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に向かいました。
教会の正面にオベリスクがありますが、その土台となる象の彫刻がベルニーニ作です。

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ベルニーニのお父さんも彫刻家で、ベルニーニは幼い時から天才と言われた彫刻家ですが、こんな可愛らしい象も作ってました。

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教会の中に入ります。バラ窓から光がそそぐ美しい教会でした。
この写真でも、主祭壇の左に、ミケランジェロ作「十字架を運ぶイエス・キリスト」が小さく見えてます。

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やはりミケランジェロと、ベルニーニは作風が違います。
肉体だけ見ると、フィレンツェにあるミケランジェロ作のダヴィデ像とも似ています。
この教会の信徒らしい方々はいましたが、彫刻の鑑賞客はいなくて、またも独り占め。

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ミケランジェロも、ベルニーニも、天才です。
時代で言うとミケランジェロが1475年から1564年、ベルニーニが1598年から1680年。日本では室町時代から江戸時代初期にあたります。

最高の贅沢に気を良くして、次の作品のあるトリトーニ広場に向かいました。
次回に続きます。


by tabi-to-ryokou | 2016-06-04 16:00 | 世界遺産 | Trackback | Comments(6)
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Commented by ayayay0003 at 2016-06-04 16:44
こんにちは^^
ローマの教会は、ほんとに素晴らしい作品の宝庫ですね~
大理石の柱だけでも感動しますけど・・・(笑)
サン・フランチェスコ・ア・リーパ教会、離れた場所にあるのですね!
そして、ツアーではまず連れて行ってはくれないところなので、尚人いなかったと思われます。
「福者ルドヴィカ・アルベルトーニ」お写真で拝見しても素晴らしいという感動が伝わりますね~
このやわらか~い線が私も好きです♪
サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会のオベリスクの土台の象もなんとも可愛らしいです(^^♪
教会の中にミケランジェロには驚きです!広場のダビデ像は、レプリカで飾られてますが、ここは本物というのが凄い!
感慨深く拝見いたしました(*^_^*)
Commented by u-tan1114 at 2016-06-04 20:22
こんばんは
街に普通にあるような教会ですが、
こんな有名な作品が置いてあるのですね~
それを独り占めされたのは、感動的だったと
思います^^
本当に素晴らしいですね~
ミケランジェロも見ごたえありそうです。
どちらも穴場でしょうか、羨ましいです^^
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-06-04 21:07
アリスさん、こんばんは

今回のローマ訪問は、準備不足の面はありましたが、日記の二つの教会は、
2010年と、2012年にローマに宿泊したのに訪問できなかった教会なので、リベンジでした。
そして、やっと訪問できました。

「福者ルドヴィカ・アルベルトーニ」は、ベルニーニの最高傑作。
他にもボルゲーゼ美術館に傑作が、沢山ありますが、美術館は混雑してて予約制で、しかも有料です。

彫刻は今まさに神の下へと帰らんとする表情なのですが、右手で抑えた指の先が、押されたようにへこんでます。
こんな繊細な描写が大理石でできるということに驚きます。

サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会のミケランジェロは、ちょっと粗削りな感もしますが、本物です。
広場のレプリカとは違って、歴史に刻まれた、くすみというか、汚れもあって、迫力がありました。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-06-04 21:16
u-tanさん、こんばんは

ローマの教会には、思いがけない歴史的な傑作が数多く、そしてさりげなく、置かれています。
まさか、誰でもフリーで入れる教会に、ミケランジェロ、カラヴァッジョ、ベルニーニがあるなんて、
日本では想像できないことですよね。

特に今回の二つの教会は、それほど有名ではない教会なので、観光バスが来ることも無く、
なんと独り占めでした。こんな幸運もあるんですね。

ミケランジェロの彫刻も、そんなに多くはないので、ふらっと訪問して、タダで見れるところは
ローマでも少ないと思います。ローマに行かれる機会がありましたら、是非見に行って下さいね。
Commented by ei5184 at 2016-06-05 05:24
さながら美術雑誌を拝見している様です。
ローマは一度だけ訪ねていますが、時間が足りませんでした(笑)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-06-05 22:41
eiさん、こんばんは

美術雑誌には遠く及びませんが、ありがとうございます。
2年か3年に1回は、訪問してるので、最近は穴場的な教会にも、自力で行けるようになりました。

ローマはどう楽しむかによりますが、贅沢を言えば、1週間とか、10日とか、
のんびり歩いてみたいところです。
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