コウノトリ飼育施設で放鳥したコウノトリ2羽のうち1羽が施設に里帰り(千葉県野田市)

7月3日、日曜日、東京の最高気温は、なんと35.4度と表示されました。
こんな暑い日に、どこにいるかもわからない野生のコウノトリを探しにいくなんて(笑)

私が昨日までに調べたコウノトリ情報ですが、
千葉県野田市の「こうのとりの里」では3月26日に生まれたコウノトリ2羽を、6月4日に放鳥しました。
1羽は埼玉県三郷市まで飛んで行き元気に餌をついばむ様子が、ネット上でも紹介されました。
私が探して観察しようというコウノトリは、もう1羽で、この周辺の田んぼで暮らしてるそうです。

千葉県野田市の「こうのとりの里」にやってきました。
周辺は野鳥の観察場所としても知られ、サシバ、ノスリ、ハヤブサ、オオタカ、アオサギ、カワセミも観測でき、6月4日からは放鳥されたコウノトリも加わりました。

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目の前の水田は、野田自然共生ファームで、日本一の「市民水田農園」と言われます。

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コウノトリがどこにいるか、少しでも手がかりを教えてもらおうと、こうのとりの里、飼育観察棟を訪問しました。

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ここには1995年生まれのコウちゃん(メス)と、2005年生まれのコウ君(オス)がいて、毎年2羽から3羽の子供を産んでいます。

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観察棟からは、屋外飼育場がガラス越しに見えます。ヤ、ヤ、ヤ~、コウノトリが3羽だ。係の男性に聞いてみました。
私 : 3羽いますが、コウちゃん、コウ君と、あとの1羽は??
係 : 放鳥した2羽のうち1羽が2日前から戻って来てるんですよ。
私 : 里帰りですか??
係 : そういうことです、天井のネットが半分開いてるでしょう。あそこから自由に出入りができます。
私 : 何故、戻って来たんですか。
係 : 暑いからじゃないでしょうか(笑)

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3羽のうち右が3月26日に生まれたひかる君、オスです。幼鳥なのに、大きさは親のコウちゃん、コウ君と変わりません。
この親鳥は何故、同じ名前なんでしょうね、コウノちゃん、トリちゃんで良かったと思うのですが(笑)

4月29日のひかる君、きずな君は、まだこんなに小さな雛でした。(壁に貼られていた写真です)

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まだ2ヵ月と10日なのに、空を飛び、田んぼでは餌も食べるんですから自然界は凄いです。
もう1羽の、きずな君は、お隣の埼玉県三郷市まで飛んで行って、1羽で元気に暮らしてるとか。
背中に付けてる発信機がこれ、そして足環の黒・青がひかる君の目印です。

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後ろから失礼!!、左の足環は黒・青、間違いなくひかる君です。

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羽を広げるとこんなに大きいので、どこにでも飛んでいけます。
でも「こうのとりの里」から、遠くには行かないという、ひかる君の性格は臆病なのかも。

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位置情報の発信機は植え付けてるわけではなく、リュックを担ぐみたいにしょっていて、それを羽が覆ってます。でも後ろから見ると機器が見えました。

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ここでお父さんのコウ君が近くにやてきました。彼の足環は白です。

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こちらは、ひかる君。比較するとコウ君の貫録勝ちです。

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しばし、ひかる君を撮影。
暑い中、近所の田んぼを探す覚悟で来ましたが、室内からの撮影は、本当に楽でした。

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私 : ひかる君は、ずっとここにいることになるんですか??
係 : 野生に戻す訓練をしてるので、次に外に出たら、天井のネットを閉じますよ。

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そうか、つかの間の里帰りですね。
里帰りの子供は親にとっては嬉しいものですが、コウちゃん、コウ君はどうだったでしょうか。
少なくともカメラマンの私には、つかの間の孝行息子でした。
ひかる君、また来るからそれまで元気にね。



by tabi-to-ryokou | 2016-07-04 16:00 | | Trackback | Comments(16)
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Commented by gekko_skul at 2016-07-04 17:09
こんにちは

野田にこのようなところがあったのですね
自然が豊かに復活していそうですね(^^

コウノトリをじっくりと観察するのは
今日のお写真が初めてだったりします
シャープな画像で、鳥類図鑑よりもよくわかります(^^)

今日もありがとうございました
Commented by ayayay0003 at 2016-07-04 17:34
こんにちは^^
コウノトリ、野生復活にかけて頑張られてるのですね!
1970年に日本の野生のは、絶滅したのですよね~^^;
コウノトリは、大きい水鳥なのが災いしたのでしょうか?
サギと比べても大きく、鶴のようだと書いてましたね!
なのに、ひかる君はとても臆病なのですね~
上手く野生で生活出来るようになれば繁殖も望めますから野生のコウノトリの復活の先人を切る存在になってほしいですね(^^♪
Commented by blue-lulubul at 2016-07-04 19:14
旅プラスさま、今晩は。
イヨッ! いよいよ鳥博士ですね。
どうして、こんな近くで写せるのでしょうか?不思議で~す。
後ろから取った姿、面白いですね。初めて見ました。
遊び心が楽しい映像ですね。
Commented by umitosora14 at 2016-07-04 19:34
今晩は^^
コウノトリくん、里帰りしてくれていて、ラッキーでしたね♪
それにしても、猛暑の日に、屋外で鳥を探すのは、
ちょっと・・・危険・・・かも><
田んぼなんて、木陰も無いですし
どうぞ、炎天下での撮影はお気をつけくださいね
ただ、2枚目の写真、多くの方が、何か作業されてるんですね
水田のお手入れ?昆虫採集?
暑さも物とせず、熱心ですね~
コウノトリさん、じっくり見たこと無いですけど、
キリッとしたお顔に風情ですね^^
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-04 20:46
geckoさん、こんばんは

コウノトリというと兵庫県豊岡市の「コウノトリの郷公園」が有名ですが、
千葉県でもこんな取り組みをしてました。
御本家の「コウノトリの郷公園」は合計93羽も飼育してるとHPに出てましたが、凄いですね。

ここの親鳥のコウちゃん、コウ君は多摩動物園で飼われていたのを譲り受けたそうです。
で、毎年生まれた幼鳥を放鳥してるのですから、うまく子孫が増えて欲しいですね。
私も期待してます。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-04 21:04
アリスさん、こんばんは

そうなんですよ。昔から日本にいたコウノトリは一度全滅しました。
その後、中国だったか、ロシアだったかから、貰いうけて、またジリジリと個体数を増やしてるところです。
兵庫県の豊岡市が率先して頑張ってくれてていて、豊岡市の「コウノトリの郷公園」に行くと
合計93羽も飼育してるらしいので、一度訪問してみたいです(^。^)
そういえば、この近所にある空港の名前は「コウノトリ但馬空港」という名前でした。

大きさはちょっと小さめの鶴くらいでしょうか。早く大きくなるので猛禽類に襲われるリスクは少ないのですが、
昔は食用にもされたし、近年は畑の農薬の影響で減ってしまいました。

こうのとりの里の係の方も、ひかり君にはあまり遠くに行ってほしくないみたいでしたよ。
もし怪我をしても近場だったら、ひきとって手当もできますからね。
関東のコウノトリ作戦は、まだスタートしたばかりで、これからですが、成功してほしいですね。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-04 21:14
blue-lulubulさん、こんばんは

鳥博士まだまだですが、鳥好きカメラマンです。
居酒屋では、焼き鳥も大好きです(^。^)

もし田んぼにいたら、こんなに近くでは撮れなかったのですが、飼育観察棟に里帰りしてたので、
屋外飼育場はすぐ目の前でした。

ここに居たのは私一人だったので、自由に場所を変えながら撮り放題。
色んなポーズを撮れたのでラッキーでした(^。^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-04 21:26
umiさん、こんばんは

おっしゃる通りですね。車で15分くらい廻れば、田んぼのどこかで、見つかるかなと安易に考えてたのですが、
この辺りの田んぼは、道が狭くて車が入れません。
もし車を諦めて、トボトボと歩いてたら、30分が限界だったでしょうね。

幸い、ひかる君が、里帰り中で助かりましたが、本当はひかる君が、美しく空を飛ぶ姿も撮りたかったので、
ちょっとだけ残念でした。

2枚目は、「市民水田農園」なので、農民じゃない方々が楽しみに育てている稲なんです。
この日は草取りをしてたみたいです。

コウノトリは顔だけ見ると、丹頂鶴とよく似てました。
でもコウノトリ目、コウノトリ科、コウノトリ属、コウノトリなので、鶴とは先祖で別れてるみたいです。
Commented by sakuramoon7767ryo at 2016-07-04 23:07
こんばんは~
こんなにハッキリとコウノトリの画像を拝見するのは初めてです。
大変興味深いですね。
オシリからの画像や背中の発信機とか凄いショットですね。
羽を広げた様子はホントに美しいですね~
丹頂鶴に似た姿ですね。
くちばしがかなり長いですね。
目が切れ長でとても色っぽいですね~♬
コウノトリのコウちゃんコウ君は面白いネーミングですね^^;
本当に貴重な写真を拝見出来てうれしかったです。
写真展とかなさらないのですか?
長々とすいません^^;
私は今日御朱印お出掛けしました。明日ご報告しますのでそちらも見て下さいね❣
お休みなさいませ。
Commented by li_se at 2016-07-04 23:09
こんばんは
コウノトリを飼育して野生に戻す・・という取り組みなのですね
千葉にこういう施設があることも知りませんでした。
大きな翼に正面顔のアップ!迫力ありますね~

親鳥たちの名前・・昔はあまり考えてなかったのでしょうか(笑
そういえば動物園では名前のある鳥って・・いなかったかも?
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-05 07:30
sakuramoonさん、おはようございます

背中の発信機まで見えてるのは、レンズが70~300mmの望遠だから。
鳥や、動物を撮る時に、重宝するレンズですが、重さが1kg。
カメラと合わせて2kgなので、長い時間ピントを合わせながら撮ってると腕が疲れます。

大きさも、姿かたちも丹頂鶴と似てるのですが、つる科と、こうのとり科は、遠いご先祖の時代に別れたので、
遠い親戚筋みたいな関係だそうです。

写真展ですか、無理、無理(^。^)
費用ばかりかかって、写真展貧乏になっちゃいます(笑)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-05 07:50
りせさん、おはようございます

兵庫県豊岡市を中心に、全国の何ヵ所かで、コウノトリを野生に戻す運動をしてるそうです。
あまり長く飼育場で暮らすと、放鳥してもすぐ戻ってきてしまうし、うまく野生に戻ったと思ったら、
1000kmも先の新潟や山形に行ってしまうとか、予想外の出来事がありながら、毎年放鳥が進んでるそうです。

コウノトリをこんなに近くで見たのは、私も初めてですが、なかなか気品がある鳥ですね。
さすが、幸せを運ぶ鳥と言われるわけです(^。^)

コウちゃん、コウ君は生まれた場所と時期が違って、なので同じ名前が付いてしまい、
偶然夫婦になってしまったということらしいです。もうちょっと可愛い名前のがいいんじゃないでしょうか(^。^)
3月に生まれたひかる君と、きずな君は、子供たちからの公募で決まったそうですよ。
Commented by sakuramoon7767ryo at 2016-07-05 11:44
写真は機材を現場まで持って行かなければならないので大変ですね。
そして時間との闘い、体力、気力勝負の様な…
多くの努力が結集して作品として開花するんですねー。
ホントにシャバーニファミリーもコウノトリも素晴らしい写真ですね。
益々期待させて頂きます♬
Commented by kaorunchoko at 2016-07-05 12:41
❤旅プラスさん こんにちは!
コウノトリやアホウドリ、新潟のトキ等、
繁殖させる方々は、大変なご苦労をされているんでしょうね!
でもこうして仲良しカップルに毎年子供が生まれ
元気に巣立っているって聞くと、全く関係ない私でもとっても嬉しいですヽ(^。^)ノ

コウちゃん、コウ君!?ホント変なの~って私も思いましたよ(笑)
束の間の里帰りか・・・今度出ちゃったら自力で頑張らなきゃなんですね!
自然界は厳しいですね(^_^;)
発信機は埋め込みかと思いましたが、リュックなんですね\(◎o◎)/!
元気に逞しく自然界で生き延び子孫を残せる事を祈ります!
ガンバレーーひかる君!
今日も知らない情報、興味深く読ませていただきました(^_-)-☆
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-05 15:31
sakuramoonさん、こんにちは

ありがとうございます。
機材を持って歩くのは、慣れてますから。
でも本当にきつかったのは、身延山久遠寺の枝垂れ桜を撮ろうと、287段の石段を登った時とか、
御岳山のレンゲショウマを撮ろうと、勾配のきつい山道を登った時とか。
3年前、5年前と比べると、はるかに機材の重さが肩にこたえます(笑)
気力はあるんですが、問題は体力。あと何年、こうやって撮れることやら(^。^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-05 15:42
kaorunさん、こんにちは

コウちゃん、コウ君、ペアーは、幸いにも毎年頑張って子供を産んでくれます。
でもこの近辺で野生化に成功したコウノトリが、全員兄弟になってしまうので、
それはそれで、子孫保存のためには問題。
時々は個体数が多い、豊岡市と交換トレードをしたらどうかと思いますが、余計なお世話ですね(笑)

野生化プロジェクトなので、本当は里帰りはご法度なんです。
でも育てた飼育員さんたちは、半分困った、半分嬉しいみたいな気持ちかもしれません。
駄目な子供ほど可愛いともいいますからね(^。^)

でも今度、外に出たら屋根のネットを閉じるそうですから、いずれは逞しく、自然の中で生きていくでしょう。
ひかる君との出会いは1時間程でしたが、何か忘れることができない気になる存在になってしまいました(笑)
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