「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」と賞賛されるバロック芸術の彫刻家ベルニーニ
2016年 07月 08日
無料で見学でき、写真も撮れるベルニーニの彫刻を見ようと、教会や噴水を廻っています。
朝早くホテルを出てからのローマ市内の移動手段は、バス、タクシー、徒歩、地下鉄でした。
サン・フランチェスコ・ア・リーパ教会、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会を見学し、これから紹介するバルベリーニ広場へは徒歩で移動しました。
バルベリーニ広場の「トリトーネの泉」は、ベルニーニが制作した数多くの噴水でも、最初の作品です。
なんと背後のホテルは、その名もBERNINI。
4頭のイルカの上で海神トリトーネが水を噴いています。
そしてすぐ近くにある「蜂の噴水」は、水汲み用。つまり生活用水として使われてきた噴水です。
開いた貝に三匹の蜂がとまっている愛らしい噴水ですが、なぜ蜂なのかというと、噴水の依頼者がウルバヌス8世で、三匹の蜂を紋章にしているバルベリーニ家出身だから。
バルベリーニ駅から地下鉄に乗り、2駅目のフラミニオ駅に向かいました。
以前、カラヴァッジョの絵でもご紹介した、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会です。
教会のキージ家礼拝堂はラファエロによって設計されましたが、右側の彫刻に注目です。
ベルニーニ作、「ハバククと天使」
手も足も飛び出してますが、一つの大理石から切り出して刻んだ彫刻であり、もう驚くしかありません。
この教会にはもう一つあって、同じくベルニーニ作で「ダニエル」
角度を変えて見ると、ライオンが足をペロリと舐めてます。
「オルガン下の天使の像」は主祭壇の右にありますが、この像はベルニーニの作だという確証がないそうです。どうみてもベルニーニ作にしか見えませんが、どうなんでしょうね。
ここから再び地下鉄の1駅分の距離を、なんとか歩き、スペイン階段までやってきました。途中でジェラードを食べたのが元気回復のもとでした。
スペイン階段の下にある噴水が、バルカッチャの噴水(船の噴水)です。
この作品はベルニーニと、ベルニーニの父親の共同制作と言う説があります。
ベルニーニは1598年から1680年にかけての彫刻家であり、建築家でした。なので、解明されてない作品もあります。
しかしながら17世紀のローマで彼が、これだけの素晴らしい彫刻を数多く残したということは、イタリア芸術の奇跡です。
今はユーロですが、昔のイタリア・リラには彼の肖像がお札の裏に印刷されていました。
「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」といわれるくらい、彼の彫刻は今でもローマで愛されてます。
イタリアンジェラートを食べながら、一緒に散策をしている気分で拝見させていただきました。
芸術には本当に疎い私なので、こういう記事で勉強させていただけて嬉しいです。
素敵な精巧な彫刻の数々、素晴らしいです。
こちらは無料で見られるシリーズなのですね(*^_^*)
3匹の蜂があしらわれていたり、
足下のライオンが可愛いです!
先月アップされていたベルニーニの記事と共に今回もとても楽しませて頂いています。
私もローマでベルニーニの作品巡りをしましたが、彫刻とは思えないほどの躍動感や豊かな表情に圧倒されました。旅プラスさんが以前おっしゃっていたように、街を歩きながらベルニーニの作品に気軽に出会えるのがよいですね。町中が美術館みたいですね。
と思いました^^;
でも私もコメント頂いてたので???っと悩んでました^^;以前行かれた時の記事なんですね。
イタリアは行った事ないので羨ましいです。ベルニーニの彫刻は肌に喰い込むような指や複雑な布の動きなどとても大理石で作られているとは思えない質感ですよね。写真でしか見た事がないですけど、実際目にしたら感動は計り知れないでしょうね(>ω<)
噴水巡りもしてたのですね(^^♪
いつかはと思いながら、バスで通る時にチラッと垣間見た
トリト―ネの噴水だったりします(笑)
バルカッチャの噴水は2度程見たことはあるのですが
この噴水だけを写真に撮ったことがないように思います(-_-;)
記念写真的にいっしょに撮ってもらったものしか・・・
キ―ジ家礼拝堂、こちらも、いつかは行ってみたいところのひとつです。
1つの大理石から切りだした彫刻は、ほんとに美しいですね!
ベルニーニの彫刻の曲線美に魅せられる今日の記事、堪能させていただきありがとうございました(^^♪
えーと、題名忘れたけどローマ舞台の映画、噴水の池で惨殺されるバチカンの次の法王候補。。。
これ読んで、映画見て、すぐのイタリアローマ行き。
映画で見たバチカン広場の地面の絵や、噴水や寺院やらに
感動〜(笑)
ついでに「ローマの休日」のスペイン広場とか♪
何度行ってもイタリア大好き♡
前世はイタリア人だったと思う(笑)
でん母
ジェラードを食べながらの散策。東京ではあまり感心しませんが、ローマでは日常茶飯事、当たり前(^。^)
スペイン階段では、文化財の保護が理由で、ジェラードを食べるのが禁止されましたが、
かわりに、この近辺の道路を歩きながら食べる人は多いです。
私ですか?、ジェラード食べながらだと、写真が撮れないので、お店で全部食べてから再び歩きました(^。^)
今回は無料で見れるベルニーニばかりで、有料の「ボルゲーゼ美術館」のベルニーニはパスしました。
本当は2日欲しいとこですが、なかなか日程的にローマに2日もいれないので、今回は1日で半分だけ廻りました。
もうちょっと連続してアップすればいいんですが、花菖蒲とか、古代蓮とか、朝顔市とか、
時期的なものを優先してしまうと、ついつい後回しになってしまいます(^。^)
ベルニーニの作品巡りはできれば涼しい時期に、そしてできるだけ歩いたほうがいいですね。
ただし、2万歩も歩くと、一般人は相当バテちゃうので、体力温存も考えながら効率よく、タクシーと地下鉄も
使った方がいいと思いました。
私のこの日は、最後はバテバテ、夕暮れ時に道を間違えて迷子になりそうでしたから。
街中が美術館、名前を付けるならローマ美術館ですね。また5年後くらいの涼しい時期に行ってみたいです。
ローマ巡りですね♪
ローマ、懐かしい~もうずいぶん前です
ウロウロ歩き回ったのはとってもいい思い出ですけど、
どこの教会や泉を見たのか名前は覚えてなくて^^;
すくなくとも、今日のお写真のところは行ってないのは確かですけど(笑)
ベルニーニの彫刻、素晴らしいですね~
一つの大理石から切り出して刻んであるんですね!
生き生きとしてて、凄いです♪
いつか、彫刻のことや絵のことをもっと勉強して、
また訪れてみたいなぁって思います^^
イタリアって、都市ごとにカラーが違って、面白いですよね
文中のどこにも日付がなかったですね(^。^)
ドイツを経由して、マルタ島、ケニアのマサイマラ、それからローマに移動して、
今年の3月16日にローマ市内を歩きました。
おっしゃる通りで、肌に喰い込むような指や複雑な布の動きなどがベルニーニの特徴ですが、
その一番凄い作品が「 プロセルピナの略奪」です。
この作品はボルゲーゼ美術館の中にあって、日本で予約していかないと、なかなか入れません。
私は6年前にボルゲーゼ美術館で見ましたが、まさしくベルニーニの最高傑作がこの
「 プロセルピナの略奪」と私は思ってます。
実際に真ん前で見ると、身体が固まって、動けなくなりますよ(^。^)
トリトーネの噴水があるバルベリーニ広場は、交通の要衝なので、バスも沢山通ります。
そんな車も人も通る広場の真ん中に、ベルニーニの噴水が、デンとあるんですから、ローマは凄いですよね。
バルカッチャの噴水は、一般的にはスペイン階段の下に、何か噴水らしいのがあったな~、くらいの印象ですよね。
昨年酔っぱらったオランダのサッカーファンが、ここで暴れて一部が破損したそうです。
1629年の作品ですから、かれこれ400年前のベルニーニ作品が壊されたら、ローマ市民は激怒ですよ。
オードリー・ヘップバーンだって、「私のローマになにすんの」と怒るでしょうね(^。^)
今、そのオランダのサッカーファン44人が、損害賠償を求める裁判にかけられてるそうです。
確か修理費は3,000万円でした。今は修理も終わり綺麗になってますよ。
キージ家礼拝堂は、映画「ダ、ヴンチ・コード」にも出てきました。
写真の7枚目、「ハバククと天使」の天使が指さしてる方向が、サンピエトロ広場で、
次の殺人が行われる現場でした。あの映画にはベルニーニ作品が沢山出てきますから、
先に映画を観てから行かれるといいですよ。
そのローマ舞台の映画って、「ダ・ヴィンチ・コード」じゃないですか。
あの噴水はナボーナ広場にある「四大河の噴水」で、ベルニーニの作です。
6年前に見つけて、写真も撮ったのですが、当時撮った写真は本当に下手糞なので、出しそびれてます(^。^)
映画見てすぐに行かれたというのが、でん母さんらしいですね。
今日の写真ではサンタ・マリア・デル・ポポロ教会のキージ家礼拝堂も映画では重要な役割でした。
「ハバククと天使」の天使が指さす方向が、秘密を解く鍵でしたから。
でん母さんの前世はイタリア人ですか。お金にいいかげんのようには見えませんけど(^。^)
私の前世はきっとイギリス人です。大きな決断をしても、すぐあとで後悔することがあるから(笑)
3月のローマ巡りがまだ続いてます。
実はマサイマラのサファリ日記もまだ終わってません(^。^)
一つの大理石から切り出すところですが、何かの本で見たのは、普通の彫刻家なら簡単に割れてしまうそうです。
ところがベルニーニは、どの方向からどう削れば割れないかを熟知してたので、
途中で大理石を割ることは殆どなかったそうです。
幼いころから彫刻に親しんで、子供の頃の作品も残ってるくらいですから、本当に天才だったんですね。
ローマとフィレンツェは違うし、ローマとミラノも全然違います。ヴェネチアも全然違うし(^。^)
古代ローマ時代の「アッピア街道」沿いの街と、「フラミニア街道」沿いの街も違うし、どこを訪れても、楽しめます。
以前に書いたかもしれませんが、塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読んだあとからのが、
イタリアの旅は数倍、楽しくなりました。
ベルニーニの彫刻は、本当に美しいですね!!!
あの固くて冷たい大理石が、ウソのように、見事に人体を表現していますよね!!!
髪の毛や人の身体の肉付き、衣、それが石とは思えません\(◎o◎)/!
しかも一つの大理石から切り出しているとは!
もしかしたら、メドゥーサの呪いにあった人なんじゃ!?違うか(笑)
私も何時か実物を見てみたいなぁ~って思います。
仲良しUさんがGWにローマに行ったのですが、治安が悪いらしいですね。。。
スリが多いそうです・・・ テロも彼方此方で起こり、
呑気な私なんて、海外行ったらヤバいかな・・・(^_^;)
取材の鬼と化した旅プラスさんの所で見る位が丁度いいかな(^_-)-☆
メドゥーサの呪いにありそうですね。
ヨーロッパにはメドゥーサを模した石像が、いくつも残っていて、ジェームスボンドの撮影地となった
イスタンブールの地下宮殿にも大理石でできたメドゥーサの首が残ってます。
ボルゲーゼ美術館の「アポロとダフネ」もベルニーニの作品ですが、ダフネが月桂冠に変身するという瞬間を
捉えた彫刻なので、メドゥーサもびっくりだと思います。
ベルニーニも、人間が石や月桂樹に変わる瞬間を意識してたように思います。
スリは日本を一歩でると、世界中にまんべんなくいます。
歩くともれなく付いてきます、みたいな感じですね(^。^)
特に失業率が高い都市に多いのですが、これが南米のリオとかになると、強奪ですからローマよりも危険(^。^)
海外旅行ではまず、モードを切り替えて常に用心することが大事ですが、油断しなければ被害にあうこともありません。
慣れてくると「こいつスリとちゃう」って、わかりますよ(笑)
ベルンーニ作「ハバククと天使」!
こんな作品が400年も前に 完成してたというのが、不思議ですよね。
しかも一つの大きな大理石から彫られてます。
絵画なら運んでこれますが、彫刻なので日本でも、イタリア以外のヨーロッパの国でも、運び込むことは困難です。
それも「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」
のだから仕方がないことですね。
この日記を楽しんでいただけて良かったです。