バロック芸術の巨匠ベルニーニの彫刻を見るためにローマを歩きまわった日(その最終回)

2016年の3月17日は、ローマでの最終日でした。

ローマ市内の無料で、写真も撮れるベルニーニの彫刻を探し、朝から夜まで歩きました。
サンフランチェスコ・ア・リーパ教会、サンタマリア・ソプラ・ミネルヴァ教会、バルベリーニ広場、サンタマリア・デル・ポポロ教会、スペイン階段と廻り、サンタンドレア・デッレ・フラッテ教会です。
予想してたより間口は狭く質素な外観。

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しかし一歩中に入ると違いました。豪華な内装の教会です。
そして目的の2体の彫刻が、向かって正面奥の祭壇の左右に見えました。

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向かって左側の天使像と、

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向かって右側の天使像。

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2010年11月にサンタンジェロ橋で見た、20体の天使像のうちの2体が、この彫刻のコピーでした。
6年ぶりにコピーでなくオリジナルと巡り合うことができたわけです。
ベルニーニにしか表現ができないような気品のある顔立ちと表情。風を受けたようなドレープが素晴らしかったです。

次に向かったのが、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会。
明るいうちに前まできましたが、12時から15時30分は、閉館時間で中に入れず、夜遅くに再び訪れました。この写真は昼に撮りましたが、外観はどこにでもありそうな普通の教会。

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祭壇に向かって一番左奥に「聖テレサの法悦」があります。

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天使が修道女テレサの心臓を金の槍で突き刺す場面で、テレサは恍惚となり神の愛に身を委ねています。彫刻がちょっと高い位置にあり、テレサの細かい表情は見えません。

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2010年11月と、今回の2016年3月の2回で、見たかったベルニーニの彫刻の殆どを見ることができました。ベルニーニの彫刻はやはり素晴らしいです。
「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」、というくらいローマで今でも愛されてるのが、ベルニーニですから。

夜はホテルの近くで食べました。魚のディスプレイが美味しそうだったのですが、カンパチのような白身魚の香草焼きの味はイマイチでした(笑)

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泊まってるホテルの前で、バルブ(長時間露光)撮影、しかも三脚無し。
何を思ったんでしょうね。ここは安全な場所ですが、ホロ酔いだったようです(笑)

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これで3月の旅行のイタリア編は終わります。マルタ編も全部掲載したので、残るのはケニアの野生動物があと少しです。



by tabi-to-ryokou | 2016-07-28 16:00 | 世界遺産 | Trackback | Comments(16)
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Commented by yumeyume828 at 2016-07-28 17:10
わぁ~素敵ですね~♪
日本ではなかなかこんな場所ないし、教会は撮影禁止が
殆どだから羨ましいです~
生でみると格別に美しいんでしょうね~^^
Commented by BBpinevalley at 2016-07-28 17:20
ベルニーニの彫刻は、ミケランジェロよりもセクシーで柔らかいですね。
ルーブルにうつむいて眠っている女性像みたいなのがありましたが、とても綺麗でした。
最後の写真、すごくいいですね〜
Commented by ayayay0003 at 2016-07-28 17:43
こんにちは^^
3枚目、4枚目の天使の像、とても素敵ですね~☆
それがサンタンジェロ橋にコピーがあるのですか!
自分のブログを見直してみるとイタリア旅行12にその橋が出てました。
私は、橋の名前を間違えて記載してることが判明しました!ヴィットリアエマヌエレ2世橋と書いてますが、実際は、サンタンジェロ橋でした!
旅プラスさんのこの記事のおかげで分かり嬉しいです(^^♪
残念ながら、この橋は通らなかったので遠目に見ただけでした。
ローマの教会は、中に入るとつくりが豪華でほんとに素晴らしいですね!
最後の写真、映画天使と悪魔に出てくるような場面ですね♪
とても芸術的です☆
また機会があればローマを訪れたくなる今日の記事でした(^-^)
Commented by ei5184 at 2016-07-28 18:41
イタリア旅行記、最後まで楽しませて頂きました。
もう一度ベネチア・サンジミニアーノそしてフィレンツェへは訪ねたくて
今年の2月に予定をしていたのですが、足の故障で延期していました。
しかし、夏の今でも回復せず ひょっとしてもう無理なのかも・・・
そんな事情もあったので、尚更懐かしく拝見しました!
Commented by umitosora14 at 2016-07-28 19:41
お写真を拝見してると、
大理石なのに、とてもやわらかな質感を感じます
風情もいいですし、風になびいてるような衣、
見事ですね~
いつか、またイタリアに行って、彫刻もじっくり見たいなぁって思います
教会の外観のそっけなさと、中の煌びやかさ、
ほんとに対照的ですね!
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-28 20:45
yumeさん、こんばんは
日本と違ってヨーロッパの教会は石で造られるので、15世紀の教会も、古いと12世紀の教会も、現在に残ってます。
そして祭壇も、絵画も、彫刻も、内装も全てが絢爛豪華で、そのまま残ってるものも数多くあります。

ベルニーニの彫刻は、17世紀なので、比較的新しいのですが、思いもかけない小さな教会に、
さりげなく残ってたりするので、もう感動してしまいます。
そうそう、どの教会も入場料なんてとりません、タダです。

函館・八幡坂の親子の踊りには笑いました。楽しい親子ですね(^。^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-28 21:02
BBpinevalleyさん、こんばんは
ベルニーニは、まさに天才ですよ。
大理石は方向を間違えて削ると、簡単にポキッと折れちゃうそうですが、
ベルニーニは小さい頃から、大理石の削り方を熟知してたそうです。

なので、風でたなびくようなドレープも削ることができたんでしょうね。
近くで見ると、目を見張るほど緻密で精巧な彫刻でした。
ルーブルのベルニーニは、確かに寝転がってますね(^。^)
ベルニーニの殆どの作品が立ってるか、起き上がってるのに、あの作品だけは謎です(^。^)

最後の写真は、ほろ酔いおじさんの、きまぐれ写真です。
褒めていただけるなら、もっと真剣に、何枚も撮ってくればよかったです(^。^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-28 21:34
アリスさん、こんばんは
サンタンジェロ橋は、サンタンジェロ城から、まっすぐ真ん前に出たとこにかかってる橋です。
ヴィットーリオ・エマヌエレ2世橋は隣の橋で、一つヴァチカン寄りです。でも、そういう勘違いはよくありますよ。

私は6年前にサンタンジェロ橋で、地元のイタリア人らしい人たちに、この20体の彫刻でベルニーニはどれ??
って、5人に聞きましたが、誰も知らず、6人目のおまわりさんが、「これだよ」と親切に教えてくれました。
そのベルニーニの彫刻を写真に撮って、mixiに載せてたのですが、
今回見たオリジナルは、おまわりさんが教えてくれたのと別物で、あれは真っ赤な嘘でした(笑)

ハ、ハ、ハ、最後の写真ですか。レストランでは、入り口しか撮らなかったので、ここで撮ってみよう~なんて。
ホテルは目の前なので、早く部屋に帰りゃいいのに、なにやってんだか(笑)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-28 22:05
eiさん、こんばんは
ベネチア、フィレンツェを訪問する日本人は多いのですが、サンジミニアーノは、
あまり日本人を見かけない町でした。
小さな町ですが、沢山の美しい塔が残っていて、中世がそのまま残ったような景色ですね。

その後、足の故障はまだ回復しませんか。
確かにイタリアの中世の町は、自由に散歩できないと楽しさも半減ですから、じっくり治して下さいね。
是非、また再訪ができますようにと、東京下町からも願ってます。
Commented by sakuramoon7767ryo at 2016-07-28 22:12
人の技の凄さを改めて感じる作品ですよね。
木彫だったり石彫だったり考えられないような表現の出来る作家さんが日本人も含め太古の昔からたくさんみえますね。
ベルニーニの表現はホントにお顔も美しいし、風になびくような布の表現は群をぬいてますね!
どうしてあそこまで出来るのでしょうか?
対象物を見る目力とそれを形にする技術力半端ないですね。
実物が見てみたいです!
旅プラスさん羨まし過ぎます☆
町並みの灯りもロマンチック❣
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-28 22:21
umiさん、こんばんは
ベルニーニの彫刻はこの時代には画期的だったと思いますが、
没後の17世紀後半から、現代にいたるまで、ベルニーニを超える彫刻家はまだ現れてません。
それだけ、彼はずば抜けた才能の持ち主だったんですね。

教会を散歩しながらベルニーニを訪ねることができますから、
ローマに行かれる時は是非、彫刻散歩もどうぞ。
小さな教会でも、中に入ると眩いばかりの、祭壇や、彫刻や、装飾を見ることができます。
不思議ですが、ローマにはそれだけ繁栄した黄金時代があり、その遺産が、まだしっかりと、残ってます。

第2次大戦が始まった途端にムッソリーニが降伏しちゃったので、イタリアの文化遺産は殆どが破壊されずに残りました。
弱虫ムッソリーニですが、今となると、あの無条件降伏の判断は正しかったと思います(^。^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-28 22:34
sakuramoonさん、こんばんは
ベルニーニの日記を楽しんでいただけましたか。
日記に「イタリア」というタグを作ったのですが、タグが20個オーバーとなってしまい、うまく検索できません、
カテゴリーの「世界遺産」で、検索していただければ、他の世界遺産も混ざってますが、
過去のイタリア日記を検索できると思います。

ただ、エキサイトブログに書き始めて、まだ3年なので、それより以前のイタリア日記は「mixi」にしかなくて、
いずれ時間ができたら、移植して、エキサイトブログのイタリア編も完成させたいなと思ってます。

ベルニーニをまとめて観るとしたら、ローマのボルゲーゼ美術館が一番いいのですが、ここは有料です。
でも今は、写真撮影も可能になったので、観て楽しみ、撮って楽しみ、帰ってきて楽しむこともできますよ。
目力も技術力も、半端でない彫刻家の、実物作品を楽しんでいただけます。
Commented at 2016-07-28 23:36
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-29 07:47
23:36鍵コメさん、おはようございます
私の場合、本は好きな方で、サラリーマン時代は毎月10冊前後は読んでました。
独立起業して、自分でビジネスを始めてからは、ゆとりも、時間もなくなり、経済雑誌しか読んでません。
でも歴史の本と、写真の本は、今でも時々読んでます。

全ての道はローマに通じ、彫刻の道はベルニーニに至る。
↑ 今、考えました(笑)
Commented by kaorunchoko at 2016-07-29 10:06
❤旅プラスさん こんにちは!
一足お先に週末で~すヽ(^。^)ノ
半日の休日出勤の代休&有給半日で、本日お休み(*^^)v
平日のお休みは、めっちゃ得した気分です(笑)

ベルニーニの彫刻は、本当に美しいですね❤
前にも書きましたが、本当にこれが石とは思えません!!!
柔らかな体の線や衣、髪の毛、本当に素晴らしいですね。
「聖テレサの法悦」空からの光があたり、うっとりするような美しさですね。
教会の内部も美しくて。。。ローマへ何時か行ってみたいなぁ・・・

お魚のディスプレイ確かに入ってみたくなりますね!
お味がイマイチとは・・・残念でした(^_^;)
残りが・・・また、次の旅の計画が始まっているんでしょうね(^_-)-☆
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-07-29 10:35
kaorunさん、おはようございます

あれれ、今日はお休みですか。3連休ですね。
ゆっくり休養をとって下さい。

ベルニーニの彫刻の素晴らしさに賛同していただき、ありがとうございます。
本当に素晴らしいんですよ。
何故、日本にはこういう彫刻がないのか、不思議です。
日本の町工場における物造りの技術は世界一、なんですけどね。

お魚のレストランですが、ああいう綺麗なディスプレイをしてる店は、たいてい観光客が目当てで、高くてまずい。
地元に人たちで賑わってる、大衆食堂みたいな店のが安くて美味しいケースが多いです。
今回はいつも常宿としてたホテルを変えたので、新規開拓でしたが、見事に失敗しました(^。^)
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