日本に現存する代表的なアールデコ建築といえば、東京都庭園美術館。なのに、どうしての勘違い!!!

アールデコ建築と言っても、よくわからないので、3年前にリニューアル工事が完成した、港区白金台の庭園美術館を訪ねてみました。

朝香宮ご夫妻は自邸の建設にあたり、フランス人芸術家アンリ・ラパンに主要な部屋の設計を依頼するなど、アール・デコを積極的に取り入れ、1933年5月にその建物は完成しました。

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アールデコの定義自体がよくわからないし、この建物のどこがアールデコなのと言われても、説明できませんが、調べたらこう書いてありました。
1910年代半ばから1930年代にかけてヨーロッパ・アメリカを中心に発展した装飾美術がアールデコ。円や幾何学モチーフなど無機質な印象を受けるクールなデザインが特徴的です。

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日本にあってアールデコと言われる建物は他に、御茶ノ水・山の上ホテル、伊勢丹新宿本店、日本橋三越本館、横浜地方気象台、神奈川県庁舎、大阪府庁舎などです。
ニューヨークではクライスラービル、エンパイアステートビルとかもアールデコだとか。

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庭園の観賞だけなら100円。本館・新館に入場する場合は展覧会によって料金が違います。
内装もフランス直輸入のものを用いており、アール・デコ様式を正確に留めた建物は、昭和初期の日本文化をがうかがえますと書いてあったので、勿論中に入ります。

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開催中の展覧会は「子供ファッション展」ということで、全く興味は無かったのですが、1,100円を払い、建物の入り口にやってきました。
正面玄関のガラスレリーフ扉はフランスのガラス工芸家、ルネ・ラリックの作品です。

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ここで、とんでもない大誤解と、大勘違いが!!!
国の重要文化財でもあるし、撮影もできるのかと思っていたら、館内は全て撮影禁止でした。
なので、アールデコの華麗な内装は撮影できずに終わりました。がっかりです!!!

庭園から見た本館です。開館30周年を迎え、2013年に本館及び新館工事が完成しました。

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こちらは新館です。ギャラリーが2ヵ所と、ミュージアム・ショップと、カフェがありました。

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さりげなく庭に置かれていた、オシップ・ザッキン作「住まい」

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最後の写真は、葉っぱなのか、花なのか区別がつかないピンクの生垣。

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朝香宮邸 → 吉田茂外相・首相公邸 → 白金迎賓館(赤坂迎賓館開設まで)、という歴史を持つアールデコ様式の建物はこんなところでした。



by tabi-to-ryokou | 2016-08-04 16:00 | 建造物 | Trackback | Comments(16)
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Commented by BBpinevalley at 2016-08-04 16:46
アールデコの特徴が、割と控えめな建物ですね。
アメリカやニュージーにあるアールデコ建築は、いかにも、って感じです。
宮様はやっぱり上品で控えめ?
正面玄関の感じ、いいですね。
内部、見てみたかったです〜
Commented by aamori at 2016-08-04 16:58
撮影禁止が、日本では多いです。なぜ?
けち❗と思ってしまいます。権威を保つため?
残念です。アールデコよりクネクネした、より装飾的なアールヌーボーが好き。誤解しているかも⁉理解がまちがっているかも⁉です。
Commented by ayayay0003 at 2016-08-04 17:36
こんにちは^^
ほんと、中の撮影禁止は、残念ですね^^;
外からの建物は、シンプルな造り?と感じます。
中こそ、ア―ルデコの特徴があるのでしょうか?
これは、一度は見にこい!という意味でしょうか(・・?(笑)
正面玄関のラリックのガラス工芸はお見事です☆
中がますます見たくなります(笑)
何か特別展で興味を引くものが開催されてる時にでも行きたいです(^^♪
新館のカフェ、ガラガラなんですけどオープンしてるのでしょうか?
海外の美術館のカフェは、結講混んでたりするので不思議です。
最後の生垣のお写真が可愛らしくて好きです♪
Commented by umitosora14 at 2016-08-04 18:56
今晩は^^
庭園美術館!わたし、ここ好きなんです♪
去年の秋の企画展で訪ねました^^
わたしの時も撮影禁止でしたけど、
その企画展の間の平日は撮影OKで、roseyさんが素敵な写真をアップされてました♪
アール・デコもよく分かってなかったのですけど、
素敵な装飾のあれこれに、うっとり、
上質って言葉がぴったりだと感じました
わたしも、いつか、撮影可の時に、また行って見たいです

そうそう、最後のお写真、たぶん「はつゆきかずら」かと^^
新芽がピンクで可愛いんですよ♪
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-08-04 20:11
BBpinevalleyさん、こんばんは

そうなんです。私は庭園美術館となる前の、白金迎賓館の時代を覚えてるのですが、
もうすこし重厚な建物だったという印象があります。
今の庭園美術館は、印象だけでいうと、重みも、厚みも、装飾も足りませんね。
改築してた時期が、リーマンショックの直後なので、都の予算も足りなかったんでしょうか(^。^)
ちょっと残念ですね。

外観は、白金迎賓館の時のが立派でした。海外からの国賓が来るときによく旗を持って、ここに立ちましたから。
実は私、ここから5分の白金台3丁目で産湯につかり、通った小学校は白金小学校でした(^。^)

正面玄関のルネ・ラリックは良かったですよ。
真正面からスクエアに撮りたかったのですが、どうしても自分まで写ってしまうので、斜めから撮りました(笑)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-08-04 20:26
ATSUKOさん、こんばんは

いや、本当、ケチですね。
でも ↓ umiさんのコメントによると、平日でも、撮影OKな日もあるらしいです。
私は、ブロ友さんが美術館の中を撮影し、ブログにアップされたのを覚えてたので、
いつ行ってもOKなんだと勘違いしてました。

アールデコと、アールヌーボーはちょっとだけ違います。
アールヌーボーのが、より曲線的で、モチーフに花が多く、エレガントで、中心地がヨーロッパ。
アールデコは、より直線的で、モチーフは幾何学模様、機能的でも装飾性に乏しく、ヨーロッパ以外にも広まりました。

なので、クネクネして、より装飾的なのはアールヌーボーなので、おっしゃる通りです。
本当はルネ・ラリックは、アールヌーボーの工芸家なんですが、ここではアールデコの工芸家として登場してます。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-08-04 20:47
アリスさん、こんばんは

外に比べれば、中の装飾は、まさにアールデコ、そのものでした。
外観や、庭園に比べれば、館内のが見るべきものが多かったです。

正面玄関のラリックですが、こういう被写体は必ず真正面からスクエアに撮るのですが、
そうしたら、もろに自分が映り込んでしまうので、斜めから撮りました。
私の写真の師匠は、こういう斜めの写真を講評に提出すると必ず「もうちょっと左に寄れなかったんですか」と
きいてきます。曲がったことが嫌いな師匠なんです。
私はざっくばらん、清濁併せ呑むので、斜めも気にしないのですが、やはり写真はスクエアのがいいですね(^。^)

新館のカフェまで辿り着く前に、入館者が全くいないのです。
あのカフェが通りに面してれば、客も来るでしょうが、1,100円も払って、それからカフェでは、
来るのは美術館の観賞客だけ。しかも美術館が閑古鳥ですから、カフェがすいてるのは仕方ないですね。
東京都の役人!!、もうちょっと頑張れと言いたいですが、新知事に頑張ってもらうしかないですね。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-08-04 21:04
umiさん、こんばんは

umiさんの時も撮影禁止でしたか。
なんか庭園美術館の中の写真を、みたような記憶があったのですが、roseyさん、だったんですね。
でも今、umiさんの10月の日記も拝見しました。
何故か、私が堂々と一番目にコメントしてました(^。^)
なのに10ヶ月後にはもう忘れてる(笑)

私もアールデコは、言葉として知っていても、イマイチ、ぴんとこなかったのですが、
今回、訪問して館内を見学して、やっとアールヌーボーとの違いがわかりました。
人間の趣味も時代とともに変化するという見本みたいな、流行と変遷ですね。

「はつゆきかずら」でしたか。可愛い名前ですね。
wikiで画像も見ましたが、間違いないです。
お陰でまた一つ、花の名前を覚えました。ありがとうございます。
Commented at 2016-08-05 07:08
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-08-05 08:07
07:08鍵コメさん、おはようございます

あ、出先なんですね。
お忙しい中、コメントありがとうございます。
そして、びっくりしました。全く気付いてなかったです。
今、書きました、ありがとうございます。

建物内部で撮影したブロ友さんの写真が印象に残ってたので、つい毎日が撮影可能と早合点してしまいました。
がっかりでしたが、ここは私の生まれ育った実家から500m、歩いて5分の場所なので、
昔の懐かしい景色も楽しんできました。

今日、明日とお忙しいでしょうね。でも楽しんできて下さいね。
Commented by yocomilk at 2016-08-05 12:08
旅プラスさん、こんにちは♪
館内は撮影禁止の時とOKの時があるのですね。
もったいぶらないでOKして下されば良いのに。
旅プラスさんの写真で拝見したかったです。
建築に詳しくなくて、アールデコ?って良くわかりませんでしたが、
伊勢丹もそうだと聞いてなんとなく、うんうん(^^)
直線的な感じなんでしょうか。
今度行ったら(伊勢丹です)良く見てきます。

最後のお写真、またまたカメラ女子風ですね!!
ピンクが可愛いです。
Commented by kirafune at 2016-08-05 14:57
旅ぷらすさん

こんにちは!
ここ、大好きです。
以前に行ったときは撮影OKだったのに、
最近は厳しくなったのですね。
がっかりなお気持ちよくわかります。
また、平日で撮影OKのときに
行ってみたいと思いました。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-08-05 16:10
yocoさん、こんにちは

そうですよね。
撮影がOKなのか、NGかが、美術館のHPには出てないんですよ。
私は頭からOKだと信じて、行ってしまいましたが、もし今後行かれることがありましたら、
電話で聞いてから行かれた方がいいですよ。

そうです。伊勢丹のあの直線的で、幾何学的な感じがアールデコです。
最後の花はumiさんが、教えてくれましたが、「はつゆきかずら」だそうです。
またまた女子カメラでした(^。^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-08-05 16:23
kirafuneさん、こんにちは

ここは展覧会の内容によって、料金も変わるという変則的な美術館ですが、
もしかしたら、展覧会の内容によって、撮影の可否も変わるんじゃないでしょうか。
2年前と、昨年の「アール・デコ建築をみる」という展覧会は平日に限って撮影が可能だったようです。
私が訪問した日は「こどもとファッション」、そう隠すような展示品でもなかったですけどね(笑)

多分、狙い目は展覧会の名前に「アール・デコ」が付いた時の平日だと思います(^。^)
Commented by oomimi_usako at 2016-08-05 18:52
あら?
撮影禁止?

私の出掛けた時には、バシバシ撮影出来ました。
皆さまのコメントを拝見すると、日時によるのですね。
残念・・・tabiさまが、あの館内のあれこれをどのように撮影なさるか、
是非拝見してみたいと思います。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-08-05 21:25
usakoさん、こんばんは

撮影が可能かどうかは、日ごろの行いの違いなのかも(笑)
私の場合は、余程日頃の行いが悪いんでしょうね。
今の世の中、ビジネスも厳しいですからね、いつも「いい人」、じゃあやっていけませんから(^。^)

どうも開催中の展覧会に「アール・デコ」と、付いてると、その平日が、撮り放題のようなんですが、
usakoさんもそうでしたか。

昔ですが、実家から目黒駅まで歩く時に、必ず右側に見えたのが、ここでしたが、今回は見事にふられました。
また展覧会の内容を確認しながらリベンジします。
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