国内唯一の建築模型の展示施設「建築倉庫ミュージアム」は、本年6月にオープンしました。

寺田倉庫の建築模型に特化した展示施設「建築倉庫ミュージアム」を訪問しました。場所は品川区の寺田倉庫本社ビルの1階です。
模型を収納するスペースが足りない、もしくは仕方なく捨ててるという都心の建築家たちの要望に応え、預かるだけでなく、展示しながら保存するというミュージアムです。

「なんだ、そりゃあ!!、よくわからん」、という読者のために、どんな模型があるかを、先にお見せしましょう。
2014年にポーラミュージアムで開催されたワンダーウォールの個展で展示されていた模型がギャラリーコーナーに飾られてました。

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どこのビルか、書いてなかったのですが、模型とは思えない出来栄えです。

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手前は建築模型、背景はこの展示スペースのラック群です。

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大型施設の設計は殆どがコンペで決まりますが、建築模型が重要な提案資料となります。
香山嘉夫氏の設計による、東京四谷聖イグナチオ教会はコンペに出したけど負けてしまいました。
残念ながら幻の教会ですが、こちらでも良かったかというような美しい設計です。

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模型とは思えない建築模型は流山市立おおたかの森、小・中学校。この設計者は共同で、小嶋一浩氏と、赤松佳珠子氏でした。

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このお2人の作品で、釜石市立鵜住居地区学校群。模型が美しいので本物も見たくなります。

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隈健吾氏のCAVA MARKET。この木組みを見ただけで隈健吾氏とわかります。

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この建築模型は既に建築されていて、現在は浅草ノランドマークとなった、隈健吾氏の浅草文化観光センター。

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館内照明は各ラックのスポットライトのみで、美術品を鑑賞するような感じでした。
あまりに数多くの模型があって、全部は紹介できませんが、建築関係者らしい若者や、建築好きの愛好家が多数訪れて、写真を撮りながら見学していました。

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最後はユニクロの設計模型ですが、ニューヨーク5番街にそびえるユニクロの旗艦店です。

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そしてこちらは、ユニクロのHPからお借りした、本物のユニクロ・ニューヨーク店。
模型と同じように実際に建てられてますが、建築模型がいかに大切かがよくわかります。

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建築や、設計には馴染が無い方が大多数と思いますが、各ラックには出展者名とQRコードを記載したパネルがあり、模型作品の竣工写真や図面、
出展者のプロフィールもQRコードで検索ができるので、とてもわかりやすいミュージアムでした。



by tabi-to-ryokou | 2016-10-04 16:00 | 建造物 | Trackback | Comments(22)
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Commented by ayayay0003 at 2016-10-04 16:42
こんにちは^^
建築模型とは言っても、本物と違わない精密さで作られていますよね☆
あまりの美しさに、本物を見たくなるお気持ち解ります♫
私は、見たことがない建物が多いので余計に思います。
隈健吾氏の木組みの作品は、現代の日本建築のようでほんと素敵ですね☆
ニューヨーク5番街にそびえるユニクロ、本物と模型、比べて見ることが出来て嬉しいです。

まずは、「建築倉庫ミュージアム」に行かないとです(^-^)
Commented by o-rudohime at 2016-10-04 16:51
模型を見ているだけで実際に出来上がった時が想像出来ますね。
ここまで精密に作れば予算の方も組み込まれるでしょうね・・現実的コメントでした。
個人の家を売り出す時のオープンハウスを見て歩くのが好きでした。
部屋の色(自分でペンキを塗った事がありました)家具類などが見れ楽しかったです。
Commented by froggymama at 2016-10-04 17:22
うわぁ。。ここ行ってみたいです~~♪
ほんとによくできてますよね~美しい!
建築とかインテリアとか結構興味あるので
こういう模型とかってなんかわくわくしちゃうんですよね~
今度娘を連れて行ってみようかな~
娘もこういうの結構好きなんですよ^^
隈健吾氏の作品とか、じっくりみてみたいです!
Commented by aaic5475 at 2016-10-04 17:41
我家の夫どっこいに教えよう♪
知ってるよと言われるかも。。
その道の人なので、彼と出かけると中身よりも
建物そのものを見て歩く事になります^^;
                 でん母
Commented by cafe-moco-cafe at 2016-10-04 18:38
旅プラスさん(*´ω`*)
建築科の学生がいつも模型を作っていた事を思い出しました。小さな木を周りに植え、美術館みたいなものを作って、部室に来ていた訳が分かりました(笑)ちなみに、大学は美術部に所属していました。好きな男の子を追って入部しました。(誰も聞いてないよ!)

つまり、プレゼン材料なんですね。言葉より数字より、まずは立体で説明。今はパソコンの3Dでやるのでしょうか?ユニクロさんの模型は素晴らしい。そして分かりやすい! イメージをさせたらこっちのものですね。

規定の夕方の妄想時間内に、赤レンガのお屋敷に住む自分を想像しました(笑)二階建てで屋根裏部屋ありです。内部は竹で編んだ卵形の揺りかごが天井から吊ってあり、正面には暖炉と薪。よし、模型を作ろう!(笑)学生時代にノートルダム寺院を紙で作った情熱、カモーン( ☆∀☆)
モコ
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-10-04 20:14
アリスさん、こんばんは

確かに模型とはいっても、コンペで受注できるかどうか、競合他社と競り合う時に、
模型は、文章や、図面よりも、審査する人たちの心を引き付ける要因となります。
なので、建築設計事務所は、模型に全力を注ぐわけです。

隈健吾さんの、模型は5作品か、6作品はあったと思います。
今は新国立競技場の細部設計で忙しいでしょうが、この事務所はいつも同時並行で、複数のコンペに参加してます。

実は天王洲アイルで「ここはどこでしょう」という日記を書きましたが、同じ日にこのミュージアムも訪問しました。
モノレールの天王洲アイル駅で下車すると、すぐです。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-10-04 20:24
himeさん、こんばんは

受注のコンペでは、たいてい3社か4社が最終審査に残り、あとは、予算と設計で競います。
その設計を図面でなく、ビジュアルに訴えるのが模型なので、各社が模型の制作に全力を尽くすわけです。

やはり美しい模型が目立ちますよね。結局沢山の模型の中で写真を撮ったのは、自分でも美しいと思った模型でした。
予算ですか。億が三つくらいつく大型施設ならば、模型にかかる費用は僅かです。
でもそう言えるのは、受注できた設計事務所だけで、失注組の事務所は痛い出費でしょうね(^。^)

個人住宅は、千差万別ですから、冷やかしでのぞくのは面白いですね。
でも買うかどうかと真剣にみる時は、売主も、買い主も大変だと思います。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-10-04 20:36
froggymamaさん、こんばんは

froggymamaさんは理系か、デザイン系か、なんて勝手に想像してましたが、お嬢さんも理系ですか。
ならば、是非連れて行って、ご覧になって下さい。

まずは場所ですが、「建築倉庫」か、「寺田倉庫本社」で引いて下さいね。
現地に行くとミュージアムらしい外観と違い、間口も狭いので、まず通り過ぎます。注意深く歩いて下さい(^。^)

私は雨の日の土曜日の午前中に行ったので、ガラガラかと思ったら「ところがどっこい」。
30人くらいのお客さんが熱心に模型を見てました。
全員が建築関係者ですね。だって一般人なら、あんなに真剣には見ないでしょう(^。^)

隈健吾さんの作品は一番多かったです。多分5作品、6作品はありました。独特ですから面白いですよ。
写真も撮り放題なので、楽しんできて下さいね。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-10-04 20:45
でん母さん、こんばんは

「夫どっこい」さんというか、でん父さんも、業界関係者ですか。
建築関係の仕事も、設計か、建設かで、大きく分かれるのですが、もし設計関係なら、勿論ご存知でしょう。

でも、東京は遠いから、まだご覧になったことはないかもしれませんね。
でん母さんも、好きな本が「建築家のすまいぶり」というのを覚えてますよ。
だって女性で、愛読書が「建築」の人は珍しいですから(笑)

ご自宅にも建築模型が置いてあったりしますか。
私は、建築のド素人なんですが、素人でも建築模型は大好きです。
小学生の頃、ジオラマが好きだった延長線上かもしれません。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-10-04 21:00
モコさん、こんばんは

誰も聞いてないけど、私は聞いてますよ~(笑)
で、その好きな男の子との結末は??。
まさかそれが、今の主人です、というオチなのでは(^。^)

やはりプレゼン資料は、今でも模型みたいですよ。
隈健吾さんが受注した新国立競技場で、落選した設計事務所の模型も展示されてたくらいですから。

学生時代にノートルダム寺院を紙で作ったんですか。
ゴシック建築を、紙細工にするのは難しかったでしょう。
あのバラ窓と尖塔が大変ですよね。模型があるなら着色くらいは手伝いましたよ(^。^)
パリ、シャルトル、ランス、アミアン、ルーアン、ストラスブール、他にもあったかもしれないけど、
私がフランスで大聖堂巡りをしてた時代の思い出のノートルダム寺院です。
Commented at 2016-10-04 21:19
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by umitosora14 at 2016-10-04 21:38
今晩は^^
建築模型、面白そう~♪
以前、ドラマで建築家がコンペに向けて、
必死で模型を作り上げてるのがあったけれど、
すごく精巧で美しいんでしょうね~
これも、天王洲アイル駅に近いんですね^^;
あのあたり、大して調べもせずに、
周りに見るところ無いって、思ってしまってました><
機会があったら、ぜひ見てみたいです^^
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-10-04 22:06
21:19鍵コメさん、こんばんは

世の中には偶然があり、また出会うという奇遇もありますね。
でもそれが本当に運命で、起きたら、唖然、茫然、愕然!!

トランプで「51」というゲームは、「総取り換え」という奇策がありますが、
人生はそうもいきません(^。^)
必然性があって、今の境遇に落ち着いたということでしょうから、未来に向かって、頑張りましょう。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-10-04 22:15
umiさん、こんばんは

天王洲の駅から、直線距離で4分か、5分だったと思います。
でも場所が分からず、分かったら入り口が分からずで、前回の「日記1回分」の迷子をやってました(笑)
駅から寺田倉庫本社に辿り着くのに10分、そこからミュージアムの入り口を見つけるのに、さらに10分でした。

設計模型って、100分の1のサイズが多いのですが、全てのパーツが100分の1で、バランスもいいです。
しかも出来上がった建物は上からは見れませんが、模型は前後左右に上からも眺められるので、
例えば、浅草観光会館みたいに知ってる建物は、「ほ~~、こうなってるの」、なんて驚きもありました。

このミュージアムは常設でずっとあるので、いつでも待っててくれますよ。
Commented by li_se at 2016-10-04 22:25
これは面白そうですね~行ってみたいです^^
展示しようという発想も素晴らしいですね。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-10-04 23:19
りせさん、こんばんは

こういう展示場が今まで無かったというのもありますが、保管スペースが無いので、
捨ててたという設計事務所もあったようで、寺田倉庫さんが、
自社の倉庫のスペースを提供して、
保存できるミュージアムとして立ち上げました。

この寺田倉庫さんは、美術品、ワイン、映像フィルムも保管していて、保存技術、保管技術のプロ集団なんですよ。
なので、建築模型の保存なんて、お手の物かもしれません。

天王洲アイルなので、浜松町辺りまでいらっしゃる機会がありましたら、是非寄り道してみて下さい。
勿論、カメラ持参で(^。^)

Commented by cafe-moco-cafe at 2016-10-05 00:04
今夜は何度もお邪魔するモコ猫であります。
旅プラスさん、ご指摘ありがとうございます!
事実を確認して、blogを訂正、コメ返信に
偉く時間がかかっちゃいました(^-^ゞ
こんないい加減な記憶の私でありますが
どうか、今後ともご指導ご鞭撻のほどを~
夜分に失礼いたしましたm(__)m
モコ
Commented by yocomilk at 2016-10-05 07:25
おはようございます!
こんな場所があるなんて知りませんでした~!
建築を学ぶ方や、興味のある方にとっては聖地ではないでしょうか。
全然関係のない私も、見てみたいと思いました。
物事を立体でとらえるのが難しい私、建築家って憧れてしまいます。
お写真は一部で、まだまだ展示があるのですね~。
いつか行ってみよう!
(いつかリストがどんどん多くなっていきます・・。)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-10-05 07:38
モコさん、おはようございます

おやまあ、丁寧に訂正されたんですね。
私もよく勘違いで間違いの文章を載せてますよ。
ひどい時は、同じ過去日記を1年で2度掲載して、ブロ友さんから「それ見た」と教えていただいたり(^。^)

今日は寝起きも爽快。
「オートファジー」が働いて、体内の不要なタンパク質が、自食され無くなってました。
↑ 最新のギャグのつもりですが、わかりにくいですね(^。^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-10-05 07:46
yocoさん、おはようございます

他の見物客は、専門家らしい方が多かったです。
多分、建築学科の学生さんや、建設会社の若手サラリーマンや、OLさん。
だって、一つの模型の前で熱心に見つめて、5分も動かないグループもいました。
写真を撮る邪魔だったんですが、きっと仕事なんだろうと思い、私が撮影を遠慮しました(^。^)

掲載した写真は全体の1割くらいです。やはり自分が好きな建築家の写真ばかりになってしまいます。
ここで模型を見ると、きっと物事を立体で見れますよ(^。^)
私も、物事を、いつも裏から見る癖が治りました(笑)
Commented by en_dy at 2016-10-05 08:15
すごいクオリティですねっ!
建築模型って、凄く精巧にできてることが多くて、プロジェクトが終わったらどうなるんだろうと思ってました。
それに、建築を志す人の勉強になりますよね。
素晴らしいミュージアムだと思います。
Commented by tabi-to-ryokou at 2016-10-05 09:13
en_dyさん、おはようございます

プロジェクトが終わったあとの建築模型を活用するというのは盲点でしたね。
このミュージアムを最初に考えた寺田倉庫の社員は、えらいと思います(^。^)

そして、その建築模型が、どれも精巧なんですよ。
コンペに出品して勝つためというのもあるでしょうが、もうプロの技ですね。
案内で読んだのですが、建築関係の学校では、このミュージアムの中で、学生たちに講義をすることもあるそうです。
雨で、動物園に行くにはちょっと!!、という日にいかがですか(^。^)
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