まちかどの蔵で、個性豊かな雛人形が春の絵巻を綴ります(茨城県、土浦市)(その後半)

前の日記で、まちかど蔵「野村」さんの、レンコンの葉っぱで作られた「霞蓮雛人形」を紹介しましたが、
今日の日記は、まちかど蔵「大徳」さんの、個性豊かなお雛様たちです。

「大徳」さん、天明5年(1785年)創業の呉服屋さん。同時代に建てられた蔵が4棟も敷地内に残ります。
土浦市が寄贈を受け、都市景観事業として整備をし、今は誰もが内部を見学できます。

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ここからは、この蔵で保管されてきたお雛様が、怒涛の如く続きます。
いかにも明治時代のお雛様。作者名、「仲秀英」とあるので、由緒正しきお雛様です。

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土浦市のゆるキャラ「つちまる」君と、「キララ」ちゃん。

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ずらりと鳥が並びますが、うぐいす、尾長どり、かるがも、あひる、ふくろう、にわとり、つばめ、はと、の人形です。

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一番立派なのは、この尾長どりでした。

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壁に吊り下げられてるのは、猿の赤ん坊を模したもので、飛騨地方に伝わる人形だそうです。

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一番正統派で、一番豪華に見えたお雛様。

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人形も手が込んでますが、背後の障子と欄間も手が込んでいます。

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蔵から蔵へ、部屋から部屋へ、お雛様が続きます。これは干支のお雛様。
上段から酉、酉、2段目が申、申、未、未。3段目が午、午。4段目が辰、辰、巳、巳。5段目が卯、卯。6段目が寅、寅、丑、丑。7段目が子、子。

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顔がレンコンの雛人形。

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部屋が沢山あって、他には見物客がいなかったので、まるで探検ごっこ!!

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外も眺められる可愛いい部屋がありました。

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江戸時代から続いた呉服屋さんは、雛人形を本当に大事にしていたことが分かりました。似たような雛人形も多かったので、ここに掲載したのは、全体の半分くらい。
土浦というと、今はレンコンが有名ですが、土浦の蔵と雛人形は、もっと見学者が増えてもいいのではないかと思いました。
なお、「土浦の雛まつり」の開催期間は3月3日までです。



by tabi-to-ryokou | 2017-02-08 16:00 | イベント | Trackback | Comments(18)
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Commented by ayayay0003 at 2017-02-08 16:31
こんにちは♪
土浦市のお雛様、こちらの呉服屋さん、
さぞかし、裕福なお家柄だったのでしょうね(^-^)
明治時代のは、品格があります!
ゆるキャラや、干支ものは、近年補充されたと思いますが!
酉年だから鳥のお人形が多く飾ってあるのは可愛いですね(*^^*)
顔が蓮根のお人形には、笑えました~(^。^;)
このような広い場所、貸切で撮影出来るなんて写真家冥利に尽きますねー(*^▽^*)
お茶する場所は、さすがになかったみたいですね(笑)
Commented by umi_bari at 2017-02-08 17:36
こちらの雛飾り、壮観ですね、ここまで
集めましたかと嬉しくなりますね、もう
美術館ですね、バグースです。
干支の雛飾りも面白い、ゆるキャラまであり、
新旧揃い踏みですね。
Commented by o-rudohime at 2017-02-08 17:47
お見事としか言いようがないですね。
どれを見ても大切に仕舞われ飾られていることが解ります。
代々受け継がれてきたのでしょうか。
衣裳の豪華なのは流石呉服屋さんだけありますね。
Commented by sakuramoon7767ryo at 2017-02-08 17:55
沢山のお雛様は展示やお片付けが大変そうですね~(*^^*)
長年引き継がれているお人形の管理は、虫食い等にも充分な注意をしてみえるのでしょうね?

お雛様は明るく華やぐので女子は嬉しいですね🎵
さるぼぼさんも沢山いますねー
でもやっぱり尾長どりが一番気になります。
この材料は、藁?かんぴょう?んー何でしょう?
Commented by yocomilk at 2017-02-08 18:54
旅プラスさん、こんばんは~♪
すごーい!圧巻ですね!
これだけのものがあって、貸し切り状態で撮影できるのでしたら、
茨城県まで行く甲斐がありますね。
尾長鶏の展示、すごいです、立派!
さるぼぼ、たくさんいますね(^^)
「さるの赤ちゃん」という意味だったとは・・。
またひとつ、覚えました、ありがとうございます。
正統派とおっしゃるタイプが私の実家にもあったものです。
こんなに豪華ではありませんが・・。
並べて飾るのがとても楽しかったのを覚えています。
レンコン、おもしろいです~(^^)
Commented by umitosora14 at 2017-02-08 19:17
今晩は^^
こんなにたくさんの素敵なお雛さまを、独り占めですか?
贅沢でしたね~♪
鳥がたくさんですね
たしか、潟が近くに広がってた気がしますけど、
身近に鳥がたくさん見られるところなんでしょうか?
干支のお雛さまも、初めて見ました♪
Commented by minibears at 2017-02-08 20:16
旅プラスさん
いろんなお雛様があるんですね。
干支のお雛さま、なかなか珍しいと思いました。
先日の旅プラスさんの情報で、「話題の人」のお雛様が横浜そごうに展示されると聞いていたので、私も行ってみてきましたよー。
トランプ大統領が、なんだか爽やか過ぎているような感じに見えました(^ ^;
Commented by butanekoex at 2017-02-08 20:50
本当にすごいです。
これだけの人形の展示を見ることが出来るなんて。
壮観で可愛らしかったり、面白い人形だったり。
夜になると、ちょっと怖そう・・・^^;
Commented by tabi-to-ryokou at 2017-02-08 21:02
アリスさん、こんばんは
おっしゃる通りで、表通りにこんな立派な家と蔵を建てる商家ですから大富豪だと思います。
こういう家だからこそ、明治のお雛様も、きちんと保存されてきたのでしょうね。

蔵から蔵、部屋から部屋と廻りながら、お雛様のテーマパークかと思いましたよ。
数も多いし、種類も多い。しかもそれぞれが、立派なお雛様ばかり。
全館貸切でした(^。^)。下から2枚目の写真なんかは寝っ転がって、ローアングルから撮りました(笑)
この日は、朝早く出たので東京に戻ってから自宅で飲んで食べました。
Commented by tabi-to-ryokou at 2017-02-08 21:06
アラックさん、こんばんは
おっしゃる通りですよ。
お雛様の博物館、もしくはテーマパークと言ってもいいような蔵のある家でした。

なんか、ゆるキャラの「つちまる」君と、「キララ」ちゃんには笑えましたが、
他のお雛様や、お人形は年代物でした。
干支の雛飾りもユニークでしたよ。昔はこんなお雛様を作って楽しむのが「粋」だったんでしょうね。
Commented by tabi-to-ryokou at 2017-02-08 21:14
himeさん、こんばんは
天明5年(1785年)創業の呉服屋さんといいますから、200年以上前から、
ちょっとずつ集められた雛人形だと思います。
それにしても、よくコレクションしたし、それをよく保存してきましたね。
酒屋さんとかじゃなくて、呉服屋さんだったというのが幸いしたと思います。

雛人形は、有名な人形師の作かと思いますが、鳥の人形が山ほど置かれていた部屋なんかは、
200年の間に、この家で作られてきたものかなと思いました。
ネット検索から狙いを定めて初めて訪問すると、当たりもあるし、ハズレもあります。
でも、今回は当たりでした(^。^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2017-02-08 21:26
sakuramoonさん、こんばんは
200年続いた呉服屋さんなので、人形の保管や、防虫対策は慣れていた一族かなと思いました。
明治時代のお雛様は、どれも最近の作かと思うくらい綺麗でしたよ。

我が家は3年か4年に1回は、転勤と引越しがあったので、このようなお雛様を買って飾ろうという
発想が無かったけれど、地方で転勤がないご一家なら、女の子が生まれると、
こういう華やかなお雛様を買ってしまうでしょうね。

尾長どりの材料はよく見なかったのですが、写真を撮ってる時は、紙だと思ってました。
かんぴょうは劣化するかもしれませんが、藁だったら有り得ますね。
貸し切り状態で見学してたので、もうちょっと、しっかり見てくればよかったですね(^。^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2017-02-08 21:40
yocoさん、こんばんは
この蔵がある商家を、お雛様のテーマパークだと思えば、かなり見応えがあるテーマパークでした。
歴史は230年の昔からだし、種類は多いし、数も多い。

今でも火曜日の夜にやってる「開運、なんでも鑑定団」に、鑑定させたらどうなるだろうと思いました。
とかく第3者は、金額に換算したらどうなんだ??、とゲスな発想をしがちです(^。^)

我が家にはお雛様が無かったので、yocoさんの実家にあったお雛様も見てみたいです。
きっと今なら、凄い価値でしょうね、なんなら私が「開運、でまかせ鑑定団」をやります(^。^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2017-02-08 22:37
umiさん、こんばんは
他に誰も見学者がいなくて、独占の、独り占め(^。^)
実はもっと有名で、観光客も多いのかと思ってましたが、茨城県土浦の名前は、
それほど全国には知られてないようでした。

そうですね、土浦は霞ケ浦のすぐ近くなので、野鳥も、水鳥も多い地域です。
なので、鳥も沢山見られる場所だと思いますが、今回は土浦駅と蔵の往復で、
霞ケ浦の景色はパスしてしまいました。

干支のお雛様、面白いでしょう。写真を見ながら一つ一つの干支を「え~と」なんて言いながら確認しました(^。^)
Commented by tabi-to-ryokou at 2017-02-08 22:48
marukoさん、こんばんは
おお~~、本日の日記で、期待される4人の雛人形が登場ですね。
写真が綺麗に撮れてますよ。
私までご紹介いただいて、ありがとうございます。

錦織圭選手や、高梨沙羅選手の近代的なお雛様に比べると、掲載した明治時代の雛人形は全然違いますね。
200年の時代の流れは、大きいなあと感じました。
トランプさん、雛人形は恰好いいですね。
でもまあ、これ以上アメリカ国内も、世界も2分するような騒ぎは起こさないでくれと言いたいです(^。^)

干支のお雛様は珍しいと思います。
江戸時代も、明治時代も、こういうお雛様を出したり、仕舞ったりして楽しんだんでしょうね。
Commented by tabi-to-ryokou at 2017-02-08 22:56
butanekoさん、こんばんは
ここは雛人形のテーマパークのような一軒家でした。
しかも一軒家には、蔵が4軒も繋がってました。
そして、それぞれの蔵が2階建て。
蔵への途中には離れの和室がいくつもあり、そしてお雛様が、あっちにもこっちにも。
もう凄かったですよ(^。^)

繁盛した呉服屋さんの、大変なコレクションを見てきました。
夜ですか、夜は私だって行きたくないですよ。
鳥の人形が何百とありましたが、あれが夜になると怖そうです(^。^)
Commented by kaorunchoko at 2017-02-09 12:26
❤旅プラスさん こんにちは!
これほど沢山の種類、年代のお雛様が一度に見られるって
凄いですよね~\(◎o◎)/!
ハスの葉っぱのお雛様の凄かったですが・・・
やっぱり正統派の由緒正しき物に惹かれます!
時代によって美人さんが変わる様に、お雛様のお顔も変わりますよね!
古いお雛様のお顔は、面長で、切れ長の目で、ちょっとコワいです(^_^;)
今のお雛様のチラシとか見ると、
真ん丸のお顔に漫画の様のお目々のお雛様もいますもんね(笑)
時代の流行って、そう言うもんなんでしょうね(^_^;)
立派なオナガドリはもしや「かんぴょう」???そんなワケないか(笑)
アッ!かんぴょうは栃木だった(^_^;)お隣ですね(笑)
手の混んだ障子と欄間、美しいですね!
干支のお雛さまや、お顔が蓮根の物、楽しいお雛様取材
お疲れ様でした~ヽ(^。^)ノ
Commented by tabi-to-ryokou at 2017-02-09 13:26
kaorunさん、こんにちは
元々は呉服屋さんなんですが、これだけお雛様が揃うと、「お雛様博物館」という看板を表に出しても良さそうですね。
今まで正統派は6段なんて勘違いしてましたが、正統派は7段でした。この博物館は勉強になります。
滅多に正統派のお雛様を見るチャンスなんて無いのですが、この日だけで、10年分くらいをいっぺんに見てきました(^。^)

そうですね、美人の標準値が、時代とともに変化しますね。
昔の切れ長の浮世絵美女も、今は目だたなくなりました。
尾長どりは、あの部屋にいた時は、漠然と「紙だ」と思ってましたが、真剣に見なかったので、なんとも言えません。
どうしても部屋に入ると、こちらから、あっちを撮ろうとか、構図ばかりが気になって、細部は全部見落としてます。

明日から2週間、旅に出ます。行先は勿論ケニア。
しばらく日記への訪問ができなくなりますが、私の方は「無事旅行中」という写真を、毎日1枚か2枚、掲載するつもりです。
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