バスク地方のここは見ておきたい(その1)(世界遺産、ビスカヤ橋)
2017年 10月 15日
バスク地方のここは見ておきたいシリーズ(その1)は、9月30日に訪問した世界遺産のビスカヤ橋です。
ビルバオ市内から地下鉄で20分、最寄りのポルトゥガレテ駅からは歩いて15分。
歩き始めて10分もすると、高さが45mもあるビスカヤ橋が、マンションとマンションの間に見えてきました。
さらにネルビオン川に向かって、急な坂道を下っていきます。
坂道を下りたところで、ビスカヤ橋の全景が見えました。
全長160m、高さ45mの運搬橋は1893年に完成し、当時としては画期的な構造で、その後に世界各地に造られた運搬橋のモデルとなりました。
橋桁から鉄のワイヤーで吊り下げられたゴンドラが、人や車を載せて移動する仕組みです。
対岸からゴンドラが到着するところ。
今度はゴンドラへの乗り込みです。車は真ん中に6台、人間は両側のゴンドラで、1度に300人は乗れるそうです。
勿論、自転車もOKです。「早く雨が止まないかな~」、と空を見上げる自転車おじさん。
自分もゴンドラに乗り込んでみました。吊り下げられたゴンドラなので、景色は周囲360度。
164mの移動に約2分、料金は約50円でした。
橋桁の上を歩けるという事で、挑戦してみました。料金は7ユーロ(約1,000円)
雨の日なのに、傘を差して橋桁に登り、対岸に渡るなんて変人は、自分だけでした(笑)
高さ50mからの景色ですが、雨なので見晴らしはイマイチです。
世界遺産、ビスカヤ橋に満足して、再びメトロの駅を目指しますが、帰りは階段ではなくて、昇りのエスカレーター。
途中で美人と、ワンちゃんとすれ違いましたが、左上の黒いのは自分が差してる傘。自分もエスカレーターで動いてるので、せっかくのバスク美人はピンボケ、ワンちゃんは半分隠れてました(笑)
次回の、「バスク地方のここは見ておきたい」、はグッゲンハイム美術館をお届けします。
雨の中、傘を差しながらこの橋を渡ったには
お宅様だけだった、しかも1000円も払って、、、、。
バスク地方に興味を持ったのは、
近くに住んでいるスペイン出身の友人の、
お母様がバスク出身のスペイン人だから。
一度だけ会いましたが、、気さくなどこにでもいるような小太りな叔母様でした。
バスクってどんなところなのかよく見せて
頂きます。
1893年にできたとのことですが、今でも安全なんでしょうか。
ロープが切れて落ちたりしない?
しかし、綺麗なデザインですね。
面白い発想です。
ボート漕ぎの練習、雨でも頑張ってるのね〜
ビスカヤ橋面白いですね〜
ゴンドラ50円は安い!!
と思ったら徒歩は1000円って。。笑
旅プラスさんゴンドラで渡ってきた川を1000円かけて戻ったということですね?
そうなんですよ。雨が降ってるのに、高さ50mの橋桁を渡る人はいませんよね。
だって、風も強いですから。しかも7ユーロ。
窓口のおばちゃんが、「本当に行くの??」と、スペイン語で聞いてきました。
スペイン語はしゃべれないので、「Of Course」と答えました(^。^)
バスクの中心地のようなビルバオで、4泊5日を過ごしましたが、
どこまでがスペイン人で、どこからがバスク人か、境界がよく分からなかったです。
観光客相手なら、全員がスペイン語しかしゃべりません。
一つだけ感じたのは、バスクの料理は、スペインよりも、フランスよりも美味しかったです(^。^)
世界で最初の運搬橋で、なおかつ今も現役というのが歴史的価値がありますよね。
世界遺産に指定されたのは、2006年だそうです。
距離は160mで、ゆっくりと進みますが、時間は2分弱でした。
車も人も利用者が多くて、8分毎に運行していて、全員が乗るのも、降りるのもスムース。
着いた途端に人も、車もいなくなってしまいます。
橋桁を渡ろうというのは、バスクに行く計画をしてた時から、決めてたのですが
まさか雨とは思わなかったです(^。^)
「バスクの雨じゃ、濡れてまいろう」という気分でした(^。^)
そうなんですよ。人っ子一人いない高さ50mの橋桁のてっぺん。
しかも天気は悪く、景色は見えず、さらに1,000円も払って(^。^)
それなのに、リュックを背負い、カメラを持って、1人でトボトボ歩く、日本男児!!
全く、絵にもなりません(^。^)
バスク美人。自分がエスカレーターで動きながら、左手には傘を差してるという悪条件を忘れて
一眼レフを、右手だけでシャッターを押しましたが、見事にピンボケでした(^。^)
8分に1回、船じゃなかった、ゴンドラなんですが、対岸に向かいます。
6分で降りて、新しい車や人が乗り込んで、出発したら2分で到着。
これを120年以上、続けて、庶民の足になってるので、鉄塔や、鉄のワイヤーは整備されてるみたいです。
ちょっと計算しただけでも、少ない係員で、この橋は莫大な収入をあげてるように思います(^。^)
ボートを漕いでる方々は、ユニフォームがバラバラで、髪の毛が薄い方も
チラホラ見えたので、アマチュアの同好会の方々かなと思いました(^。^)
バスク地方は、昔から個性的な人間が多く過ごしてる地域なので、何があっても驚きませんが、
雨で薄く煙る川下から、突然このボートが現れた時は驚きました(^。^)
帰ってきました。旅行中に4kg減った体重が、あっという間に2kg戻りました。
そして年齢のボケはありますが、時差ボケは無くなりました(^。^)
ゴンドラ料金は、地域の足なので、安く抑えられてますが、橋桁を渡るのは観光客なので、高いみたいです。
実際には、ゴンドラで渡って、係員がいる対岸のエレベーターで上に登り、
渡りおわってそこの電話で、エレベーターを呼ぶのですが、
何故かエレベーターが故障中か、
なんかで来てくれないので、再び歩いて対岸に戻り、係がいるエレベーターで降りて
もう1回、ゴンドラに乗って、双六でいう「ふりだし」に戻りました(^。^)
でも、戻りのゴンドラの50円はタダにしてくれましたよ(笑)
なんか、旅の途中では、わけが分からないことが、よくあります。
ビルバオでは、ずっと雨が降ってました。
遠出したフランスのバイヨンヌでも雨。
でも、スペインの中央部のブルゴスに遠出した日だけは、奇跡的に晴れました。
ビスカヤ橋の周辺は、高級住宅地みたいでした。
どのマンションも大きくて、豪華。
歩いてる人たちも、身なりがよくて、ゆっくり散歩をしていて、急ぐ人は誰もいなかったです。
橋ができた1893年から、街はゆっくりと、時を刻んでるのかもしれません。
ここは、晴れてれば、スケッチや、水彩にもよさそうでしたよ。
この橋はTVで見たことがありますよ。
でも何だったかな?世界街歩きだったかな?
橋げたの上を歩く、やりますよ私も。(きっと 笑)
多分2度は訪れることは無いなと思ったら渡っちゃいます。
ゴンドラで2分、徒歩で何分でした?
日曜午後6時のTBS「世界遺産」、もしくは火曜午後8時のNHK「世界ふれあい街歩き」
きっと、そのどちらかでしょう。自分も録画して、よく見てます。
ゴンドラで2分、歩くと160mなので5分ですが、勿体ないのでゆっくり歩いて15分でした。
実はハプニングがあって、ゴンドラで対岸に行き、係員と一緒にエレベーターで橋桁の上に昇り
指示されたように、歩き終わって反対側のエレベーターの入り口で「到着した」と電話しても
なんか訳が分からないバスク語か、スペイン語が聞こえてきて、しばらく待ってもエレベーターが来ないので、
再び、橋桁を戻ったんですよ。そちらではさっきのおばちゃんがエレベーターで迎えに来てくれました。
なので自分は、橋桁を往復(笑)、さらに元来た地下鉄駅に戻りたいので、ゴンドラも往復でした(^。^)
事情を話したら、ゴンドラの戻りはタダでした。一瞬、雨の降る橋桁の上で、放置されたのかと焦りました(^。^)
ゴンドラは接岸した時に、車がその高さのままで、道路に走り出せるように、
ずっと同じ高さをキープして滑るように動いていきます。
乗っていても上下・左右には、殆ど揺れないんですよ。
橋桁は、足元は木道みたいになっていて、両側は金網でガードされてます。
真下を見ると足がすくみますが、景色を見ながら歩く分には、大丈夫です。
でも雨の日、風の日は、お着物でないほうが良さそうですよ(^。^)
そうですよね、橋があれば運搬橋は必要ないですもね。
1893年という時代背景もあるのですが、その当時は勝鬨橋とか、長浜大橋みたいな、
跳開橋や、昇開橋の技術が無くて、普通の橋だと、船が通れなくなってしまうので、
こんな橋が設計されたのだと思います。
でもそれが、現代まで生き残って、今も現役というのは、橋の建設費をかけなくても、
便利だからなんでしょうね。
もしくは、ビルバオ市が貧乏で、新しい橋を建設する予算が、ないのかもしれません(^。^)
訪問して、見て、渡ってみましたが、じゅうぶんに世界遺産の価値がありました。