2015年 03月 04日 ( 1 )

スペイン(カテドラル編、アビラに残る世界遺産のカテドラル)

「アビラ旧市街と城壁外の教会群」 は1985年に世界遺産に指定されました。

その城壁はイスラム教徒から町を守るために、1090年から9年の年月をかけ築かれました。
全長2.5km、幅約3m、高さ12mの巨大な城壁で、上を歩くこともできます。


旅行中の2014年10月12日に、
世界遺産を巡る旅、(その15、世界遺産の旧市街と、美味しい牛肉が有名なアビラ)として、
旧市街や城壁を掲載したので、だいぶ遅くなりましたが今回は、アビラのカテドラルだけを掲載します。

このカテドラルは12世紀から14世紀の建造なので、様式としては「ロマネスク」から「ゴシック」への過渡期に建てられたことになります。
外観は窓が少なく、高さも無いので、ロマネスク様式のように見えます。

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今回、スペインで訪問したカテドラルの中では一番古いカテドラルです。
そして聖堂の後陣が城壁とくっついていて、城壁の塔を兼ね、砦の役割も果たしています。

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大聖堂のファサードのようなものはなく、外観は大聖堂なのか、城なのかが、わからない造りですが、城壁に登って眺めると、どんな建造物なのか一望できます。

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中に入ってみました。
入ってすぐの身廊に、アラバスターで造られた、ルネサンス様式の祭壇屏があります。

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キリストの生涯を描いた彫刻ですが、実に精緻にできてます。

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そして見上げると、ブルーのステンドグラスから、明かりを取り込む構造でした。
ステンドグラスのブルーは単一色のブルーではなく、微妙に違うブルーのガラスが何枚も組み合わされて、窓を構成しています。

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もうこの段階で、身体が震えるくらいの感動でした。
いくらヨーロッパに教会が沢山、残っているといっても、これだけ古いものは珍しく、こんなに素晴らしい彫刻や、美しいステンドグラスは、あまり見かけません。

しかも、ここはまだ身廊で、このアラバスターの祭壇屏から後方が内陣です。
奥に回り、内陣から中央祭壇を眺めました。

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そして横を見ると、ここに華麗な翼廊がありました。
柱に捩じり模様が入っていたり、壁に幾何学模様がありますが、イスラムの装飾が取り入れられてます。

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内陣の天井と窓です。
砂岩が用いられており、この赤い斑点入りの砂岩は非常に珍しいものだと「地球の歩き方」に書いてありました。
・・・と言っても、「地球の歩き方」のアビラの情報は、スペイン471ページ中で、僅か3ページしかありません。

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真下から天井を見上げて写真を撮ってみました。
あまりに素晴らしいカテドラルなので、隅から隅まで時間をかけて見学してきました。

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アビラはマドリッドから北西に1時間半の距離で、かつてはキリスト教徒とイスラム教徒が激戦を繰り広げた地です。
この地に、古いカテドラルが、建造され、現在に残ってるということに感謝したくなりました。



by tabi-to-ryokou | 2015-03-04 16:00 | 世界遺産 | Trackback | Comments(16)