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トプカプ宮殿はオスマン朝の政治と文化の中心でした(イスタンブール、その10)

トプカプ宮殿はマルマラ海とボスポラス海峡を望む小高い丘に建ち、3方を海に囲まれた戦略上の要衝です。
15世紀に世界中の富と権力を独り占めにした大帝国オスマンの宮殿として建設され、歴代のスルタンが増改築を繰り返したので、
70万㎡の敷地内にはさまざまな建物が並び、その宝物館は豪華な財宝や宝石で満たされています。

アヤソフィアの裏側に、1478年に建てられた「皇帝の門」があり、ここがトプカプ宮殿の入り口です。
朝の6時頃に、下見に行った時の写真ですが、「皇帝の門」の前に野犬がいたので、これ以上近づくのは止めました。

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9時半の見学時間に再び訪れた頃には雨が降ってきました。午前中は団体が多いようで、どこに行っても行列で、混雑しました。トプカプ宮殿の訪問は午後のが良さそうです。
先程の「皇帝の門」を過ぎると第一庭園があり、しばらく庭園を歩くと、八角形の塔が左右に建つ「送迎門」が迎えてくれます。

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第2庭園を取り囲むように建物があり、ここが「謁見の間」です。立派な建物ですが、現在は絨毯の展示室として使われてました。

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謁見の間を過ぎると第3庭園があり、右側が宝物館です。雨の中をぞろぞろと歩きますが、庭は芝生と花壇がよく手入れされています。

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宝物館には190点の財宝が展示され、86カラットのダイアや、重さ3kgという世界最大のエメラルドが展示されていました。
殆どが撮影禁止でしたが、スルタンや夫人の衣装だけは撮影ができました。衣装だけ見ると、同時代のヨーロッパの、王や皇妃の衣装と変わりません。

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宮殿というとフランスのベルサイユ宮殿や、オーストリアのシェーンブルン宮殿のように大きな宮殿をイメージしますが、トプカプ宮殿の建物は増改築が繰り返され、
敷地内のあちこちに点在します。

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70万㎡の広大な敷地と、手入れされた庭園に特徴があり、歩いてる道からは時々、マルマラ海とボスポラス海峡が眺められます。

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15世紀半ばから20世紀初頭にかけて、強大な権力を持ったオスマン朝の支配者たちの居城が、破壊されず、財宝も略奪もされず、これだけ現代に残ってるというのは驚きでした。

なお、トプカプ宮殿の最大のみどころである「ハレム」は別の博物館として扱われており、入場券も別々ですが、写真を撮れる場所はハレムのが多かったので、近々お届けします。
by tabi-to-ryokou | 2014-06-30 16:03 | 旅行 | Trackback | Comments(10)

俄かバードウオッチャー、「ササゴイ」の撮影に参上

6月29日、日曜日、朝は大雨、今日はもう駄目かと思っていたら、9時頃から晴れました。

板橋区船渡の浮間公園のHPに「公園の小鳥の森では、ササゴイが雛を子育て中、写真に撮ろうと連日バードウオッチャーがカメラを構えています。」
「ナヌゥ!!」、突如、参戦意欲が掻き立てられました。実は、「ササゴイ」の名前も知らなかったので、見るのは勿論初めてです。

WIKIによると「コウノトリ目、サギ科、ササゴイ属に属し、夏は本州、四国・九州に飛来し、冬は九州以南で越冬します。」「漢字は笹五位と書きますが、白い羽が笹の葉に見えるからだそうです。」

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「全長40-52cm、翼開張62-76cm、体重100g-300g。羽衣は青灰色で、喉に白い縦縞が入り、足は黄色。
遠い池の反対側にいるし、小さいので、近くに飛んできたところを撮るしかなくて、108枚撮った写真のうち100枚はボツでした。

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つまり飛んでる小さな鳥の目にピントを合わせるのが難しく、撮っても撮ってもピンボケ。他のバードウオッチャーさんは私より大きな500mm砲のレンズで、
三脚も立ててるので、撮れてるみたいですが、私の300mm砲では、これが限界。

それにしても「女子カメラ」さんが多いです。5人のうち一人は野次馬で、4人中3人が女子です。しかも皆さん大砲を持ってらっしゃる。

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あと気付いたのですが、ベテランはササゴイの動きを、よくよんでて、飛び始めた途端にカシャカシャカシャと連射が始まります。
私の場合、そのカシャカシャを聴いてから、「どこだ、どこだ」 と構えに入るので、テンポがかなり遅れます。
その中でも、比較的よく撮れたのがこの写真。

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粗い画像ですが、やっと目にピントが合ったので、浮間公園を後にしました。

自宅出発9時、帰宅12時半、万歩計は4,824歩、撮った写真108枚、ボツッた写真100枚超でした。ヤレ、ヤレ!!
by tabi-to-ryokou | 2014-06-29 17:21 | Trackback | Comments(16)

梅雨空に  万葉いざなう  古代蓮

6月28日、土曜日、雨

東京地方の天気予報は朝9時までが曇り、9時以降は一日中雨。

なんとか雨が降る前にと朝7時40分に家を出ましたが、家を出た途端にシトシトと降ってきました。

雨も結構、雨でも決行、と自宅からは一番近い足立区の堀之内公園に向かいました。

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この公園は1997年に、千葉公園から古代ハス(正式名:大賀ハス)の寄贈・分植を受け、大切に育てています。

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傘は差さなくても、なんとかなる霧雨だったので助かりました。蓮の花にも、雨滴がびっしり付いてます。

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今日はマクロレンズを持ってきたので花托とシベをアップで撮ってみました。

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この公園は花を触れるくらい、近寄れるので、下からもアップで撮れます。

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そして最近覚えた「前ボケ」の術。

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まともに撮った蓮の花が無いので、最後の1枚は真正面から正攻法で。

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本当は古代蓮のご本家、千葉公園まで行くつもりでしたが、雨のため予定変更。

でもこういう写真なら、千葉公園の古代蓮か、足立区の古代蓮か、全くわかりませんね。

帰りの運転中に一句浮かびました。

* 梅雨空に  万葉いざなう  古代蓮

自宅出発7時40分、帰宅は9時。撮った写真は47枚でした。
by tabi-to-ryokou | 2014-06-28 16:44 | Trackback | Comments(21)

モンマルトル、夜21時の喧騒(パリ、その6)

モンマルトルの丘からはパリ市内が一望できます。

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右のほうに見えるヒョロッと高いビルはモンパルナスタワーです。

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夕日を見に、そして街の明かりを見に、三々五々とパリッ子が集まり、サンドイッチを食べながら、ワインを傾けます。
最初、私の前は見晴らしが良かったのですが、20時を過ぎると、人も増えてきて、親子に見える女性の二人連れが座り、ワインを飲み始めました。
立っているお兄さん達は、新しい人が来ると、ビールやコーラを売りに駆けつけます。
後楽園ドームのビール売りは可愛い女の子が殆どですが、ここは可愛くないお兄さんばかりです。

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曇ってたので、夕焼けも、夕日も見えず、自然と暗くなって、ブルアワーが訪れました。
21時を過ぎ、街の明かりも灯らないので、もう帰ろうかと思っていたら、前の女性達にナンパ男が接近。
でも30秒で断られ、男はすごすごと撤収。

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何よ、いまの
ウィ
ナンパよ、ダサいわね
ウィ
オードリーヘプバーンをナンパしたグレゴリーペックだって、もっと格好良かったわよ
ウィ、
でもここはスペイン階段じゃなくて、モンマルトルだしね、
私たちヘプバーンの可愛さには、ほんのちょっと負けるしね
ウィ
さあ、もっと飲みましょう
ウィ

きっと、そんな会話をしてるんでしょう。

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ここから、メトロの駅までは物騒な一帯なので、ここで引き上げました。
私よりも上を見上げると、まだこれだけの人達が、モンマルトルの夕暮れを楽しんでいます。

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あの明かりが見える通りが一番安全なので、早足で、一目散。

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モンマルトルの喧騒を後にして、21時30分にはホテルに戻りました。
恐い物売りや、ひったくりが多いので、観光客が夜のモンマルトルに遅くまで止まるのは、お薦めできません。

じゃあ、おまえは、なんなんだ
ウィ~ !!
by tabi-to-ryokou | 2014-06-27 15:20 | 旅行 | Trackback | Comments(20)

ブルーモスク、アヤソフィア、土産物屋に脚線美(イスタンブール、その9)

今週はイスタンブールの写真の整理が、かなり進みました。
朝早く起きて、会社に出かける前に、載せられそうな写真と、ボツ写真を仕分けし、掲載できそうな写真は「DPP」というキャノンの編集ソフトで、明るさや、フレームを整えます。

私が勝手にイスタンブール御三家と呼んでいる「アヤソフィア、ブルーモスク、トプカプ宮殿」、の写真も来週あたりから公開できそうです。

今日は予告編みたいな感じでブルーモスク、アヤソフィアの遠景、そしてアヤソフィアにへばりつくような場所の土産物屋さん、そして土産物屋のお兄さん達も、ドッキリの脚線美です。

最初はブルーモスクです。正式名称はスルタンアフメット・ジャーミー。

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次がアヤソフィア。正式名称はアヤソフィア博物館です。

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天気が悪いわけではなく、撮影は夕食も終わった夜8時くらいでした。
場所は、宿泊したホテルの斜め向かいのレストランの屋上です。

イスタンブールのレストランは競争が激しく、店の前で従業員が客引きをするのは、よく見かける光景です。
そこのあんちゃんが、「屋上は景色がいいよ」、というので、案内してもらったら確かに、ブルーモスクも、アヤソフィアも一望できるので、慌てて一眼レフをホテルから持ち出し
撮らせてもらいました。

取材費用はジントニック1杯で、20トルコリラ、1,000円でした(笑)

3枚目の写真ですが、この店はトラムの停留所に向かうときに必ず前を通る、アヤソフィアにくっついて建つ土産物屋さんです。店のおじさん達の視線は、右端の女性に釘付け。

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いやあ、短いですね。スピーチとスカートは短いほうがいいといいますが、ここまで短いと、アノ~、ソノ~、ムニャ・ムニャ!!

驚きの街、イスタンブールは来週から佳境に入ります。 (←多分)
by tabi-to-ryokou | 2014-06-26 15:42 | 旅行 | Trackback | Comments(14)

ルーアン大聖堂、その華麗なる内部(ルーアン、その2)

6月23日の日記「モネが魅せられて、30点以上の絵画を描いたルーアン大聖堂(ルーアン、その1)」はエキサイト事務局さんから「散歩マーク」をいただきました。

エキサイトTOP画面 → ウーマンエキサイト → みんなの投稿 → 旅とお散歩 を辿ると、今日ならまだ3段目くらいに、日記が掲載されてます。

お陰様で昨日から、このブログへの訪問者が増えてます。 

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ルーアン大聖堂の尖塔は152mもあり、聖堂内の天井も高いので、支える柱は太く頑丈そうなものでした。

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後陣の周囲には、歴代のノルマンディー公国の侯爵達の像が並んでいます。

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そして正面奥の祭壇です。後方と側面のステンドグラスから、明かりがこぼれます。

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そしてこの大聖堂の特徴は数多くのステンドグラス。13世紀から16世紀のものと書いてありましたが、ブルーの色調を基本とした、美しいものばかりでした。
同じフランスでも、シャルトル大聖堂、アミアン大聖堂のステンドグラスはそれぞれ有名ですが、ルーアン大聖堂の統一感のあるブルーの輝きは、落ち着いた感じがします。

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面白かったのは、立ち入り禁止の場所に入り込み、キリストのように瞑想にふける男性。この人一体、誰なんでしょうね。
上部の窓からこぼれる光が綺麗だったので、そのまま掲載しました。

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最後の1枚は、入り口の上に設置されてるパイプオルガンです。

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西ヨーロッパのゴシック大聖堂は、過去10年でかなりの数を見てきましたが、ルーアン大聖堂はその中でもゴシック建築の代表作として知られる大聖堂です。
その華麗なルーアン大聖堂が、世界遺産に指定されてないのは不思議な気がしました。

以前のようにユネスコへの申請が、1カ国、複数件でも良かった時代はいいのですが、最近は1国、1年、1件なので、もしかしたらフランスの中で順番待ちなのかもしれません。
いずれは、ルーアン大聖堂も、ルーアンの旧い町並も世界遺産に登録される日が来ると思います。
by tabi-to-ryokou | 2014-06-25 15:33 | 建造物 | Trackback(1) | Comments(14)

1ヵ月会えないと心配になる水元公園の貴婦人

過去2回の訪問時(5月25日、6月14日)には、会えなかった水元公園の貴婦人ですが、6月21日に会うことができました。ほっと一安心です。

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コサギは、コウノトリ目、サギ科、シラサギ属に分類される鳥で、全長は60cmくらいです。

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よく出会うコサギは2羽いるのですが、僕は勝手に貴婦人A、貴婦人Bとよんでいます。
どうです、このもの思う気品ある後姿。

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水元公園の太公望達は、この日も元気に釣り糸を垂れてました。

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これだけ水元公園に通っていると、私もそろそろ「水元公園ウォッチャー」を名乗れますね。
でも写真の太公望達にはかないません。彼らは雨が降らない限り毎日来てますから。
by tabi-to-ryokou | 2014-06-24 16:02 | Trackback | Comments(12)

モネが魅せられて、30点以上の絵画を描いたルーアン大聖堂(ルーアン、その1)

ノルマンディー地方のルーアンはパリのサン・ラザール駅から1時間20分。6月21日に紹介させていただいた、ル・アーブルに行く途中にあります。

モネが描いた大聖堂、ジャンヌ・ダルクの終焉の地、そしてノルマンディー地方の中心都市として、ルーアンは広くその名前を知られます。

ルーアンの国鉄駅です。立派ですが、思ってたより小さな駅でした。

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国鉄駅から、ルーアン大聖堂までは約15分。閑散としたジャンヌ・ダルク通りを歩きました。

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ここかと思った立派な建物は、第2次世界大戦時の銃弾の跡が、未だに残る裁判所でした。
今は観光用のミニ・トレインが、のどかに走ります。

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モネが魅せられた、ルーアン大聖堂の西正面です。残念ながら一部は工事中でした。

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1145年に建てられましたが、1200年に大火に見舞われ、その後再建されました。
ゴシック様式の尖塔・彫刻と、装飾はため息が出る美しさで、見事ととしか表現できません。

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中に入り、正面を眺めると、祭壇は、はるか遠くにありました。

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ゴシックの大聖堂で、12世紀から15世紀にヨーロッパで建てられた大聖堂は、チャンスがあれば、必ず見に行くようにしてます。
ルーアン大聖堂も期待にたがわぬ歴史的な建造物でした。
大聖堂の内部は次回に続きます。
by tabi-to-ryokou | 2014-06-23 15:23 | 旅行 | Trackback | Comments(18)

絶滅危惧種の水生植物と古代蓮の蕾

今年も、アサザが咲いたという水元公園のHP情報を見て行ってきました。

例年、アサザは「ごんぱち池」で見れるのですが、アサザの保護のため、「ごんぱち池」は、まだ公開してなくて、7月中旬からの公開となるそうです。
取り敢えずフェンスの外からで、遠いのですが、アサザが咲いた様子を撮りました。

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もう1ヵ所、旧水産試験場跡地の水生生物展示池でも咲いてました。
アサザはミツガシワ科アサザ属の多年草、湖沼や池に生育する準絶滅危惧(環境省レッドリスト)ですが、今では自生するアサザは、全国でもここだけになってしまったそうです。

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同じく準絶滅危惧(環境省レッドリスト)のガガブタです。ガガブタはミツガシワ科アサザ属の多年草。湖沼やため池などにみられる水草です。
語源は「ガーガーうるせえブタだ」、なんてそんなことはありませんよね。
一応調べてみました。ガガは鏡の意味。ですから鏡の蓋という意味になるそうです。漢字では鏡蓋と書きます。

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ついでに絶滅危惧種ではありませんが、近くに咲いていたヒメコウホネです。 スイレン科の多年草で浅い池や沼に生育します。

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最後に、例年6月末には咲き始める古代蓮ですが、まだ蕾でした。次の週末(6月28日・29日) には綺麗な花を咲かせていると思います。

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撮影は昨日の土曜日でした。
本日は千葉県佐原の「あやめ祭り」に行き、「佐原嫁入船」という、本物の花婿さん、花嫁さんが船に揺られて水郷を廻る場面を撮るつもりでしたが、雨のため行くのは諦めました。
やはりこの時期は、雨には勝てません。「嫁入船」はまた来年の楽しみにとっておきます。
by tabi-to-ryokou | 2014-06-22 14:13 | Trackback | Comments(20)

世界遺産、ル・アーブルの中心街にそびえるサン・ジョゼフ教会

パリ、サン・ラザール駅から急行に乗り、終点のル・アーブル駅までは約2時間です。

ここでバスに乗り換え、ターナー、コロー、ルソー、コロー、ブータン、モネといった画家が繰り返し描いたオンフルールの港町まで行こうと思ったのですが、バスの時刻表を見ると、
1日に3本か4本しか運行されておらず、オンフルールからその日のうちにパリに戻るのは無理なので諦めました。

ル・アーブルからトラムで3駅目が、saint roch駅。しばらく歩くと窓が見えない無機質なコンクリートの塔が見えてきました。
場所はここで間違いないので、この塔が目的のサン・ジョゼフ教会です。

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訪問したのは日曜日の午前中だったので、中ではミサをやってました。

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この教会は建築家オーギュスト・ペレの代表作で、5万トンのコンクリートを使い、1957年に完成しました。無機質な外観と違い、内部は小さなステンドグラスの光で覆われています。

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パイプオルガン奏者が演奏中で、教会内には荘厳な音色が響きわたり、別世界のようでした。

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ミサが終わったので、鐘楼の真下の祭壇から真上を見上げてみました。106mの高さがあり、四面を覆うステンドグラスは1万3千枚とのことでした。

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ステンドグラスは、季節や時間帯によって、その柔らかな色彩が微妙に変化します。ここにいると万華鏡の中にいるような錯覚にとらわれます。

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1枚、1枚、手の込んだステンドグラスは女性芸術家マルグリッド・ウレの傑作です。

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建築家オーギュスト・ペレはこの教会だけでなく、第2次世界大戦で大半が破壊された街の都市計画を作り、再開発に貢献しましたが、この再建にはコンクリートが多く使われ、
近代都市計画の見本にもなりました。

サン・ジョゼフ教会を出ると、来る時に見えた無機質なコンクリート建築が、帰る時には、柔らかい光に包まれた暖かい教会のように見えてきました。

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ちなみにル・アーブルの中心街は、オーギュスト・ペレの都市再建が評価され、2005年に世界遺産に登録されました。
by tabi-to-ryokou | 2014-06-21 17:13 | 旅行 | Trackback(1) | Comments(14)