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旅プラスの日記

趣味は旅と写真とサファリ。エキサイトブログは10年目になります。 世界遺産が好きで、合計200ヵ所以上の世界遺産を廻り、訪問した国は58ヵ国になりました。ブログの更新は毎日1回、ネタがあると2回。インスタグラムも毎日、癒しの動物写真・野鳥写真を投稿しています。気軽にお立ち寄り下さい。  https://www.instagram.com/tabi.plus/  ← インスタグラムのURLです。 


by 旅プラス

スペイン(カテドラル編、サラゴサのピラール聖母教会)

サラゴサ鉄道駅を降り、真っ先にタクシーで向かったのは、サラゴサのランドマーク、ピラール聖母教会でした。
1681年にスペイン王カルロス2世により建設が始まり、1686年に完成しました。

エブロ川の方からピラール聖母教会を眺めました。

スペイン(カテドラル編、サラゴサのピラール聖母教会)_b0291402_21400293.jpg

ここはスペインにおける聖母信仰の中心地で、伝説によると紀元40年、エブロ川の岸辺にいた聖ヤコブの前に、聖母マリアが現れ、
ピラール(信仰の礎となる柱)を渡しました。
その後、その柱を囲んで礼拝堂が建築されたので、「史上初めてマリアに捧げられた教会」とみなされています。

ピラール聖母教会の内部に残る聖母の礼拝堂ですが、ミサが行われていたので、後方からそっと写真を撮らせてもらいました。

スペイン(カテドラル編、サラゴサのピラール聖母教会)_b0291402_21385900.jpg

慶長遣欧使節団を率いた支倉常長もこの礼拝堂を拝観したと、日記に書き残しています。
でも時代が合わないので、この教会が建設される前の、旧礼拝堂ではないかと思われます。

写真は聖母教会の側廊です。時代は17世紀なので、バロック全盛です。やはりバロック様式の模様が随所に見られました。

スペイン(カテドラル編、サラゴサのピラール聖母教会)_b0291402_21381365.jpg

ミサの行われていた礼拝堂の、ちょうど反対側にあった祭壇です。

スペイン(カテドラル編、サラゴサのピラール聖母教会)_b0291402_21384964.jpg

そして木製の祭壇。これはもう素晴らしいとしか言いようがありません。しばし、見とれてしまいました。

スペイン(カテドラル編、サラゴサのピラール聖母教会)_b0291402_21382718.jpg

中を一通り見学して、今度はピラール広場側から外に出ました。

スペイン(カテドラル編、サラゴサのピラール聖母教会)_b0291402_21392877.jpg

18世紀になり、教会の屋上に丸屋根が付け加えられました。
彩色タイルできれいに飾られてますが、18世紀のスペインは完全にキリスト教文化の時代。
ここでまた、イスラム風のドーム屋根が建造されたのが不思議ですが、これもまたスペインの文化なのだと理解しました。


サラゴサは今回で最終回です。
次回は世界遺産「アルカラ・デ・エナーレス」です。



Commented by blue-lulubul at 2014-10-31 16:50
旅プラスさん今晩は。「ピラール聖母教会の内部に残る聖母」さま。美しいですね。マリア像も稚拙な作りのものもありますものね。(生意気かしら?)私、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂の中のピエタの前であまりに美しくて涙が出て・・・夫を見失い大騒ぎをしました。
Commented by hironoinoi at 2014-10-31 17:25
こんばんは。
こちらは5年で完成したのですか?
凄まじい技術と人力ですね、信じられないくらいです。
支倉常長の遣欧使節団がこちらの土地まで訪れた
というのも、やはり当時から重要な教会であった
のでしょうか。
旅プラスさんが見とれたと言われていたのは木製なのですね。
私もしばし見とれてしまいました。
なんと細やかだけれど、聖人たちの動きが大胆ですね~。
観る=祈りの世界みたいで、信者の方々のよりどころと
なってきたのでしょうか。
屋根がカラフルで一見、イスラムの世界を連想させます。
丸い屋根というのも珍しいですね。
同じヨーロッパでも教会のつくりがこんなに違って
興味深いです。
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-10-31 20:32
blue-lulubulさん、こんばんは
上手な説明はできないのですが、聖母の奇跡が、サラゴサの聖母信仰のもととなり、
そのうちにスペインカトリック界の中心地のひとつとなっていって、
1681年にカルロス二世により現在の大教会に建て替えられました。

なので、教会の祭壇には必ず聖母様がいらっしゃり、その彫刻は全て素晴らしいものばかりでした。

>>ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂の中のピエタの前であまりに美しくて涙が出て
あれはミケランジェロの最高傑作です。確か1499年の完成でした。
僕はその後に現れたベルニーニの彫刻も大好きなのですが、それ以前の作品というとピエタの前にも、後にも
あんな素晴らしい彫刻は無いと思ってます。
そういえばミケランジェロのダビデ像はミケランジェロが3年の歳月をかけて完成させ、今フィレンツェにありますが、
初めて見た時の衝撃はピエタがはるかに上でした。
Commented by kaorunchoko at 2014-10-31 20:41
❤旅プラスさん こんばんは☆
今日も、本当に素敵な、綺麗な、ゴージャスな写真達に圧倒されています\(◎o◎)/!
↑の方も仰っていましたが、これを5年で完成って!!!又々ビックリです!
バロック様式って言うんだφ(..)メモメモ!こういうの大好きです!
そっかぁ~音楽も、絵画もバロックが好きなんだから、建築もバロックが好きで良いんですねヽ(^。^)ノ
これらの前に立ったら、私も動けないだろうな・・・
そして、完全に孤立だ、迷子だ、「わたし・日本人!スペイン語わかりましぇ~ん!」ってヤバいですよね(苦笑)
やっぱりツアーは無理そうだ。。。何時か行って実物見たいです(*^^)v

Commented by ayayay0003 at 2014-10-31 21:00
こんばんは^^
ピラール聖母教会の建物も素晴らしいですね(*^^)v
聖母の礼拝堂も豪華な作りに驚きました~(*_*)
ミサが行われていたということは日曜日だったのでしょうか?
そして聖母教会の側廊はバロックとのこと、華やかな造りです(^^♪
こちらのパイプオルガンも立派で聴いてみたいと思いました♪
木製の祭壇は本当に素晴らしいとしかいいようがないですね(*^^)v
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-10-31 21:05
hironoinoiさん、こんばんは
>>こちらは5年で完成したのですか?凄まじい技術と人力ですね、信じられないくらいです。
16世紀から17世紀は、アラゴン王国の首都サラゴサが最も繁栄した時代でした。それにしても凄いですね。

>>支倉常長の遣欧使節団がこちらの土地まで訪れたというのも、やはり当時から重要な教会であったのでしょうか。
支倉常長が訪れた時は、スペイン人の宣教師が帯同し、フェリペ3世とも謁見してるので、
スペイン国内ならどこにでも行けたのだと思います。ただこの教会が大改修される前なので、
訪れた時は、小さな礼拝堂だったようです。

>>旅プラスさんが見とれたと言われていたのは木製なのですね。なんと細やかだけれど、聖人たちの動きが大胆ですね~。
この木製の祭壇は「地球の歩き方」にも記述が無かったので、予想外でしたが、過去に見た木製の祭壇の中でも
一番印象に残る素晴らしいものでした。

カラフルな丸屋根というとイスラムを想像してしまいますよね。スペインの人たちは、イスラムが残した文化に
拒否反応も無く、むしろ建築の参考にしてるのかと思いました。
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-10-31 21:23
kaorunさん、こんばんは
>>バロック様式って言うんだφ(..)メモメモ!こういうの大好きです!
はい、建築にも長くてゆる~い流行があって、何百年もかけて、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロックと
移り変わりました。
と言っても、見かけはそう大きな違いがなくて、曖昧ですが、僕は潔く断定し、ブログに堂々と書いてます(笑)

>>これらの前に立ったら、私も動けないだろうな・・・そして、完全に孤立だ、迷子だ
ハ、ハ、ハ、ここじゃあ迷子にならないから大丈夫ですよ。
死ぬまでに行きたい!世界の絶景と言う本を買って読みましたが、もしその前に立ったら孤立も、迷子も上等!!
OKですよ、しばらく幽体離脱してみて下さい。
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-10-31 21:41
アリスさん、こんばんは
>>ミサが行われていたということは日曜日だったのでしょうか?
それが火曜日だったんですよ。何だったんでしょうね(笑)
でも50人くらいの信者が集まってました。

>>そして聖母教会の側廊はバロックとのこと、華やかな造りです(^^♪
大改修が行われた時代が17世紀で、バロックがローマで開花したのも17世紀ですから、ちょっと真似したのかも。
本当のバロックなら、もっとコテコテですから名付けると、華やかだけど、遠慮がちなバロックでしょうか(笑)

>>こちらのパイプオルガンも立派で聴いてみたいと思いました♪
本当にそうですね。やはり演奏は日曜日の午前中かもしれませんね。
ここのピラール祭りは、スペイン4大祭りの一つと言われてまして、10月12日前後の1週間は
60万人の人口が200万人になり、
外の仮設祭壇の献花式には20万人が参列するそうです。凄いでしょうね~
Commented by katcat2121 at 2014-11-01 22:47
こんばんは! K◎です!
お写真で この迫力と 美しさですから 実物を前にしたら ポカ~(o'д'o)~ン! ですね!
旅ぷらすさんのレポートが 分かりやすいので とても勉強になります!
あぁ~ いつか ゆっくり 回ってみたいものです!
宝くじ 当たれ~~~~~!
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-11-01 23:42
K◎さん、こんばんは
>>お写真で この迫力と 美しさですから 実物を前にしたら ポカ~(o'д'o)~ン! ですね!
特に写真の2枚目なんですが、ミサが行われていた礼拝堂はとても美しい祭壇でした。

>>旅ぷらすさんのレポートが 分かりやすいので とても勉強になります!
ありがとうございます。このシリーズですが、13件の世界遺産を廻ったので、誰もがうんざりするくらい、
似たようなスペイン日記が続きます。
厭きないで下さいね(笑)

>>宝くじ 当たれ~~~~~!
僕も当たるようにお願いしときます。通勤の時に通る小さな神社なので、ご利益があるかどうかは不明ですが(笑)
Commented by K◎ at 2014-11-05 00:01 x
こんばんは!
今日 ドンキホーテに行ってきたばかりなので 運命を感じてしまいました! (☆。☆) キラーン!!

1枚目の一葉の建物… 気になりますネ! 興味深々です!

>マヨール通り
いい雰囲気ですネ! 回廊になっているんですネ!
光と石畳の色が いいですネ! ブラボーです!

>アルカラ大学
こんに素晴らしい建物の中で勉強したら
自分のような物でも 頭がよくなりそうです! (*´σー`)エヘヘ

今回は 美人さんが いっぱいですネ! (≧∇≦)b
Commented by tabi-to-ryokou at 2014-11-05 08:15
K◎さん、おはようございます
>>今日 ドンキホーテに行ってきたばかりなので 運命を感じてしまいました! (☆。☆) キラーン!!
朝から快調ですね。座布団5枚です(笑)

>>1枚目の一葉の建物… 気になりますネ! 興味深々です!
あれ、昨日の16時にアップしたほうの日記ですね。
コテコテのムデハル様式でした。

>>光と石畳の色が いいですネ! ブラボーです!
夜19時の夕日が逆光で斜めから差してきて、いい感じでしたよ。

>>今回は 美人さんが いっぱいですネ! (≧∇≦)b
やはり大学のある街は違います。美人母娘に美人ママ、それから美人女子大生も沢山見かけました(笑)
by tabi-to-ryokou | 2014-10-31 16:00 | 世界遺産 | Comments(12)