スペイン(街歩き編、世界遺産グラナダの下町地区)
2015年 01月 06日
宿泊地のコルドバから、グラナダへは、約2時間30分の長距離バスを利用しました。
コルドバのバスターミナルは、コルドバ鉄道駅に面していて便利ですが、グラナダのバスターミナルは市街から離れているので、市バスか、タクシーで下町に向かいます。
下町の、観光の中心はカテドラルです。
1518年から建設が開始され、1704年まで工事が続けられましたが、塔の部分は未完成のままです。基礎的な構造はゴシック様式ですが、ルネッサンス様式も加わりました。
繊細な浮彫装飾のプラテレスコ様式や、アラブのムデハル様式が、装飾に採用されています。
そして、その圧巻は黄金に彩られた主祭壇。
素晴らしい祭壇で、特に天井部分のドームと、その下のステンドグラスが美しく、観光客の誰もが上を見上げて、感激していました。
主祭壇以外の祭壇にも見るべきものがありました。
この祭壇は浮彫装飾のプラテレスコ様式です。
カテドラルの次に、隣接してるという「王室礼拝堂」に向かい、真ん前の建物に2ユーロを払って中に入りました。
ここにも美しい装飾が沢山ありました。
天井のドームです。
アラブ式のモザイク模様が壁に刻まれてます。
ここでなんか変だと気付きました。
王室礼拝堂は、カトリックの王の霊廟で、大理石の立派な墓が置かれてるはずです。
そして霊廟にしては、この建物は明るすぎます。
受付の女性に、「地球の歩き方」の、王室礼拝堂の写真を見せたら、あっさりと、「NextDoor(隣ですよ)」と言われてしまいました。
じゃあ、「2ユーロで見せてるこれは何なのさ」 と思いつつも、16世紀前後の建造物が、あちこちにあるので仕方がありません(笑)
帰国してから調べたら「Palacio de la Madraza」、イスラムの神学校「マドラサ」の遺跡でした。これは「地球の歩き方」にも出てません。
再度、気を取り直して王室礼拝堂らしき建物へ。
古い建造物ですが、小さいし、入り口が左側の木の扉なので、これが霊廟の入り口とは思いませんでした。
イザベル女王と、夫のフェルナンド二世がここに眠りますが、内部は撮影禁止でした。
1504年~1521年にかけての建設で、カテドラルよりも古く、増改築が行われてないので、歴史的にも、美術的にも価値が高い建造物です。
この後、タクシーでサン・ニコラス展望台に向かいました。
ここからはアルハンブラ宮殿が一望できます。
後方の山はシエラ・ネバダ山脈。
アルハンブラの右側はアルカサバの城壁、左側はナスル朝宮殿。
そして手前はグラナダ最古の町並みが残るアルバイシン地区で、レコンキスタで追い払われたイスラム教徒は、この下町の周辺に移住しました。
8世紀前後からイベリア半島を支配したイスラム王国は、その最後の砦であった、アルハンブラ宮殿を1492年に明け渡し、陥落しました。
そして、白壁のアラブ風住居が残る下町地区(アルバイシン地区)は、1984年にアルハンブラ宮殿とともに世界遺産に指定されました。
グラナダは、アルハンブラ宮殿のみの観光だったので
この立派なカテドラルは残念ながら見てません^^;
本当に主祭壇は素晴らしいですね~☆
天井部分のドームの色はブルーグリーン?のような色ですか?
それに☆が金箔で描かれているのでしょうか?
その下のステンドグラスも見事ですし、さらにその下のフレスコ画?も素晴らしいですね~(^^♪
↑に上って見ることはできないのでしょうか?
なんかそばで見てみたいという衝動にかられます(*^^)v
王室の霊廟を訪ねたつもりが神学校遺跡って笑えますよね~(^.^)
イスラムの建物の壁はアラブ式のモザイク模様なんですね~
アルハンブラ宮殿だけかと当時の私(5年前)は思ってたので
とんだ誤解ですよね(笑)
アルハンブラ宮殿が一望できる展望台というのもいいですね~☆こちらも行かなかったのでまたまた行く場所が増えてしまいました~(笑)
いつもながら、素晴らしい旅行記ですね~☆羨ましい限りです。
*イスラムの神学校「マドラサ」の遺跡でした。これは「地球の歩き方」にも出てません。*←これぞ実際に行ったものでなければ分からない生きた取材ですね。
「アルハンブラ宮殿」は、行きたくてもどういうわけかいまだに行けないままです。
夫が趣味でクラシックギターを弾いていて、フラメンコもボチボチ弾いていましたが、最近は眼鏡で楽譜を見て、指で押さえるところはぼやけると言ってトンと弾かなくなりました。
触発されて話はとびますが、村治佳織さんのあの胸をかきむしられるような「アストウリアス」のイメージから、ちょっとした掌編小説を書いたことがありますが、どこへやったか?忘れてしまいました。齢を取るということはこういうことです。人生、不完全燃焼のままです。ごめんなさいね。愚痴を言わないで通っている私が何としたことでしょう!でも気持ちは元気ですよ。
>>グラナダは、アルハンブラ宮殿のみの観光だったので、この立派なカテドラルは残念ながら見てません^^;
私は逆で、アルハンブラ宮殿の「ナスル宮」の予約が取れず、誰もが行けるとこだけを観光してました。
>>天井部分のドームの色はブルーグリーン?のような色ですか?それに☆が金箔で描かれているのでしょうか?
星が金箔で描かれてるのですが、ドームの色はなんて表現したらいいのでしょうか。
おっしゃる通り、ブルーとグリーンの中間のような色なんですが、エメラルドブルーとでも言っておきましょうか。
>>↑に上って見ることはできないのでしょうか?なんかそばで見てみたいという衝動にかられます(*^^)v
この時代の教会は2階が無い所が多いです。同じ時代でもモスクなら、アヤソフィアみたいに上れるところが
ありますが、ここは手すりは見えてるのに観光客には解放されてないので、多分、人が1人しか通れないくらいの
狭い通路しかないんだと思います。
>>王室の霊廟を訪ねたつもりが神学校遺跡って笑えますよね~(^.^)
ガイド無しで歩くと、こんな間違いは日常茶飯事(笑)
でも、そこで見たモザイクは、2ユーロ払っても見たくなる、立派なものでした(笑)
またまた、ため息の連発!!!
主祭壇!綺麗~~!!!その次の豪華なのは、プラテレスコ様式ですか!
これも素晴らしいですね~
神学校「マドラサ」の遺跡!モザイク模様大好き~❤
どれもこれも綺麗過ぎて、動けませんね~~!また置いて行かれちゃいますね(笑)
最後の風景写真はまるで、ポストカードの様でとっても素敵です❤
素晴らしい景色ですね~!!!
スペインって言うとサグラダファミリアとアルハンブラ宮殿位しか知らなかったので(苦笑)
旅プラスさんのお蔭で、長期滞在のスペイン旅行に憧れます❤
やっぱりスペイン行ってみたいなぁ~…
>>←これぞ実際に行ったものでなければ分からない生きた取材ですね。
ガイドさん無しで、歩いてると、こういうドジはよくあります(笑)
2ユーロ払って、しばらく遺跡を見学してから気付いたのですが、遅すぎました 。
>>最近は眼鏡で楽譜を見て、指で押さえるところはぼやけると言ってトンと弾かなくなりました。
ゴルフのボールがぼやけると言って、ゴルフを止めた友人もいますから、誰もが避けて通れない道と思います。
>>村治佳織さんのあの胸をかきむしられるような
彼女、橈骨の神経が麻痺する持病をかかえてるそうですね。
あれだけ国際的に通用する演奏家なのに勿体ないです。
確か、最近はギターから離れて、楽しい新婚生活を過ごされてると思います。
彼女もあの輝かしい経歴からすると、不完全燃焼かもしれませんが、
人間気持ちの持ちようですからね。
彼女のアランフェス協奏曲は本当に胸に響きます。ファイト!!です。
スペインを気に入っていただけて、大歓迎です。
私もスペインの建築様式は曖昧にしか知らなかったのですが、今回、実物を沢山見たおかげで、
プラテレスコ様式も、ムデハル様式も、判別できるようになりました。
どちらも人間の手作業で、金箔をふんだんに使いますから、余程の財産がある国家でないと、建造は不可能です。
その点、スペインは全世界から金銀財宝を、貿易で掻き集めた
という歴史があるので、凄いことが可能でした。
今のギリシャ、スペイン、ポルトガルが財政難に喘いでいるというのが歴史の皮肉を感じます。
最後の1枚は、アルハンブラ宮殿を撮る定番みたいな場所なのですが、宿がコルドバで無ければ、
ここの夕景をじっくり撮りたかったです。
短い期間の旅行というと、なかなか思うようにいきませんが、それがまた旅行なんだと思います。
スペイン、いつか実現して下さいね。
どうしても最初はアルハンブラの方に注目が行きがちでしたが、グラナダの旧市街やカテドラルが思っていたよりも素晴らしくて、今回の旅で印象に残りました。
カテドラル内では装飾の美しさに目を奪われてしまって写真撮影を忘れてしまったので、今こうして内部の姿をまた見させて頂けて嬉しいです。
私達も王室礼拝堂がなかなか見つからなくて散々探し回りました。神学校の遺跡もあったのですね。こんなに素晴らしいアラブ式のモザイクが地球の歩き方に載っていないとは!
旅プラスさんのレポートがとても貴重なものになりますね。
もうパリに戻られましたか。
>>カテドラル内では装飾の美しさに目を奪われてしまって写真撮影を忘れてしまったので、
おっしゃる通りですね。あの主祭壇は本当に綺麗でした。
びっくりしながらも、写真は撮りましたけどね(笑)
>>私達も王室礼拝堂がなかなか見つからなくて散々探し回りました
一緒ですね。私が紛れ込んでしまった神学校と、王室礼拝堂は、僅か20mの距離でした。
今回のスペイン旅行では「地球の歩き方」に書かれてない、遺跡も数多く見ることができました。
参考になる情報も多いのですが、「地球の歩き方」というより「地球の省き方」みたいでした(笑)
CBF以来、rinkatuさんのブログを拝見していました。
こちらこそ、挨拶が遅れましたが、よろしくお願いいたします。
rinkatuさん地方は、雄大な雪景色ですね。
近くには白鳥の飛来地もあるみたいで、私は寒さには滅法弱いのですが、ちょっと羨ましいです。
また雪景色の写真を楽しみにしてます。
よろしくお願いします。
カテドラルの天井とステンドグラス、圧巻ですね👀
半日でも眺めていたい、そんな絢爛豪華さです✨
マルコはコルドバからグラナダの道をとぼとぼと歩いたのです。。。また絵本のもの悲しい絵が思い出されました^^:
>>ムッシュ〜!まんまと2ユーロ騙しとられましたな。
ハ、ハ、ハ、旅行中は、こういう失敗が山ほどあります。
2ユーロで、写真3枚分の経験と思えば、納得のいく「ドジ」でした(笑)
>>カテドラルの天井とステンドグラス、圧巻ですね👀半日でも眺めていたい
真上ですからね。そんなことしたら多分、首が痛くなって、夜眠れませんよ(笑)
でも何時間も見上げてる価値はあると思います。
>>また絵本のもの悲しい絵が思い出されました^^:
あ、でも大丈夫ですよ。フランダースの少年ネロとパトラッシュはアントワープの教会で死んじゃいますが、
3000里のマルコは、アルゼンチンで母と出会えて、2人でジェノバに戻ります(多分)。
なのでmaybe,perhaps,最後は明るいハッピーエンドだったような(笑)
>>村治佳織さん橈骨の神経が麻痺する持病をかかえてるそうですね
なんかで、そのニュースを見たのですが、それがテレビか、ネットか、ちょっと思い出せません 。
スマホで「村治佳織」さんと引けば、情報が出てくると思いますが、彼女は今は休養中だと思います。
>>どんな文明の利器を使っても所詮自分から抜けられませんね
私も似たようなもんですよ。好きなジャンルは、ネットから情報を得てますが、そうでないジャンルは
全く無関心だし、全くわかりません。(笑)