世界遺産(ベトナムのフエには最後の王朝が築いた王宮があります)
2015年 03月 30日
宿泊したホイアンから、世界遺産フエには、毎日のように日帰りのバスツアーが出ますが、フエに行こうとした日はあいにくベトナムの正月、しかも元旦。
ツアーは出ないので、車をチャーターしてフエに向かいました。
海沿いの道を進みますが、途中の山で霧に巻き込まれました。
でも元旦で道がすいてたせいもあり、フエまで普通なら片道3時間のところを、2時間半で着きました。
1802年にベトナムを統一し、グエン朝を開いたグエン・フォック・アインはフエに遷都し、北京の紫禁城を手本に、王宮を造営しました。
王宮門(午門)は、高さ約17m、二層式の中国風の建物です。
本来なら上に登れるのですが、現在は修復工事中で、一部がブルーのシートに覆われてました。
王宮は城壁と濠で囲まれた正方形で、1辺が2.2kmあります。
王宮門をくぐってすぐの池には数百匹のコイが泳いでおり、餌を買って投げ入れるとコイが集まります。
珍しい光景でもありませんが、韓国人が餌を買っては投げ入れてました。
王宮門の奥は、赤い屋根の平屋の建物で太和殿です。
ベトナム戦争で破壊されましたが、1970年に再建されました。
太和殿は即位式や、皇帝の誕生日に使用されたので、中央には皇帝が使用した王座が置かれています。
ホテルに戻ってから撮った写真を見たら王座の手前に「no picture」 の表示がありました。
気付きませんでした(笑)
さらに進むと、左右に長い回廊があります。
回廊の外はまだ王宮で、その先に、庭園やお濠があります。
回廊には彫金細工の絵が高い位置に架けられ、その1枚、1枚の絵はかなり精巧な細工でした。
庭の真ん中あたりにあるのは「太平楼」です。
王宮内には40もの建物が建てられました。
庭の景色です。
4つの川が取り囲んで自然の堀をなし、内堀や池もあるので、どこを見ても水風景が見えます。
そして見事な盆栽がさりげなく、置かれています。
ここまで来て、ようやく入り口と反対側の奥の濠です。
最後に菊の花を撮って見学を終わりました。
もしガイドさんがいたら1時間以上は説明を聴きながら歩くのでしょうが、ドライバーさんは駐車場の食堂で休んでおり、私1人がよくわからないまま40分程で1周してきました。
建物は中国式の建築様式が多く、形もそっくりですが、ベトナム戦争後に再建された建物にはバロックの建築様式も取り入れられており、王宮では近代ベトナム建築の変遷を見ることができました。
ちなみに王宮は陵墓と合わせて「フエの建造物」として1993年に世界遺産に指定されました。
再建された建物だけど、歴史を感じる作りですね。
赤色が、日本の「赤」とは少し違うんですね。
日本の赤はしっとりしてるけど、こちらの赤はガッシリごつい雰囲気。
異世界にびゅーんと飛ばされたような気分です。
盆栽がかわいい!
異国の道で、一枚目みたいに霧に包まれたらなんか怖い感じがしてしまいます^^;
チャ―ター車なんかだと特に・・・
それはさておき、修復中のブルーシートは残念でしたね^^;
ですが、中へ入ると太和殿の前はお花でいっぱいできれいですね。お正月だったからでしょうか?
皇帝が使用した王座は、さすがに金で豪華ですね~☆
気が付かずに写真を撮っちゃったところがらしくて笑っちゃいました(^-^)
回廊にある彫金細工も素敵だし、庭にある「太平楼」?って休憩する場所でしょうか?こんなのが40も?
黄色の盆栽がかわいいし、黄色の菊の花もこの時期に外で見るのは新鮮ですね(^^)v
珍しい世界遺産をありがとうございます♪
おっしゃる通りで、ここはまるで中国です。
ベトナムは紀元前の111年から、独立した939年までは、中国の支配下にありました。
なので1000年におよぶ支配の間に、水田や、絹織物、籠細工が伝わり、
建築も料理も、中国と似たような文化が成立しました。
特に建築はそっくりです。
ベトナム・中国の赤は、めでたい色なので、こういう王宮や、提灯・旗や、結婚式のようなお祝い事に使われます。
日本でも赤はありますが、これほどの赤ではないですね。
彼等は「めでたい」「威勢がいい」と言う時に使うのが赤なので、できるだけ派手な赤が合うようです。
異世界にびゅーんと飛んでいただけましたか。
この続きは、まだあって、ベトナムからカンボジアにも飛びますのでお楽しみに(^-^)
1枚目の写真ですが、ちょっとウトウトしてて、目が覚めたらこの景色でした。
いったい、どこに連れてこられたんだろうと、びっくりしましたよ。
ここで10分程休憩して、またフエに向かったのですが、山から下りていくに従い、霧も消えて無くなりました。
ここは宮殿なので、これくらいの花はいつも栽培してるのだろうと思いましたが、太和殿の前の庭は
花で埋め尽くされていました。
折角だからもっと花の写真を沢山撮れば、よかったですね。
皇帝の王座は「no picture」に気づいてれば撮らなかったので、気付かなかったのはラッキーでした。
これきっと、貴重な写真だと思います。
庭は広くて、劇場だったような建造物や、住居や、写真のような東屋風の建物とかが沢山ありました。
じっくり鑑賞すると1時間半から2時間は必要かもしれません。
昨日は、激痛に撃沈しました。。。
昨夜、今朝は痛すぎて号泣!さっき病院で、三度目マジ泣き!
おせっかいな石灰め<(`^´)>早く溶けてなくなれ~!!!
って、感じで、大将に朝一病院→会社と送ってもらい午後から勤務です(^_^;)
自分で運転して会社迄来る自信がありませんでした(+o+)
流石王宮!鯉も赤い物が多いと綺麗ですね!
どこかで鯉見た時、黒っぽいのが多くてちょっと残念でした。
見事な玉座!実は撮っちゃダメだったんですね(笑)
随分広い敷地、健康でないと、見学もちょっと辛そうですね(苦笑)
↑いま、超~~弱気なんで・・・
大丈夫ですか~~~
昨夜、日記の投稿が無かったので、きっと40肩が、痛くなって、寝てるんだと思ってました。
痛いときは、ブログも無理しなくていいんですよ。
マイペースで参加して下さいね。
鯉は、あまりに沢山いたので、ちょっと引きましたが、記念なので1枚だけ撮ってきました。。
王座は「ノーピクチャー」の案内に気付かずラッキーでした。日頃、ボ~~ッと歩いてるのが、役に立ちましたよ(笑)
おせっかいな、石灰をぶっ飛ばして下さいね。
珍しい建物ですね。初めてみました。どこでも王宮と言われるものは一見の価値があるものですね。ベトナムは衣食住すべてが西洋と東洋の中間なのですね。面白いですね~!
「ドライバーさんは駐車場の食堂で休んでおり、私1人がよくわからないまま40分程で1周してきました。」←ア・ハハハこれがあるから旅プラスさまの旅行記は楽しいで~す。(^^♪
ベトナムは東南アジアの中では、比較的洗練された文化がありましたが、あのベトナム戦争で、
社会基盤も、過去の遺跡も、破壊されてしまい、なにもかも失いました。
でも耕作できなくなった農地の復興から始め、ようやく戦前の規模に戻りましたが、
農地があり、農業で国民が食べていけるのが幸いしました。
これからは鉱工業化が進んでいくと思いますが、失われた文化の復興も期待したいですね。
ドライバーさん、どこに行っても友達が沢山いて、人気者でしたよ。
でも彼の英語は、何を言ってんだか、よくわからないのが残念でした(笑)